だいぶ日にちが経ちましたが、幾原邦彦展で買った図録を読んだので感想書きます。
さらざんまいは来週最終回です。
幾原邦彦展図録感想
やっと読めました。
幾原邦彦展とウテナ10周年図録を買いました。
幾原邦彦展
やはりイクニ監督のお若い頃、美青年です。
ウテナのキャラデザの元がリボンの騎士から来ているというのを見て納得しました。
オスカルのイメージがあったのですが、さらに前のキャラクターをイメージしていたんですね。
名前は蘭。コナンと被ってしまいますね。ウテナで良かったです。
各作品のページにキャラクターの台詞が載っていますがそれぞれが名言で考えさせられる台詞でした。
「自分の中に永遠の美しさを持っていないと弾けない曲なんだ。」
『光さす庭』ですね。
現実では有り得ない背景や状況が突然出てきて、キャラクターが何事もないかのようにしているところがウテナの魅力の一つだということを再認識しました。
ピングドラム。監督の声で2011年の震災以降から「僕たちの愛しいものは永久に存在しているものじゃない」ということを実感してしまったと語っていて、共感しました。
いつもどこかで怖さがあります。
さらざんまい。人力車で揺られてる姿がいつも可愛いなと思って見てます。
河童というと岩手県の遠野市の印象がありましたが、兵庫県の福崎市も有名なんですね。兵庫の河童怖いです。
今日は浅草に行ったのですが、サンリオのお店が出来ていてその前からキティちゃんの大きな顔の笠をつけている人力車がいました。
インターネットやスマホが発達したことにより、今はすぐに人と繋がれる時代です。
一方で簡単に途切れてしまうつながりでもある。
主人公たちのつながりが途切れないことを願います。
ウテナ10周年
ウテナ一色、イラストが大きく載っています。
金髪ウテナがインパクトありました。
金髪になると急に80年代くらいのアニメキャラに見えました(笑)三銃士感あります。
緑もありました。こっちはセーラームーンぽいかな。
「『ウテナ』を好きだという人は“超少女漫画アニメ”で表現している部分に惹かれているんじゃないかな」
監督のこの言葉を見てそれだと思いました。セーラームーンにも惹かれて止みません。
さらざんまい10話感想
これまで感想は書いていませんでしたが、あれから続けて見てました。
主題歌や挿入歌が各曲配信開始してます。
エンディングのスタンドバイミー
オープニングのまっさら
まっさらを歌ったバンドのメンバーの一人、飯田(めしだ)さんというベーシストが行方不明です。
ライブも中止になり、現在も見つかっていません。
もう失踪から10日間ほど経っていて、いなくなる前日は至って普通だったというので、もしかしたら何か事件に巻き込まれたのかと考えてしまいます。
無事に見つかって欲しいです。
ものすごくものすごく今更なのですが、さらざんまいのトレードマークの【ア】て、都営浅草線(よく東京メトロと間違われてますが都営地下鉄とメトロは別会社です)のマークをモチーフにしてたんですね。
こちらでTシャツまで作られています。
アは愛のあなんじゃないかと言ってる人もいて、そうなのかなと思っていたのですが単純に浅草のアだったんですね!
ですが愛という説も捨てきれません。
ずっと真武が別の人間になってしまったのだと思っていたので、記憶が残っていて、愛を告げたら機械の心臓が爆発してしまう仕組みになっていたとは気付きませんでした。
カワウソに操られ、翻弄され続けたふたりはしを持って安らかになれたのだと思います。
ふたりがカッパになったところ、漏洩シーンがかっこよかったです。
カワウソイヤァのダンスも歌も好きなので彼らがもう歌うことはないんだと思うと切ないです。
各キャラのさらざんまいのうたも好きです。可愛い。
可愛いけどこっちも歌詞を聞いてると切なくなります。
燕太(えんた)が生き残って良かったです。
3人のうちの誰かひとりでも欠けたら嫌ですね。
だから悠(とおい)も戻ってきて欲しいです。
最後に出てきたお兄さんは玲央の時みたいにまたカワウソが変身した姿ではと疑っています。
各キャラモチーフ考察
各キャラのモチーフを考察してみました。
先ほどアは浅草線と言いましたが、他のキャラもカラーがあるので当てはめられるかもと思って調べてみました。
もしかしたらアニメージュなどの雑誌で公式でこのキャラはこの路線発表されているかも分かりませんが勝手に考察します(笑)
だから浅草線でクイズラリーがやってたんですね〜。
Q1から早速分かりません(笑)明治150周年展示で見たような気がしますが写真は撮ってませんでした。
余談ですが、浅草のすしざんまいではコラボメニューが延長決定してました。
学生時代のアルバイト面接で酷い対応をされてからずっと根に持っているのですが店舗で働いている人には罪はないので一応紹介しときますね。
Kindleでさらっと読んでみましたが、7月号にはモチーフについては書いてなかったと思います。
濃密にインタビューが書かれていて細かくて全部は読めてません。
応募者全員サービスのアクリルキーホルダーが気になって、紙媒体を買おうか迷います。
矢逆一稀(やさかかずき)
浅草との関係で都営大江戸線と迷いましたが、色で考えると丸ノ内線かと思います。
丸ノ内=円の中を表していて、一稀は中心っていうこととも掛けてるのかなと思いました。
矢は地下鉄の矢印?
久慈悠(くじとおい)
これは迷わず東西線だと分かりました。
陣内燕太(じんないえんた)
これも有楽町線と迷いましたが銀座線で間違い無いでしょう。浅草駅に止まりますし。
燕太も陣内なので円の中の人間で、悠だけが円にいないのだなと思いました。
10話のラストで兄の誓から「円の外側に来い」と言われたのでそういうことかと。
ケッピ
けっぴって入力すると予測変換でカッパって出てくるところが流石です。
これは千代田線一択ですね。
新星玲央(にぼしれお)&阿久津真武(あくつまぶ)
レオマブについては該当色がないです。
無理矢理当てはめるとしたら、ふたりの中間色であるグレーの日比谷線ですかね。
これが日比谷線の頭文字も含め、交わりを意味しているのだとしたら末恐ろしいです。
吾妻サラ(あづまさら)
これも今更なんですけどサラってお皿と掛けてるんですね。今サラ、なんちゃって。ハイ。
半蔵門線一択です。浅草に行くには押上駅(スカイツリー前)で降ります。
久慈誓(くじちかい)
兄弟で遠いと近いなんですね(笑)
誓のマークも厳密に言えば該当色はないかなぁと思って、副都心線と迷いましたが有楽町線だと思います。
早見表
矢逆一稀=丸ノ内線
久慈悠=東西線
陣内燕太=銀座線
玲央&真武=日比谷線
ケッピ=千代田線
吾妻サラ=半蔵門線
久慈誓=有楽町線
地下鉄の路線によってつながりを表していたんですね。
つながりのある駅に降りれば誰かとつながることができる。つながりのない駅に降りてしまえばつながりは断ち切れてしまう。
浅い見方でこれだけ色々思いつくので、他にもあらゆる所でたくさんの意味がありそうです。
列車は銀河鉄道の夜や千と千尋などで神秘的というか異世界と繋がる乗り物という印象もあります。
おわりに
イクニ作品は漢字だけで構成された記憶に残りやすいワードがあって、それを思い出すと同時に作品を思い出すことができるところが素晴らしいです。
絶対運命黙示録、生存戦略、欲望搾取など。
さらざんまいは6月20日に最終回を迎えますが今からまた幾原監督の次回作が見たいと思っています。
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