ミュージカル刀剣乱舞『江水散花雪』初日 愛知公演配信 感想ネタバレ 刀ミュ

ミュージカル刀剣乱舞『江水散花雪』初日 愛知公演配信 感想ネタバレ 刀ミュ

ミュージカル刀剣乱舞『江水散花雪』初日 愛知公演配信 感想ネタバレ 刀ミュです。

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初日は配信で見ました。
配信で見て、現地で見たかったなと思いました。

みよくが観に行く日はまだまだ先なのですが、今から楽しみです。

タイトルの読み方と意味

読み方はこうすいさんかのゆきです。
ファンは江水と略しています。
→後にかのゆきと呼ばれていることも判明しました。良いですねかのゆき

意味は、月岡芳年(つきおか よしとし)という明治に活躍した浮世絵師の、同名作品から来ています。

浮世絵『江水散花雪』は、桜田門外ノ変を題材にした作品です。

想像ですが、恐らく

江→江戸城
水→水戸藩
散花雪→花のように散る雪(雪花:せっか、ゆきばな)

かと思われます。

主要出演者一覧

役名 人間時の名前 キャスト名

刀剣男士

和泉守兼定 兼丸 有澤樟太郎
大包平(本部隊の隊長) 松島勇之介

山姥切国広(井伊家にいたことがある) 加藤大悟

小竜景光(元の主の一人に井伊直弼) 竜介 長田光平
南泉一文字 猫丸 武本悠佑(ゆうすけ)

肥前忠広 石川凌雅

人間キャスト

井伊直弼(なおすけ)
俵木藤汰(たわらぎ とうた)

掃部助(かもんのすけ:掃部寮の次官)、後に掃部頭(かもんのかみ:掃部助の上)に昇進、さらにそこから大老(たいろう:将軍の補佐役の最高職)に昇進。
桜田門外の変で命を落とす。

桜田門外ノ変
安政7年3月3日(1860年3月24日)、江戸城桜田門外で水戸藩からの脱藩者と薩摩藩士により井伊直弼が暗さつされた事件。

吉田大次郎(後の吉田松陰:しょういん)
遠藤雄弥

長州藩士だったが、脱藩。
叔父の玉木文之進(ぶんのしん)が開いた松下村塾(しょうかそんじゅく)を継ぎ、高杉晋作伊藤博文など多くの塾生を指導した。

梅田雲浜(うんぴん)という人物について事情聴取をされている際、老中(ろうじゅう:大老の次に偉い役職)間部詮勝(まなべ あきかつ)暗さつ計画聞かれてもいないのに自白したことにより処刑。

計画の発端は、井伊直弼孝明(こうめい)天皇(第121代目)の、外国と交流したくないと言う意思を無視し、日米修好通商条約(アメリカとの間で結ばれた貿易の条約)を締結したことから。

間部は井伊直弼の手先として、条約の反対派を弾圧(安政の大獄)していた。

尊王攘夷(そんのうじょうい:天皇を尊び、外国と交流したくない)の思想がある吉田は激怒し、暗さつを計画した。

会沢正志斎(あいざわせいしさい)
犬飼淳治(いぬかい じゅんじ)

水戸藩士で水戸学の学者、思想家。
尊王攘夷について著した『新論』を発表。
吉田松陰に影響を与えた人物。

水戸学
儒学(目上、偉い人を敬い、従いなさいという教え)を中心にした国学(日本の思想と文化を研究)、史学(歴史)、神道(様々な神様を信仰する多神教)を結合させた学問。

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あらすじと結末

幕末(1853〜1868)に派遣された顕現されたばかりの刀剣男士、大包平、小竜景光、南泉一文字

そこに時間遡行軍が襲来。
戦いの最中、刀剣男士らは吉田大次郎(後の吉田松陰)、井伊直弼と出会う。

吉田と井伊は意気投合

しかし、かつての主である井伊直弼と吉田松陰は、出会っているはずがないと小竜景光。

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小竜は、吉田松陰の後をつけることにした。
大包平と南泉一文字は井伊直弼の傍にいることに。

一方その頃、山姥切国広は審神者から大包平たちの元へ向かうよう頼まれる。

山姥切国広は、審神者から頼まれたのではなく、自分が勝手にしたことにすると言った。

さらに、あの世界のことを知っている誰かをつけてくれないか。長義がいいが、あいつが嫌がるか。と言う。

すると審神者は、肥前忠広を推薦。肥前忠広はあの時代にも精通していると。

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井伊は吉田から「脱藩します。次に会う時はあの世かもしれません。」という手紙を受け取る。

吉田は会沢正志斎(あいざわせいしさい)に会いに行き、水戸学の師事を仰いだ。

山姥切国広と肥前忠広は大包平と合流せず、山姥切は番傘を貼って日銭を稼いでいた。

井伊と吉田が文通をしている以外に歴史に変化はないとし、留まっていたが、肥前は単独行動を開始

井伊は藩主、毛利敬親(もうりたかちか)に吉田の脱藩を許すよう手紙を書いた。そして許された。
さらに、吉田を側近にしたいと手紙を送った。そして吉田が快諾

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これは歴史にないことだと焦る小竜たち。

その後、大包平たちは山姥切国広と合流

そこへ時間遡行軍が再襲来。

小竜は黒船を見に行きたいと小船に乗る吉田について行った。

大包平たちが敵との戦いで苦戦しているところへ、極の修行から帰った和泉守兼定が参戦。

和泉守は、幕末に詳しい刀が他にもいる中で自分が派遣されたのは、修行の旅から戻ったのが一番早かったからだと山姥切に言った。

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今の歴史で良いのではないか、と言う南泉に和泉守が正しい歴史と、歪んだ歴史の現状を解説。
本来起きる筈の安政の大獄、桜田門外ノ変が起きないと。

それでも南泉は本来命を落とす筈の井伊直弼と吉田松陰が生きている今の歴史は、人の命を守っているから良いじゃないかと言う。

肥前は史実で暗さつされている筈の人間を斬り、歴史を正そうとしていた。その中でかつての主、岡田以蔵に出会い、剣を交えた。

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肥前は人斬り以蔵と呼ばれた岡田に、「人を斬って何になるんです」と諭され、雄叫びを上げた。

徳川慶喜(よしのぶ)が井伊直弼、吉田松陰と共に近代化を進められ、慶喜は大政奉還をした。

天皇を中心とした新政府が樹立し、それらの改革は慶応維新と呼ばれた。

人々が新たな時代に湧き、ええじゃないか、ええじゃないかと大騒ぎしている中、突然時が止まった

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歴史が政府により、放棄された。

放棄された世界から、刀剣男士たちは抜け出さなければならなくなった。

放棄された瞬間、人間たちが狂い出した。それらから逃げつつ、出口を探す刀剣男士たち。
異物と判断された時間遡行軍も、人間から襲われる

山姥切国広は、井伊直弼と吉田松陰が出会った時点で放棄されることは決まっていた。政府も予測出来なかった不足の事態だ、と言った。

山姥切は、大包平にかつて仲間が折れたことを語り、大包平、俺のようになるなよ、と言った。

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小竜は吉田松陰を、南泉は井伊直弼を斬った。

刀剣男士たちは、時の流れの入り口を見つけた。そこは井伊直弼たちと出会った場所だった。

巨大な扉があり、それが閉じようとしていた。
和泉守は時間遡行軍に扉を開けるのを手伝わせた。

苦戦しながらも時間遡行軍と共に扉から出て行った刀剣男士たちだったが、敵を抑えるため、山姥切国広が取り残されてしまった

山姥切がこれで終わりかと諦めたところで、大包平が扉をこじ開け、刀剣男士たちが戻ってきた。

無事に放棄された世界から抜け出した刀剣男士たちは、正しい歴史の桜田門外ノ変を見届けた

刀剣男士たちは山姥切国広の奢りで蕎麦を食べに行った

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感想

唸る面白さでした。
静の海のパライソも唸りましたけど、兼さん以外刀ミュでは新刀剣男士という中で、ここまでの作品を観れるとは。

最初に配信を見たときは、いつ兼さんが登場するのか気になって集中できず、いざ出てきたらまさかの極の姿で集中できずでしたが、ディレイで改めて見て、より面白いと思いました。

山姥切国広のバイトシリーズ最高でしたね。

傘貼り、草鞋編み、浮世絵描き。器用にも程があります。

浮世絵絵のボツになった絵の中に、桜田門外ノ変、戊辰戦争があったというのが、正しい歴史を伝えたいという思いがあったのかなと思って切なくなりました。

切ないといえば、土方歳三薬売りとして大成功したのを兼さんが見たのも。

平和な世界で命の危険なく、裕福に暮らせてるわけですよね。兼さんはそれを見てどう思ったのでしょう。

岡田以蔵を斬って泣いた肥前に
泣けよ。俺は泣いたぜ。一回だけな」と言った台詞が大好きでした。むすはじですね。

むすはじの最後で修行に出てましたからね。

最初に帰ったのが兼さんということで、これから続々と極の姿の刀剣男士が登場する可能性がありますよね。楽しみです。

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他に好きな台詞
・兼さん
政府の判断が間違ってたらぶっ飛ばす

政府ぶっ飛ばすっていう考えがあるんだということに驚きましたし、VS政府のような図式も各本丸であるのかなと思いました。

・大包平
この世界から脱出するぞ。全員でな!

撤退する!当然、全員でだ!!

ここで刀剣乱舞が流れるの激アツでした。
盛り上がりが凄かったですね。

兼さんが助けに来たシーンの盛り上がりも凄かったですが。まさにヒーローショーでした。

・山姥切国広
お前に会えるのはもう少し先になりそうだ。

折れた刀に言ってるんですね。誰なんでしょう。本作では誰なのか最後まで分かりませんでした。

・小竜景光
なんてことないよ。たくさんいた、主の一人さ!

小竜の強さと心配をかけさせまいという優しさが見えました。

・大包平
蕎麦、食いに行くぞ!!

こんなかっこいい蕎麦食いに行くぞが他にありますか。拳突き上げて蕎麦屋まで走りたいです。

番外編
山姥切がバイトで稼いだお金をたかられてる

可哀想と思いつつ、そんなに稼いで何に使うつもりだったんだい?と思いました。
もしかして貯金とかしてるんですかね。

・肥前は台詞というより存在そのものが好きでした。
ぶっきらぼうだけど、任務の為に懸命に一人で行動する姿に惚れました。

最後の一座の座礼。かっこよかったです。

大体、2部の方が盛り上がったり歌が好きだったりするんですが、本作は1部の駆け上がり方が凄かったですし、歌も好きでした。

兼さんのソロ曲が特に好きでした。
山姥切国広は歌が上手いですね。帝国劇場が見えました。

私の中の刀ミュ帝劇トップ3に入りました。ちなみに残りの2人は鶴丸国永髭切です。

2部では小竜景光の色気にやられました。元々、小竜景光は好きで刀ミュ、刀ステに出ることをずっと願っていました。想像以上の良さでした。

あと2部でも兼さんがポニーテールで嬉しかったです。もう極前の兼さんは見れないのだろうか?という寂しさもあります。

兼さん極め前のあの髪型はシルエットがインコちゃんみたいで可愛いのです。

大和守安定なんか、極になるとガラッと雰囲気変わりますよね。

兼さんの極については、パンフレットでネタバレ、ネタバレと言われてたので、もしかして?と予想はついてましたが、いざ目の当たりにすると大興奮でした。

まだ読めてないですが、ドドンと写真が掲載されているそうです。

井伊直弼と吉田松陰の時間が巻き戻るシーンTENETみたいで面白かったです。

カーテンコール

泣いちゃいました。
舞台裏の円陣の掛け声「俺たちはやるんだ!!」を聞けるとは。

強い覚悟、作品に賭ける想いを感じました。最近はバタバタと作品の中止が相次いでいます。いつ、どうなるか分かりません。

当サイトでも記事にした、舞台BANANAFISHも、コロナにより残りの全公演中止が発表されました。観に行けたことが奇跡でした。

みよくが江水散花雪を現地で見れるのはだいぶ先なので心配ですが、無事を祈ることしか出来ません。

チケットを持っている方、観に行ける方、その目で奇跡を噛み締めてきて下さい。一度として同じ公演はありません。

兼さんの見惚れてる?はむすはじを思い出しました。
すごく現地で見たかったですが、兼さんが黒い箱の向こうのこちら側に話しかけてくれたことで大満足でした。

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おわりに

何度でも噛み締めたい素晴らしい作品でした。

愛知の観客が熱狂していたのも、配信から伝わってきました。

2/3までディレイ配信が見れますので、まだ視聴されてない方、ぜひ観ていただきたいです。

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