映画『JOKER』ジョーカー 感想ネタバレ

映画『JOKER』ジョーカー 感想ネタバレ

映画『JOKER』ジョーカー 感想ネタバレです。

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バットマンやジョーカー、DCコミックスのことをよく知らなかったので、事前にダークナイトを見ました。

ダークナイトのネタバレも含みますのでご注意ください。
バットマン ビギンズ (字幕版)

ストーリー

母と二人暮らしのアーサーコメディアンを夢見ているが才能がない。

脳の病気で面白くなくても突然笑ってしまう

貧しい暮らしをピエロの仕事で支えている。

ピエロの仕事中、子供たちに看板を奪われ、殴られるがボス(上司)からは看板なんて盗むわけないだろ、取り返せないなら給料から引くぞと言われてしまう。

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仕事仲間から小道具に使えと拳銃をもらう。

小児病棟での仕事中、拳銃を落としてしまい、クビになる。

帰りの電車の中で男3人組に絡まれ、拳銃でさつ害してしまう。

ニュースでは市長の会社のエリート社員だったと報道された。

市長は犯人を批判。

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ピエロに感化された市民たちが暴動を始める。

金持ちや市長に対する不満が溜まり、ピエロの仮面をつけて暴動を起こした。

アーサーは自分の出自の真実を知り、脳卒中になった母親をさつ害

さらに拳銃を渡してきた同僚をさつ害

警察から追われるが、暴動に紛れて逃げる。

クラブで芸を披露していたところをテレビで放送されたアーサーは、テレビ局から呼ばれ、出演

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ピエロの化粧をしてジョーカーとして出演し、新ネタを披露しろと言われ、世間への不満とエリート社員をさつ害したのは自分だと告白

人気司会者の男はアーサーを厳しく批判。

自分を笑い者にした司会者をアーサーは拳銃で撃った。

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逮捕されたアーサーはパトカーの中で燃え盛る街を嬉しそうに眺める。

パトカーに車が突っ込み、気を失ったジョーカーは暴徒により車から引きずり出され、目覚めると崇められる。

精神病棟に入り、悪さをして逃げ回る。

終わり。

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感想

ジョーカーについて

ダークナイトと同じ人かと思ったら全く別人でした。

ダークナイトのジョーカー役はヒース・レジャーで、28歳で薬物により亡くなりました

おじさんだと思ってたので若いことにも驚きましたし、若くして亡くなっていたことにも驚きました。

今回のジョーカー役であるホアキン・フェニックスは44歳なので正真正銘のおじさんです。

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ホアキンはスタンドバイミーなどに出ているリヴァー・フェニックスの弟です。

リヴァーも23歳で薬物により亡くなりました

兄弟揃って名演技です。

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余談ですがダークナイトのこと暗い夜だと思ってました。黒い騎士でした。

コイントスが物語で多用されてたのですが、同じ時にアニメ鬼滅の刃の最終回でコイントスを見て、陰と陽の差が激しいなと思いました。

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ダークナイトでのジョーカーは正義感溢れる市長を闇に陥れました。

ジョーカーの思想は誰でも闇に染まるという考えで、それに対しバットマンは真っ向から戦います。

正義感が溢れていた市長が闇堕ちしたことが市民に知れると市民は誰でも闇に落ちるのだと希望を失くし、暴徒化してしまう為、バットマンが代わりに罪を被りました。

市長は表向きには良い人のままです。

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映画の構図

映画の中の映画というか、最初と最後に文字が出てきました。

アーサーが自分の人生を喜劇だと言っていたのでその為かと思います。

アーサーの両親

母親が虐待を見て見ぬ振りをしていたせいで、アーサーは頭に傷を負い、障害者になりました。

ずっと面倒を見てきた母親に裏切られた気持ちだったでしょう。

コメディアンになるという夢も、理想では母親に応援してもらうことでしたが現実はあなたが人を笑わせられるの?と言われていて可哀想でした。

市長と養子縁組を結んだ理由がよく理解できませんでした。

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日本との繋がり

市民の金持ちや市長に対する不満、行政の弱いものから切り捨てる政治を見て、日本と重なりました。

この映画を見て、アーサーや暴徒を悪者と思うのか、市長や人気司会者を悪者と思うのかで世の中に対する考え方、見方が分かりそうです。

この映画が悪者としているのは後者です。

私自身もそのまま受け取り、犯罪であるのに市長や司会者がさつ害されるシーンではスカッとしてしまいました。

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あまりにもアーサーが受けてきた仕打ち、境遇が酷すぎました。

どこの国も同じかもしれませんが、日本では貧困であることを自己責任と言われがちです。

それは半分正しく、半分間違いだと思います。

努力でどうにかできることとできないことがあります。

アーサーが受けていた精神科の面談は、国の予算削りにより切り捨てられました。薬も買えなくなりました。

それだけがきっかけではありませんが、それも犯罪の引き金の一つになっています。

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消費税と公務員

日本では今月から消費税が上げられましたが、公務員の給与が上がりました

これに対し、多くの国民から不満の声が上がっています。

私もまさに金持ちの為の政策だと思いました。

税金が上がっても、民間の会社はそうそう給料が上がりません。下手をすると下がります。

なのに国民の税金で支払われている公務員の給料が上がった。これは不満が出て当然です。

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平均年収が680万円だそうです。

民間の平均よりも高いです。民間は500万にも届いていません

本当の公務員なのか疑わしいところもありますが悔しかったら公務員になれば良いだろ、自分は勉強したからだと言う人もいます。

映画の中の傲慢なエリート社員3人組を彷彿とさせます。

下に合わせるなと言う人もいますが、いつまで経っても上がらない、苦しくなる一方では下げろと言う声が上がるのもまた当然のことでしょう。

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本来であればあのエリート社員たちは市長の下でこれからも裕福な人生を歩む筈でしたが、アーサーに絡んだ為に命を落としました。

ここ最近は公務員や政治家の給与は民間と連動すれば良いと思っています。

民間が苦しくなれば下げる、裕福になれば上げるというように。

今は逆になっています。

国民がいくら苦しくなっても、というより苦しくなったら給与が上がるのでは頑張ろうという気も起きないでしょう。頑張らなくても上がるのですから。

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民間は頑張らなければ給与は出ません。

給与だけでなく、公務員は退職金や福利厚生が充実しているので単純に年収だけで語れるものではありません。

かなり優遇されています。

議員の増加についても疑問ですし、他様々な増税、法律についても多くの不満があります。

こういった不満を批判する人たちの声には、映画の中でアーサーが叫んだお前たちは“良い子にしていろ”と言うんだという台詞が浮かびます。

政治が良くなることを望みます。日本がこの映画の街、ゴッサムシティのような憎しみの炎で燃える前に。

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ジョーカーの叫び

父親だと思っていた市長との対面、テレビのショーでの叫び。

どちらも悲痛でした。

特にショーでの泣き出しそうな叫びはつらかったです。

妄想の中の恋人

アーサーは同じマンションに住む子連れの女性に恋をして、妄想をしてました。

まるで付き合っているかのようなシーンがいくつもあったのですが、全ては妄想でした。

こんな冴えない不気味な男を好きになるとはずいぶん優しいと思っていたので腑に落ちました。

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ジョーカーの怖さとかっこよさ

怖すぎて最後の方は泣きそうになって見てました。

でもその後、スーツをビシッと着てタバコを吸いながら歩く姿がかっこよく見惚れました。

怖いのにかっこいい。

ピエロのメイクをしていてこんなにキマるなんて。

階段でダンスをするシーンは感動すら覚えました。

あのかっこよさを見るためだけにまた見に行きたいと思ったくらいです。

アーサーを慕う人たち

同じピエロの仕事で働いていた小人症と思われる人がアーサーに優しく、銃を渡した同僚をさつ害した現場を見せたにも関わらず君は唯一優しかったと逃しました。

いつその人がやられてしまうのかとハラハラしました。

親子連れの女性も付き合ってはいませんが好意的でした。

そういった人たちがいることが、司会者の言った酷い人たちばかりではないを表していると思います。

ですがその良い人たちは裕福な生活はできてなく、馬鹿にされたりしてしました。

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ラストの考察

赤い足跡は最後で面談していた相談員に手を出し、その血だと思いました。

バットマン

他の方の考察を見て知ったので追記しますが、市長の息子、ブルースは後のバットマンだそうです。

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おわりに

本気で不気味で気持ち悪いと思う演技と、かっこいいと思う演技を同一人物が演じていることに舌を巻きました。

あとはダンスのシーンを芸術的に受け取れたことが私の中で大きかったです。

ああいった一人で突然踊り出すシーンはいつも白けてしまいがちで、演技くさいと思ってしまうのですが、ジョーカーに関しては心からの悲しみや喜びを感じて感動しました。

この記事では語りつくせないほど心に残る名シーンがあります。

メッセージ性も含め、素晴らしい映画でした。


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