舞台『千と千尋の神隠し』in帝国劇場 橋本環奈×上白石萌音 両方見た感想 どっちがおすすめ?3/20昼、夜貸切公演 キャスト挨拶レポ
東宝創立90周年記念作品です。
世界初演、初舞台化で、あのレ・ミゼラブルのミュージカルを演出したイギリスのジョン・ケアード氏が翻案・演出を手掛けています。
マチソワ続けて、両方観ました。
橋本環奈さん 1階席後方で観劇ソワレ貸切公演 挨拶あり
上白石萌音さん 2階席後方で観劇
当初は橋本さんをよく知っているので、橋本さんだけ見ようかと思っていましたが、上白石さんも気になり始め、見ることにしました。
橋本環奈さんは映画でよく見ています。舞台初経験ということです。初舞台で千と千尋とは、すごいですね。
上白石萌音さんは、美女と野獣のディズニーオンクラシックでベル役として見たことがあります。
ハク役は、三浦宏規さんが、ミュージカル刀剣乱舞の髭切役でお馴染みです。
三浦さんはもう帝劇常連というイメージがあります。
千と千尋はジブリ作品で一番好きな作品なので、期待してました。
観客はほぼ原作アニメを見たことがある人ばかりだと思いますが、見たことがない人だと、どうなっているか分からないシーンもあるかもしれないと思いました。
もしこれから舞台を観に行く方で、原作アニメを見てない人は、見てから行くことを強くお勧めします!
出演者はほぼWキャストで、日によって組み合わせも異なるのでご注意ください。
公演場所/アクセス
帝国劇場
地下鉄各線 日比谷駅 B2、B3出口すぐ
有楽町線 有楽町駅 B3出口すぐ
JR 有楽町駅 国際フォーラム口 徒歩4分
主要出演者一覧 昼の部
役名 キャスト名 読み方
千尋 橋本環奈
ハク 三浦宏規
カオナシ 辻本知彦
リン 妃海風(ひなみ ふう)
鎌爺 田口トモロヲ
湯婆婆/銭婆 朴璐美(ぱく ろみ)
主要出演者一覧 夜の部
千尋 上白石萌音
ハク 醍醐虎汰朗
カオナシ 菅原小春
リン 咲妃みゆ(さきひ)
鎌爺 橋本さとし
湯婆婆/銭婆 夏木マリ
マチネ、ソワレの各感想
【注意】
これから書く感想はあくまで個人の感想です。
大前提として、それぞれのキャストさんとても良かったです。
それは違うよ!など色々思われるかもしれませんが、繰り返しになりますが一個人の感想に過ぎません。
作品に対する感想に対しても同じです。
私が思うこと、読者様が思われることは、同じとは限りません。
十人十色の考え方、感じ方があって良いと思います。
それを念頭に読んで頂けますと幸いです♪
いつもはこんな注意事項は記載しませんが、各方面に強火の人が多そうなので書きました(笑)
昼公演の感想
・千尋の声が高くて可愛かったです。
今日から俺は!!の京子のぶりっ子バージョンも好きです。
可愛い声だと可愛さと色気が増し増しでした。
・千尋が肩や背中を出しているシーンがあるのですが、肩や腕が真っ白で綺麗でした。
同じ女性でもドキドキしました。
・黒衣さんが大変そうと思いました。持ち上げたり肩車したり。
・千尋がおにぎり食べて泣くところや、電車に乗っているところ、ハクと空を飛ぶところが泣けました。
・妖怪の格好がすごく凝ってました。
・小さな列車が舞台上を走って行きました。
・湯婆婆のところにいる、3つの頭の妖怪(頭、かしら)が人が操っていますが、ふんどし姿で出てきて衝撃でした。
ふんどしである必要あったの!?と思いました(笑)
千尋の周りを赤いふんどし姿でぐるぐる回ってるのが変態感がすごかったです。
胸毛すごい見ました(笑)
・湯婆婆の顔が大きくなるのが、パーツを何人かで合わせていて、目がぎょろぎょろしていて怖かったです。
・ハクの舞うような動作がかっこよかったです。ターンしながらはけていったのがすごかったです。さすが、バレエ経験者だと思いました。
そして、ハクが舞って消えた後に龍が出てくるシーンが感動しました。
・花の道を通るところがロマンティックで感動しました。
花は人が花になって動いていたのですが、童話の世界のようで素敵です。
橋本さんのポスターになっているシーンですね。
このシーンは、原作アニメでもとても印象的で綺麗なシーンで大好きです。
あの花の園を抜けて行く立体感を、よく表現したと感激しました。
・おクサレ様のゴミをみんなで綱引きして取るシーンも感動しました。
・浄化され、よきかな、となった後、客席前方、上空まで川のヌシ様が飛んできたのが驚きました。
・ヌシ様を人が操っていたのですが、それが大きく旗を振る感じでかっこよかったです。
・カオナシのダンスがキレッキレでした。
・電車に乗って移動している時の泣ける曲、「6番目の駅」。切ない曲です。
・銭婆の花柄のティーポットが可愛かったです。
・髪留めは原作の紫ではなく水色でした。
遠くからでも、赤い髪留めとの違いが見えるような色にしたのかもしれません。
・ラストは原作と異なり、ハクが最後に白い花びら(氷のようでもある)のようなものを吹き散らし、千尋の文字が浮かびました。
それを見た千尋が笑顔になります。
・カテコでスタオベになり、みんな嬉しそうな笑顔でした。
・全体的にアニメで感動したところは、舞台でも感動しました。
・ジブリの音楽の素晴らしさを再認識しました。音楽だけで泣けました。
夜公演の感想
2階席の方が殆どの場面で見やすくて衝撃でした。かなり離れていたのにです。
1階席は高低差があまりなく、前の人の頭で見えにくいところが多々ありました。
それでも運良く、前に一人いなかったので、広めに見れました。
・上白石さんを見て、千尋がいる。と思いました。
・ハクも、出てきた時にハクだ。と思いました。
・ビジュアル、雰囲気的にはこの二人が原作に近いと思いました。
・千尋の髪の毛は地毛かウィッグなのか分からなくて目を凝らしていたのですが、地毛かな?と思いました。
上白石さんのポニーテールが、千尋のぽってりして毛量の多い感じが似てると思いました。
・醍醐さんは、切長の目で、涼しげな感じがハクに似ていると思いました。
普段の写真を見ると、そんなに目が細い感じには見えないので、メイクや表情もあると思います。
・1階席からは見えなかった、リンの持っていた桶いっぱいの色とりどりの金平糖が見れて嬉しかったです。
・物も殆どを人で表現していました。
花瓶やエレベーターのレバーも人でした。
レバーが人の手をグーにしていて、リンがグーで上げるように合図したのが面白かったです。
・台詞や動作が昼のキャストと異なったため、アドリブがあるのだと思いました。
・川のヌシ様を解放して金扇子でみんなで踊っている時の千尋の笑顔が可愛かったです。
・龍ハクが怪我をしてボイラー室にいる時に、人間に変わるために人間ハクが高速スライディングしているのが見えてかっこよかったです。
・湯婆婆がバスローブの時に飲んでる飲み物にレモンの輪切りが差してあって、原作と同じだ、と嬉しくなりました。
原作のあのお洒落ドリンクすきです。
・ハクと千尋の別れの時、ハクが千尋の肩を抱いた時に涙が込み上げました。
千尋とハクのあの丘が見えました。
・最後に花のようなものを散らすハクが美しかったです。
・千尋の最後の表情が泣き笑いのように見えて泣けました。
カテコレポ
上白石さんより挨拶
貸切ですよ!
早いものでもう東京公演が折り返しに。早いですよね?(周りにといかけ、周り反応鈍く)まぁ、人によるかもしれませんが(客席笑い)
こんな中、感染症対策などバッチリして来ていただいて、本当にありがとうございます。
また、貸切公演をしてくださったおけぴ、ぴあさんありがとうございます!と、ご挨拶とさせて頂きます。
カテコ感想
上白石さん、すごくしっかりして、芯のある女性なんだと思いました。最初の第一声で、千尋とのギャップがあって驚きました。
醍醐さんの笑顔が可愛かったです。もう醍醐ハクにメロメロになりました(笑)
帰りの電車でも、今日のハクは〜と話している女性たちがいて、何度も観に行ってるのかなと思いました。
カテコで蛙がおばたのお兄さんだと分かりました。
カオナシが女性で驚きました。
キャスト陣、何度か出てきてくれましたが、最後に上白石さんが退場する際に片足を上げて、跳ねて去っていって可愛かったです。
舞台版を見て千と千尋を想う
2.5次元舞台を見て、原作アニメの千と千尋の謎、魅力について考えました。
リンはどうしてあそこまで良くしてくれたのか、ハクの川は埋められ、マンションになってしまったけれど、ハクは戻れるのかなど。
舞台版は、原作よりも希望がある終わりに思えました。
もしかしたらハクは、別の命になって戻れるのかもしれないと思いました。
リンが千尋にとてもよくしてくれたのは、ハクや釜爺が好きだからと、外の世界へ憧れがあるため、外の世界から来た千尋にある種の喜びがあったのだと思います。
前述しましたが、本当に久石譲さんの曲が神なんですよね。「神さま達」は元気が出ます。
平原綾香版の「いのちの名前」おすすめです。
千と千尋ではないですが、同じアルバムの
「なごり雪」も大好きです。
そして、宮崎駿監督も言うまでもなく天才だと思います。
男女のピュアな恋愛が上手いです。
とても純真で、お互いだけを想っていて、相手の為なら危険を冒すことも厭わないというような。
少年少女の無垢な愛は多くの人に愛されるテーマです。
どっちがおすすめ?
結論としては、両方おすすめ!ですが、原作ファンには上白石版をおすすめします。
理由は、感想にも書いたようにビジュアル、雰囲気が近いからです。
特に、上白石&醍醐ペアがおすすめです。
ふたりの空気感がまさに千尋とハクでした。
演技に関しては、どちらの俳優さんもとても良かったですし、各シーンでここは上白石さんが良いな、ここは橋本さんが良かったな、などあったので、どちらも見れるとより楽しめると思います。
千尋だけでなく、ハクやリンもそうでした。
この3人のキャラクターは好きなキャラクターなのでよく見てました。
後で知ったのですが、上白石さんがメディアで、「このお仕事を始めて、初めてこのビジュアルにいけるっていう自信がありました」と語っていました。
今まで離れ目や丸顔、低身長にコンプレックスがあったけれど、この容姿で生んでくれてありがとうと、お母様に思ったそうです。
(会場にあったフライヤーです)
離れ目ってチャームポイントだと思いますけどね。小松菜奈さんなんかも離れ目女子ですが美人ですし、夫の菅田将暉さんが猛アタックしてご結婚されたと聞きます。
もちろん内面が素敵だったからというのもあると思いますが、離れ目は魅力の一つなので、上白石さんにも自信を持って欲しいです!
確かに美少女的な華やかさでは橋本さんだと思いますが、上白石さんは笑顔がすっごく可愛くて癒されました。
そして、ご自身でも自信がある仰っていたように、千尋そのものでした。
橋本さんはビジュアル的には千尋に似ていませんが、おにぎりのシーンは感動で涙しましたし、美少女版千尋という感じで良かったです。
観劇後に知ったのですが、おにぎりのシーンがお気に入りということで、お気に入りなだけある、心打たれる演技でした。
三浦さんのハクもおめめが大きくてキラキラだったので、お二人の千尋とハクはすごくキラキラしてました。
舞台は顔が大きい人が向いていると言われるくらいですし、はっきり見えて華やかなのはとても良いことです。
まとめ
【あくまで個人の感想です】
・基本的に両方おすすめ
・原作ファンには上白石&醍醐ペア
・リンは咲妃みゆが原作に近い
・迫力あるリンを見るなら妃海風
・美少女千尋を見るなら橋本環奈
・舞が華麗なハクを見るなら三浦宏規
・全キャストそれぞれ良さがある(超重要)
ぜひ、全キャスト見て欲しいです。
全体の感想
橋本さんと上白石さん以外は、特にキャストを気にせずにチケットを取ったのですが、上手いこと分かれてて楽しめました。
朴璐美さん好きなので、湯婆婆見れて嬉しかったです。
夏木マリさんは、原作で声優されてますね。
69歳というのが驚愕です。
このお年であのすらっとしてシャンとしてて元気な演技。素晴らしいです。
セットや衣裳も素晴らしい。
ああいった妖怪が出てくるアニメの世界を表現をするのは、かなり困難だと思うのですが、迫力があったり、細かく再現していたり、オリジナリティがあったりして感嘆しました。
あとハクの髪がツヤツヤで見入りました(笑)
昼の部では観客がよく泣いていて、夜の部では笑いがよく起こっていて、雰囲気が全然違いました。
その時の客層でも、感じ方が変わるかもしれませんね。
おわりに
橋本環奈を生で見てみたいという夢が叶いました。
家族がとあるイベントで橋本さんを見たことがあり、すごく可愛かった!と言っていたので、いつか見たいなぁと思っていました。
リンとお饅頭を食べているシーンで、前髪を直していたのが美意識高い感じがして可愛かったです。
三浦さんも見れて良かったですし、上白石さんの新たな魅力を知ったり、醍醐さんにハートを撃ち抜かれたり、リンがかっこよかったり、泣いたりキュンとしたりして一日で千と千尋を大満喫できました。
アナウンスでは鎌爺が出てきたり、遊び心ありました。
もうチケットないので観に行けないですが、もしも配信があったら見たいです。
昼はアナウンス聞けなかったですがカメラさんがいて、夜はカメラが入りますのでご了承下さい、というアナウンスがありました。
今はテレビや円盤用かもしれませんが、ちょっぴり大千穐楽の配信を期待してます。
いまチケットがない方も、当日券があるかもしれないので、公式サイトによると、前日に当日券専用のダイヤルに電話するとのことです。
やはり現地で観ると感動が増すので、興味を持たれた方はおすすめします。
東京が終わった後は地方公演がありますので、各地のファンや、遠征に行かれる方は楽しみですね。
大好きな千と千尋を舞台で見れて本当に良かったです。
今後まだまだ公演が続きますが、キャスト、スタッフの皆さま、くれぐれもお体にお気をつけください。
ありがとうございました☆
追記
7/3、7/4、共に12時〜の、前楽、大千穐楽の配信が決定しました!おめでとうございます!
生で見たペアとは変わっていて、見るのが楽しみです。
Huluで独占生配信とのことです。
上白石&醍醐ペアがおすすめとは書きましたが、どのキャストも本当に素敵なので、ぜひ、どっちも見てください♪
再追記
2024年3月に再演決定しました!
キャストは一部変更になっていますが、2023年の初演版を観れなかった方はこの機会にぜひ!
千と千尋の神隠し絵コンテ全集
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