浅草 木馬館 大衆演劇 初観劇 7日お昼の回 感想ネタバレ 劇団美山レポです。
こんばんは、まだ1月なのに災難続きのみよくです!
頭を強打した他、本当に些細なケガなのですが、3箇所ほど手足を痛めたり、自分ではどうにもできないトラブルに巻き込まれたり。立て続けすぎて呪われているのかと。全ては元旦に深大寺で凶を引いたことから始まりました(涙)これ以上何も起きませんように。
さて、私の不幸話は横に置いておいて。
いつも浅草に行って通るたびに気になっておりました木馬館。ついに!行けました。
建物の名前すら初めて知りました。
隣には木馬亭があります。名前は似ていますが、木馬亭は浪曲を上演するところです。
ここも何なのか知らないけれど気になっている東洋館。→調べてみたら、お笑いを公演するところでした。そういえばいつもお笑いライブやってま〜すとチラシ配りしているのは東洋館ですかね。
基礎知識
ここで豆知識⭐︎
浪花節とも呼ばれる語り芸。三味線を伴奏にし、30分ほどで語られる。
落語、講談と並ぶ日本三大話芸の一つ。
一般大衆を主な観客とする娯楽性を重視した演劇のこと。
具体的には、剣劇、軽演劇(ストーリーより娯楽重視)、レビュー(歌、踊り、寸劇などを組み合わせた舞台)、ミュージカル、ストリップなど。
ケレン(見た目の奇抜さや派手な演出)が特徴。歌舞伎との違いは、女性も舞台に立つ、生演奏ではない音楽を使用する、ショーが存在するなど。
大衆演劇自体、予備知識なしで初めて観ましたので、それはそれは驚きました。普通の演劇とは違いますね。ちょっと刀ミュを思い出しましたが(笑)
現在、大衆演劇の劇団は全国で120〜150もあるそうです。
一般の人でも役者の名前を知っている有名な劇団ですと、梅沢富美男劇団と、早乙女太一の劇団朱雀だと思います。梅沢富美男はよくテレビに出ていますよね。劇団朱雀は一度解散したものの、今は復活してます。
本当に全くの知識ゼロなので、歌舞伎役者かと思ってました。
あとは、劇団九州男、宝海劇団、橘菊太郎劇団などが有名なようです。
今回観劇した劇団美山もトップクラスと言われるほどの有名で人気な劇団ということで、観れてよかったです。
劇場の様子
外観。役者さんの顔写真あります。
お花も。
中は懐かしい感じのする雰囲気です。
入場料
2400円でした。お正月特別料金に、予約料300円です。通常は2000円です。
かなりリーズナブルです。特別公演の時は3000円〜6000円くらいになるようですが、それでも破格です。
なんて下町で良心的なお値段なのかしら、定期的に通えそう〜と思いましたら、その後みよくは、衝撃の文化を知ることとなります。
施設の設備と注意事項
館内、タバコ臭さがあるので苦手な方はご注意ください。マスクしてくといいかも。
また、お化粧室が洋式が一つなようなので、服装は和式でも屈みやすい服装が良いかと思います。
観客の年齢層が中高年の女性が殆どで、たまに男性や若い女性もいるというきーちゃん(氷川きよし)のコンサートに客層似てました。
ですので、基本は若くて健康な人が和式を使い、中高年の方に洋式を譲って差し上げましょう。足腰弱ってますからね。
母方の田舎は昔はボットンで、しかも外にあるので夜は暗い中で何だか恐る恐る入っていた記憶があります。木造で、蜘蛛の巣が張ってたりして。今は改装されました。
木馬館のお化粧室はとっても清潔で綺麗でした♪
1部のお芝居が終わり、その後に挨拶?口上?があり、その後に休憩がある構成のようです。
この日は予定が狂って、最後になってました。間には、獅子舞や傘回し、お福さん?の出し物が出されました。
中に売店があり、おにぎりや焼きそば、お菓子など売っています。タオルやキーホルダーなどのグッズも売ってます。DVDは確か3,500円くらいだったような。何もかもがお手頃価格です。
大衆演劇の凄いところなのですが、お芝居、舞(ショー)の2部構成なのですが、ショーの時は写真撮影OKなのです。然し乍ら、壁にも案内ありましたが、動画撮影は厳禁ですのでご注意ください。
1部のお芝居の際は、写真撮影も禁止です。
ルール知らずに観劇しましたが、何となく周りを見て分かりました。
初めてでしたし、何となく撮る気がしなかったので今回は撮影せずに見てました。
予約
事前に予約ができます。電話予約(午後12時〜19時)のほか、現地でも予約できます。
受付の人に予約したいですと言って、好きな席を選びます。
そうすると座席表の紙にフルネームが書かれます。
そして席番が書かれたチケットが渡されますので、当日はチケット持って行きます。
主要キャスト
御館様(ちょうきち) 里美こうた
刺客 里美たかし
しょうきち 里美京馬
マサ 里美花太郎
盗人 里美祐樹
他
あらすじと結末
さて前置き長くなりましたが、本題です。
お芝居はなんと、毎公演内容が異なるようです。決まった演目をローテーションしているようなのですが、それにしたって凄いです。台詞やら何やら、覚えられるのが。昼と夜で全く異なるなんて、台詞忘れてしまいそう。
タイトルは聞きましたが、覚えられませんでした。
あらすじ
町の偉い御館、ちょうきちは子供の頃に先代の御館に拾われて御館になった。
十ほど離れた生き別れの兄がいる。
ある日刺客がやってきたが、家臣のしょうきちが相手をした。命を落としたしょうきち。
仇を取るため刺客と戦ったちょうきちだったが、刺客は生き別れた兄だった。
ちょうきちは泣きながら兄を斬った。
感想
第一部
いや〜超面白かったです。
あらすじかなりザックリ書いたので色々端折られていますが、色んなドラマがあって面白いのですよ。盗人の話を入れられませんでしたがかなり重要な役どころです。
御館様がかっこよくて。刺客も声がハードボイルドでかっこよかったです。
雪が降る中、戦うのですが、「凍れる中、よう来たな」と言うのですよ。方言、いいですねぇ。
もうすっごいこれでもか!というくらい紙吹雪が山盛り降ってくるのです。前の席の人たちがハンカチで頭をガードしてたくらいです。
家臣のマサのマサっぽさ良かったです。何でちょっと剽悍な役とか、弟分っぽいキャラの名前って大抵マサなんですかね(笑)
さておき、前方の席は第二部でも小道具のお花が飛んできたり、色々と面白みのある席でした。みよくは少し後ろの方だったのですが、客降りもたくさんありますので、通路挟んで後ろの方の席だと全体見れて良いと思います。
冒頭では茶屋のシーンで、本物のおにぎりが出てきて食べてました。「ファミマのおにぎり」などメタ発言出てきます(笑)
特に好きなシーン
・オープニング
客降りがあって、ドラマティックな幕開けです。ちょっとバタバタしててちゃんと見れませんでした(泣)がかっこよかったです。
・冒頭の茶屋メタ発言
・凍れる中よう来たな
・お控えなすっての挨拶
・兄を斬った後に呆然とする御館様
ここスライディングするので花吹雪がぶふぁぁ!となったのも良かったです。
第二部
音楽が爆音で流れて、役者さんたちが女装したりして舞います。
そこで衝撃の文化を知りました。
衝撃の文化
それは、おひねり(お花つけ)です。
封筒や、万札をヘアクリップで襟に付けるんです!
もうびっくりして。なにがびっくりって、近くに座っていた方がたまたま太客で、10万円くらい扇形にしてつけてたんです。
器用に、半透明のテープで扇形にお札を広げてくっつけて、それをクリップで留めてました。
しかもクリップも人によってはストーンがついたキラキラしたもので、それだけでもお高そう。
お花つける時に役者さんが顔を近づけるのでまじまじと見てしまいました。お綺麗でした〜!
さらにその方、他の人にも1万円〜数万円付けていて、軽く20万円は行ってたと思います。
これ月に何回観にきてるんだろうと思いました。
推しと思われる役者さんが出ると、乙女のように手を合わせて見てましたし、すごく熱狂的なファンであることが伝わってきました。
となると、年1回というわけではなさそうですし、そうなると年間おいくら万円使ってるんだろうと思って恐ろしくなりました(汗)
恐らくその方は、最推しが総座長で、他の方にも渡してたから箱推しかな?と思いました。別の近くの方は、2人で来ていて座長のファンのようでした。私も座長好きです!
たぶん、御館様の役やってたと思います。御館様がかっこよくて惚れちゃいました〜♡
みんなかっこいいんですけどね。あと、顔を見分けるのが苦手なので、二部ではウィッグや衣裳を毎回変えて出てくるので、誰が誰だかよく分かってませんでした(汗)
アナウンスで、座長〜と言ってくれる時もあるのですが、これは座長だな!?合ってる!?と答え合わせしようと思ったら、その時には言わなかったので答えわかりませんでした(笑)
私も座長にお花つけしてみたかったですが、お財布の中には通院費(年始に頭打った)の1万円しかなくて(涙)
MRI受けましたが、脳みそ無事でした!何故かまた再度診察来るように言われていてまた来月通院しますが。
見分けつかないと言いつつ、京馬さんと花太郎さんのお顔も好きです♡
通路近くに来なければ舞台の近くまで行ったり、紙袋を舞台まで持っていく人もいました。お花つけしたい人が隣だったら、通路まで出してあげましょう。
このお花つけ、俳優の梅沢富美男さんも大衆劇場の役者さんで、全盛期はなんと1回で300万円貰ったそうです。100万円の束を三つ、どさっと置かれたとか。バブルの頃のお話です。
桁違いですね。入場料がえらい安いので、どうやって利益を得ているのだろうと思ったら、お客さんのお花で成り立っていたのですね。
梅沢富美男さんが大衆劇場出身とは知りませんでした。母に聞いてみたら、そうよ〜小さい頃から流しやってるのよ。と言ってました。有名なんですね。
特に好きでも嫌いでもないおじさんでしたが、何となく好感度アップしました。からあげクンの明太子になっているところも好きです。
あのからあげクン、史上最高ではないかというくらい美味しかったので、ぜひ食べてみてください。2種類ありますが、おすすめは新作のピリ辛明太チーズ味です。めちゃくちゃ美味しいです。うわうま!と感動しました。
からあげクンの話になってしまいましたが、梅沢さん、笑顔が優しげでいいと思います。まだ現役で女形をやられているということで、生で見てみたいと思いました。
替え歌
第二部の話に戻りますが、第二部では色んな歌が流れていました。印象的だったのはア◯ックNo. 1の替え歌ですかね。美山〜美山〜No. 1〜♪と流れてました。
だけど男の子だもん!男の娘?
以前よりだいぶ減ってしまったようですが、劇団がたくさんあるので、うちが一番だぞ!という歌なのでしょう。
あと替え歌か分かりませんが、醜女が座長にお花あげてるのに何度も捨てられてるの好きでした。凄い迷惑そうでした(笑)
記念撮影
たっっぷりの歌の後に、挨拶と記念撮影タイムがありました。
3枚だけ撮って、カメラ目線で撮れたやつ載せます。まだ総座長が話している時に帰る準備始める人も多くて、まだ話してるよ!?と思いつつ、早く出なきゃいけないのかなぁと思って私も立ち上がったのですが幕が下りるまで見れました。
お客さんの自由度が高いです。ここはブロードウェイか。
ブロードウェイってみた事ないのですが、聞いた話によると凄い自由で、スマホや電子機器を音出しでいじったり食べ物食べたりするらしいです。そしてその騒音によって喧嘩も起きてるらしいです(笑)
それだけ演劇が日常の娯楽の一部という事なのかもしれませんが、日本では考えられないですね。さすがにそこまでの無法地帯は見た事ないです。言いすぎました。撮影してるってだけで、全然木馬館の方がマナーいいです。
ブロードウェイ見てみたいですが、その空気感で舞台集中して観れるのかな。
前に演歌歌手の福田こうへいさんのコンサート行った時にヤジ飛ばした後に奇声発してるおじさんがいて、あれは酷かったすね。普通にスルーされてましたが(笑)というか記事を見返したら、コンサート行ったの2015年でした。もうほぼ10年前じゃないですか!怖い!
逆にブロードウェイというか海外の舞台に慣れている人からすると日本人静かすぎと感じるようです。口笛吹いたりブラボー!とかあんまり言わないですからね。
アクセス
全然関係ない話になってしまったのですが、本当に面白かったので、まだ観たことない方にぜひ観て欲しいのでフライヤーのマップ載せます。話がすぐ脱線する。
こんな感じ!GoogleマップでGO!
フライヤー
大入ティッシュ
最後にお土産ティッシュを手裏剣みたいに客席に投げてくれました。ちょうど飛んできてゲットできました。嬉しい!宝物にします〜♡
追記
これは大入(おおいり 満席)の時に配られるティッシュのようです。いくつかの劇団が配っているようで、大入ティッシュと呼ばれています。
おわりに
書き終わったの今27日です。20日後って。遅!
もう今年はゆっくり更新しようと思ったのですが、後回しにすればするほど記憶は薄れるしやる気も無くなっていくし書きたいテーマも溜まっていく一方なので結局徹夜するしかないのかと。いや健康第一。
来月は劇団舞姫になるので、美山が見たい人は今月中です!
というか、チケットがまだ買えるのは今日と明日で最後です!行ける方ぜひ。
私が行ったときは、簡易椅子を出して、列の外までお客さんが入る超満員でした。
また美山も見たいし、他の劇団も見たいです。木馬館さん、美山さん素敵な時間をありがとうございました♪
追記
劇場出たら、女性たちが今日盛りだくさんで楽しかったねぇと話していたのでお正月で特別な感じだったのかなと思いました。本当に観れてよかったです。二部のオレンジ色の光の中で舞う姿が素敵でした。
コメントを書く