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ストーリー
前回から引き続き、多宝丸と百鬼丸の戦いです。
城はまだ燃えています。
縫の方が井戸の抜け道から城の中へ行きました。
出口で寿海と会いました。
百鬼丸は多宝丸への攻撃をわざと外しました。
理由は本人も分かっていません。多宝丸に何故だと問われ、百鬼丸は
「ただ、同じだ。お前も。お前は、人だ」と言いました。
「敵わぬな。いや、私はずっと敵わなかったのだ」と多宝丸は言いました。
その後、多宝丸は鬼神に操られました。
多宝丸は自ら目玉を取り出し、百鬼丸に返そうとしましたが、床から鬼神が登場。
百鬼丸は鬼神を倒したので目は元に戻りました。
そこへ縫の方と寿海が駆け付けました。
縫の方は百鬼丸を抱きしめ「手を離すべきではなかった」と言い、
寿海が「その血にまみれた体に、鬼ではなく人を宿せ」と言い、菩薩像を渡しました。
2人に促され、百鬼丸は城を出ました。
多宝丸は縫の方に膝枕をされながら
「寂しい思いをさせました。でももう決して離れません」と言われ、亡くなりました。
燃え盛る城に寿海と縫の方はそのまま残り、炎に飲まれていきました。
目が見えるようになった百鬼丸はどろろに「綺麗だ」と言いました。
地獄堂の最後の鬼神像が崩れた。
その後、どろろは村人と武士や鬼神に頼らない、自分たちの国を作るために財産を使うことにしました。
百鬼丸は地獄堂に向かいました。そこには醍醐景光がいました。
百鬼丸は景光を刺そうとしてやめました。
「俺の行く道はそこじゃない。あんたも鬼神になるな。人として、生きろ」
と菩薩像を置いていきました。
『あの日、鬼神に縋らなければ。お前がこの国を継いでいたら。
醍醐の国の繁栄は、鬼神が欲するほどのお前のその生きる力の中に』
そう思った景光は泣いていました。
どろろは百鬼丸を待っていましたが琵琶丸に「百鬼丸は旅に出たのだろう」と言われ、村人たちと待つことにしました。
だが琵琶丸は思う。彼らの行く手に広がるのは決して血だまりだけではないと。
走るどろろ。どろろの姿がやがて少女から女性になっていき、その先には黄金の光に包まれた大人になった百鬼丸がいました。
感想
百鬼丸と多宝丸が戦っていた時の曲が舞台版の宣伝に使われていた曲でした。
そして台詞や状況も、舞台版とほぼ一緒でした。
ラストは少し異なります。アニメの方が百鬼丸とどろろの再会が明確です。
百鬼丸の背後が黄金だったのはミオが望んでいた黄金の田んぼなのだと思いました。
女性らしくなったどろろが赤い着物を着ていて、髪も長くなり、ミオに似ているなと思いました。
どろろと百鬼丸は村人たちと力を合わせ、国を繁栄させていくのだと思います。
醍醐景光が鬼神に頼らずに百鬼丸に国を任せていればと泣くところ。
本当に百鬼丸なら荒れた醍醐の国を立て直したかもしれないと思いました。
一方で、寿海に育てられたからこその強さもあると思います。
景光の下で育ったとして、今の優しく強い百鬼丸になれただろうかと。
その他にどろろが与えた影響も大きく、捨てられたからどろろに出会えたのだと思うので、
何事もなく百鬼丸が生まれたとして国が栄えたとは単純には言えないのかもしれません。
多宝丸が燃えていく城の中で兵庫と陸奥との幼い頃の思い出を思い出し、苦しんでいる姿が悲しかったです。
最後まで兄に敵うことなく、力尽きてしまった彼が悲しく。
それでも縫の方に最後に抱きしめられて旅立てたことだけは救いでした。
多宝丸の「敵わぬな…」の台詞が好きなのでアニメでも聞けて嬉しかったです。
最後のエンディング後のイラストは妖怪ではなく『どろろと百鬼丸』でした。
アニメどろろ。平成と令和を跨ぎ、ツークールお疲れ様でした。
動乱の戦国時代に生きることは逞しいどろろたちでも容易いことではないと思いますが、明るく生きていったのだろうと希望ある最終回でした。
どろろが国のリーダーになったのだとしたら、この時代に女領主ってかっこいいなと思います。しかもまだ少女。
50年ぶりのアニメ化、現代版のスタイリッシュなどろろを舞台版と共に存分に楽しませて貰いました。
ありがとうございました。
読者の皆様に支えられ、どうにか最終回まで感想書ききれました。
もう毎話のアニメ感想はやりません!!(笑)
体力勝負、大袈裟ですが命懸けで頑張りました。
これからは月曜夜にゆっくりできる!(笑)
来月には舞台どろろのDVDが届くので楽しみです。
アフトの感想も書けたらさらっと書こうと思います。
今後、アニメどろろはコミックマーケットにブースが出たり、原画展が延長したりと色々とイベントなどもあるようですのでファンの方はまだまだ要チェックです。
それではここらで締めます。
最後まで読んで下さりありがとうございました☆
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