バーフバリシリーズ監督 最新作『RRR』完全初見 感想ネタバレ BESTIA enhancedです。
ナマステ、みよくです。
バーフバリ見たことないみよくがイキナリRRRを見た完全初見感想です。
人気なのはだいぶ前から知っていましたが、暴力描写が苦手なので元気な時に行こうと思ってました。元気だったので行きました!
グランドシネマサンシャイン池袋のBESTIA enhancedで観てきました。エヴァ以来です。
読み方はベスティア・エンハンスドで、通常よりも、音響と色彩が良い映画です。
enhancedは天井や高い位置からも音が出る上映方法です。
料金は通常料金に+200円でした。
概要
バーフバリシリーズで有名な、S・S・ラージャマウリ監督の最新作です。
2022年10月21日公開ですが、まだ東京都内でも上映中です。
バーフバリは2年以上も公開してたそうです。超!ロングランですね。
制作費はバーフバリを超え、インド映画史上最高金額97億円です。
終わってすぐに制作費を調べました(笑)
とんでもなくお金かけてるなと思いまして。
あれだけの人件費、爆破、CG、衣裳。一目で豪華絢爛と分かります。
ちなみに興行収入は、2月19日時点で日本国内において10億円を突破しました。
世界でのオープニング興収は、2日で74億円を突破しています。インド国内では、初日で28億円でした。
上映時間は3時間2分と長く、予告含めると3時間10分ほどありますので、必ず!お手洗いは済ませておきましょう。
intervalと途中で画面に出ますが、日本においては休憩なしです。
グランドシネマはお手洗いが分かりづらいのが難点です。チケット売り場にも見当たらないですし、その下の飲食フロアにもなく。(→後日また行ったら見つけられました!壁と同化して見づらいですが、ちゃんとチケット売り場にあります。)
スタッフが下にもありますとアナウンスしてますが、分かりづらいので上映後は観たフロアで入ってしまった方が楽だと思います。
タイトルの意味
Rise(蜂起)、Roar(咆哮)、Revolt(反乱)の頭文字が由来です。
stoRy(物語)、fiRe(炎)、wateR(水)の意味もあります。
キャスト
役名 キャスト名
ビーム NTR Jr.(ナンダムーリ・タラーカ・ラーマ・ラオ・ジュニア)
囚われの妹を救うため英国基地へ乗り込む
ラーマ ラーム・チャラン
故郷に武器を届けるため英国側の警察官になっている
マッリ トゥウィンクル・シャルマ
ビームの妹
ジェニー オリヴィア・モリス
英国人でビームの好きな人
シータ アーリヤー・バット
ラーマの恋人
スコット レイ・スティーヴンソン
英国側の親玉
キャサリン アンソン・ドゥーディ
親玉の奥さん
他
ジェイク Eduard Buhac
ダンス対決する英国人
エドゥアルト・ブハックさんかな?
検索してもフリガナが出てこなくて想像です。
あらすじと結末
1920年、英国植民地時代のインド。
英国軍に捕らわれたマッリという名の妹を救うため、基地への侵入を計画するインド人のビームと、故郷に武器を届ける為に英国の警察官になったインド人のラーマが対立する物語。
ビームは森で育ったが、英国軍の婦人が妹のマッリを気に入ったことにより、マッリは人身売買をされて連れ去られてしまった。ビームはマッリを救うための計画を立てる。
一方、ラーマは幼い頃に英国軍に村を襲われ、家族全員を失った。父の遺言である村人全員に武器が渡るようにという目的を達成するため、警察で成果を上げようと奮闘していた。
列車の爆発事故に巻き込まれた少年を協力して救ったことにより、友情が生まれたふたり。
お互いの正体を知らないまま、親睦を深めていくが、ついに正体を知ってしまい、対立。
マッリ救出に失敗したビームは処刑されることになったが、ラーマはビームの気高き姿と、歌で民衆の心を動かしたことに胸打たれ、ビームを救うことを決心。
ビームは無事にマッリを連れて逃げることができたが、代わりにラーマが捕えられた。
家族と警察から身を隠していたところを見つかりそうになったのを、ラーマの恋人、シータに助けられたビームは、ラーマが警察になった真実を知る。
シータとラーマに命を救われたビームは、ラーマ救出に向かった。
合流したふたりは英国軍を撃破。
ラーマはシータと再会し、村に武器を届けることができた。
感想
いや〜面白かったです。
そしてかっこいい。筋肉モリモリです。ムキムキというよりモリモリ。胸板の厚さがすごい。
最後の終わり方がダンスして終わりで、エンドロールはないんだなと思いましたが、あれがエンドロールだったようです。
文字がだーっと流れるエンドロールはありませんでした。
エンディングのダンスでは、インドの偉人の顔のイラストが大きくバックに出ていて、誰もわかりませんでした(一人ガンジーかと勘違いしました)。
きっと偉大な人たちなのでしょう。
ヒロインたちが可愛いく。インドとイギリスのヒロインが顔立ちが似ていて混乱しました。
小顔で可愛らしくてとてもタイプなお顔でした。
ビームとラーマがバイク2人乗りしているシーンがローマの休日を彷彿とさせました。
やだこのふたり恋人なのかしら?と思い始めたところでラーマの恋人アピールが出てきたので、思考を読まれている?と思いました。
ダンスシーンではタイタニックを思わせました。
ジャックがローズに誘った本物のパーティーですね。
英国人がタンゴやフラメンコを見せつけるシーンが、タップダンスを見せるシーンを思い出しました。
RRRのダンス対決シーン最高でした。あそこが一番好きです。
ナートゥダンスですね。お上品なダンスを見せられた後に野生の雄々しいダンス!最高です。
お上品なダンスもみんな好きですけどね。ドヤ顔で見せつけるジェイク、かっこよかったです。
ナートゥが実在しないダンスなのは驚きでした。
知ったかぶりすらできない(笑)
ナートゥ、早送りとか合成とかではなく、本当に踊っているのか疑うほどキレキレでシンクロ率がすごかったです。
※早送りではないそうです。
エンディングのダンスも、女性もキレキレダンスで、インド人すごいなと思いました。
面白かったですが、あんなに重症なのに生きてることや、すぐ回復するところがファンタジーだなと思ったり、そんな都合よく弓矢ある?とかあんなに弓矢使ったら無くならない?など気になりました。
ですがそもそもが異常なほどの身体能力やアイコンタクトで意思疎通などがファンタジーなので、気にするだけ野暮でした(笑)
あとは最後の終わり方があっさりだなと思いました。もうちょっとジェニーとビームの恋愛見たかったなと。
インド映画では恋愛描写が過激なのは出来ないらしく、その代わりにダンスを入れるのだそうです。
しかし最近ではキスシーンも入れられるようになったり、変わってきてるそうです。
→追記(バーフバリでは普通に極軽めのベッドシーンとキスシーンありました!10年近く前から普通にあったんですね。)
その他の理由としては、多言語国家のため言葉でなく視覚で楽しめるように、という理由もあるそうです。
ダンスが好きだからという理由は普通にあると思います。
最初は宗教上の理由だったのが、今ではインド映画の象徴、文化として進化したのではないかと推測します。
ダンス映画としてすごいのだとステップ・アップのワンシーンが結構すごかった記憶があります。ヒップホップなのですが。
映画自体を見たことはないのですが宣伝で数秒見て、激しくて驚きました。
インド映画のダンスはボリウッドダンスという名前でした。
しかしバーフバリと本作はトリウッドダンスになるようです。
インド・ムンバイの映画産業全般を指す俗称。
ムンバイの旧称、ボンベイとボとハリウッドのリウッドを合わせた造語。
インド南部にある、映画、テレビ産業が盛んなテルグ語、タミル語地域のTとハリウッドのリウッドを合わせて作られた造語。
ちなみにコリウッドはネパール映画、インドのタミル語映画のことです。
色々ありすぎて混乱するのでどれか一つにして欲しいです(笑)
ダンスは楽しくてまた見たいのですが、冒頭に書いたように暴力描写が苦手なので、平和なシーンだけ見たいです。
特に最初のマッリが連れ去られる時に連れて行かないでと懇願した母親が頭を木で殴打されるのが本当に精神的にキツかったです。元気な時に観に行ってよかった。
女性がやられるのがより無理で。
作中何度も、インド人は銃の弾よりも安い命なのだという英国人の酷い発言と、その発言をされたという恨みについてを繰り返し見せられます。
お金のかかっている弾を無駄にしないために木やハンマーを使って殴打し、命を奪うという非人道的行為を強調するが故の繰り返される殴打シーンなのかもしれませんが、何度も何度も人を殴るシーンが出てくるのでそれも鬱でした(涙)
そういった暴力表現が苦手な人には、おすすめできません。
武器を使わずとも民衆を動かすことができるのだというシーンでは、暴力を否定していると受け取ったので、感動しました。
あのシーンがなかったら、映画に対する評価が少し下がっていたかもしれません。
あくまで映画というのはフィクションであり、エンターテインメントなのだということは重々、理解していますが、手放しに面白いよ!と人に勧められる作品ではないと思いました。
私は何度も見ているので慣れましたが、タイタニックでさえ見ててキツいと言っている人もいたので、耐性ない人は要注意です。
直接的な暴力ではないですが、マッリのことを親玉の奥さんが「暖炉の上に飾りたいわ」と言っていたのがショックを受けました。
まさか剥製にする気か?と思って震えました。生きててよかったです(涙)
そのシーンも含めて最初の方が一番見ててキツかったので、そこを乗り越えればナートゥ天国なのでもう一回行く時はわざと遅れて入場しようかな(迷惑)
たぶん円盤が発売されたら、ナートゥ天国はチャプターで分けられてそうなんでそこを延々と見そうです。
あとはビームとジェニーのラブシーン。ラブシーンと言えるほどではないですが、言葉が通じずとも会話しているところほっこりしました。
ビームが言葉が分からなくて、首を細かく傾げる仕草がインド人っぽい!!と思いました(インド人)
インド人といえば、不浄の手を右手と勘違いして覚えてたのを本作を見て気付きました。左手でした。
おしりを拭くのを左手でやるそうですが、利き手ではない方でおしりを拭くの大変そうといま思いました。
女性は生理があるので両手を使わないと難しいですよね。映画とは関係ないですが、インドで安価な生理用ナプキンを開発した男性の記事に感動しましたのでリンク貼り付けます。
「生理用品」で5億人を救ったインドの起業家から、事業開発者が学べること
パッドマンというインド映画になってます。知りませんでした。
妻が高価なナプキンを使うのを嫌がり、古い布を使っていたのを見て、病気になると心配して開発したそうです。
日本における女性専用車両の誕生も、学習院の男性院長が女学生から相談を受けたことがきっかけだそうで、こういった女性の味方になってくれる男性がいると知ると嬉しくなります。
閑話休題。
ビームとジェニーがお互いの言葉が分からないのをいいことに、ラーマがいい感じに誤訳して二人をくっ付けようとするシーンは笑いました。
首を横に振るのを縦に振らせたりとか(爆)
ずっとあの時間が続けばいいのにと思いました。
最後は一応、ハッピーエンドでしたが、武器を手にしてまた戦争が始まるのかと思うと悲しくなります。
今も戦争は、身近にあります。
平和について考えさせられました。
おわりに
(レオ様の本がありました。お化粧室問題はありますが、内装はすごく好きです。)
しんどいシーンはいくつかありますが、平和や、人としてのあり方、優しさや勇気、友情、恋愛、家族愛、様々なことについて心に響く映画なので、多くの人に見てほしいと思います。
ダンス楽しい、そして筋肉。またあの分厚い筋肉見たくなってきました。
ビームとラーマが来日した際の舞台挨拶の映像を見たのですが、スーツジャケット着てても体が分厚い!かっこいいです〜。
公開初日に新宿ピカデリーに来たのですね。行きたかったです!
邦画や洋画で筋肉ムキムキの人見ても、別にまた見たいと思ったりしなかったのですが、あのふたりの筋肉はまた見たいです。
どっちも好きですけど、どちらかというとビームがタイプです(聞いてない)
最後もう筋肉の話しかしなくなりましたが長文、駄文、お読みいただきありがとうございました。
RRRの超!ロングランを祈ります☆彡
公開から3ヶ月ほど経っているのに満席でした。このままもっと伸びそうですね。
ナマステ、フィル ミレンゲ♡
追記
後から気づいたんですが全身赤で鑑賞してて、まるでラーマの強火担だったなと思いました。次回はビーム強水担で全身青で行こうと思います。
もしくはこれ。
虎たちと一緒に飛び出すビーム最高にかっこよかったです。
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