映画『Pearl』パール 感想ネタバレ R15

映画『Pearl』パール 感想ネタバレ R15

映画『Pearl』パール 感想ネタバレ R15です。

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ホラー映画という情報だけで観てきました。7/7公開、字幕版です。

あらすじと結末


1918年、アメリカ
田舎の農場で暮らす少女、パール

車椅子に乗り、動くことも話すことも出来ない父親と、厳格でヒステリックな母と暮らしている。

パールは映画で見るダンサーになることが夢だが、母親がそれを許さない。

夫は戦場に出征中で、帰りを待っていた。
ある日町で映写技師に声をかけられ、恋をする。

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そんな中、夫の妹からダンサーのオーディションに一緒に行かないかと誘われる。
二人だけの秘密と言われたものの、母親に話してしまったパールは、猛反対される。

そして自分の人生を嘆く母親と言い争いになり、弾みで母を暖炉に押してしまった。
火だるまになり、火傷を負った母を地下室へ閉じ込めたパール。

映写技師の元へ駆けつけ、抱かれる。映写技師を自宅に招くが、地下からする物音を不審がられ、冷められる。

彼の感情が冷めたことに気がついたパールはヒステリーを起こし、彼を惨さつ

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オーディションのために赤いドレスに身を包み、父親にそれを見せると、涙する父親の息の根を止めた

オーディション会場では緊張している義妹と違い、自信満々のパールだったが、不合格に

泣き叫ぶパールを心配した義妹は自宅まで送り、私を兄だと思って心の内を話してと言った。

するとパールは義妹を夫に見立て、不倫をしたこと、両親を含めた人の命を奪ったこと罪の告白をした。そして自身の人生を嘆き、義妹を羨んだ。

自分も不合格だったのだと嘘をついていた義妹だったが、パールに問い詰められ、合格していた事を告白。罪の告白については、誰にも話さないと約束した。

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しかし家を出て歩き出すと、パールが斧を持って追いかけてきた。
必死に逃げ、誰にも話さないからと命乞いする義妹だったが、パールは容赦をしなかった。

遺体を切断し、ワニの餌にした。

自宅に戻り、母と父の遺体を食卓に座らせ、食事の支度をしたパール。

それから暫くして、夫が戦地から帰ってきた。

夫は家の中に入り、遺体のある食卓と腐った料理を見つけると、後ろからパールがおかえりなさいと言った。

満面の笑顔のパールだったが、次第に涙で顔を歪めていった

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感想


冒頭、明るくファンタジーな曲で始まり、まるで夢に羽ばたいていく少女の物語かのように始まりました。

ミッドサマーもでしたが、こういう騙し討ちのような作りが流行りなのですかね。

アヒルを刺したのかわいそうでした。

パール眉毛薄くて怖かったです。

罪の告白をしているとき、ずっとパールのを顔をロングで映していて、義妹の様子がわからないのが怖かったですね。

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最後の笑顔のシーンも、夫の様子はわからず。

そのままエンドロールに入って、だんだん泣き顔になるパールが不気味でした。

夫にどうしてこんなことになったんだと責められているのか。

ホラー映画あるあるですが、あの時あんなことを言わなければ、別の行動を取っていれば助かったのかもしれないのにと登場人物に思ってしまいました。

義妹が「オーディションで受かるのは町の中で一人だけ」という言わなければいいのにという発言や、家まで送らなければいいのにとか。

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夜にベッドで声を上げて泣いている母を想って、父を川に捨てようとしたパールの気持ちを思うと切なくなりました。

それなのに母親はパールを酷く責める。
惨めだと思っているのでしょう、本当はこうしたかったのでしょうと夫の首にナイフを突きつける。

夢を追う子供に対して酷い仕打ちです。

スターになる事を応援していれば、いつか本当にスターになり、暮らしを楽にさせてくれるかもしれないのに。

そうでなくても、日頃からあんなに父親の世話をしてくれているだけでも、感謝すべきではと思いました。あなたの夫でしょうと。

私は妻であり、母親ではない!と愚痴っていましたが、パールだって娘であり、母親ではありません。

まして自分で選んだ夫ではなく、ただ父親の元に生まれたというだけなのに。可哀想です。

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ドレス姿を見た時に涙した父親も切なかったです。

美しい娘だと思ったのか、そんな娘に負担を強いたことを悔やんだのか。

閉塞的な世界で、抜け出すこともできない苦しみ。現代でも国を問わず存在する不幸だと思います。

何不自由なく、オーディションにも受かった義妹が羨ましく、妬ましくも思うでしょう。それでも、優しく接してくれた彼女に手をかけるなど最低です。

あともう少し辛抱すれば、夫が帰ってきたのに。帰ってきたところで、農場からは逃げられないようでしたが。

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R15なのが不思議なくらい過激でした。普通に女性の下半身出てましたし。R18でもいいのではと思いました。基準がよくわかりません。

映写技師の男は軽薄でした。人妻に色目使うなよと。

パールはまだ若いのだし、これから他にもチャンスが巡ってきたかもしれないのに、短気を起こして何もかも破壊してしまった。母親が火だるまにさえならなければ。

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スペイン風邪の描写は、コロナとかけているのかなと。

豚肉の丸焼き貰ったのに、施しは受けないとつっぱねる母親がめんどくさい人だなと思いました。

おわりに


パールの人生を映画として見ているような作り方でした。エンドロール後にPearlと呼ぶ声と文字が出てきたり。
作品の中で彼女はスターになれたんだよってことかなと思いました。

オーディションでダンスを披露している時、背景が戦争中の様子で、雑に合成したような映像で気持ち悪かったです。

追記
昨年公開のXという映画の前日譚ということでした。アマプラで見れるので見てみます。


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