中尾隆聖×関俊彦 ドラマティック･カンパニー 30周年記念 解散 最終公演『天晴』現地観劇 感想ネタバレです。
DCカンパニーの解散公演に行ってきました。30年の歴史に幕です。
初めて見に行ったのが、10年以上前とは信じられません。
みよくが見たのは以下の公演です。
2011年 きらら浮世伝
2012年 阿呆浪士
2014年 法螺
2017年にはお伊勢参りツアーというのをやっていたそうで、行きたかったです。
ただ2017年〜2018年頃は個人的にとても大変な時期だったので、知っていてもどちらにせよ行けなかったと思います。
阿呆浪士では声優の沢城みゆきさんを初めて生で見て、とても可愛かったのを覚えています。
ちょうど10年前ですね。沢城さんが27歳の時ですか。私も若かった。
今日、久々に中尾さん、関さんにお会いしましたが、変わらず元気でお若いなと思いました。
解散理由は中尾さんがご高齢のためということでしたが、激しい殺陣もこなし、まだまだ現役でいけそうでした。
アクセス
シアターサンモール
新宿御苑前2番出口 徒歩3分
前に来たことがある気がしたのですが、勘違いでした。
通りかかったことはあるのかもしれません。
→すみません、前の公演もここでしたね(汗)
本当に記憶力が悪くて困ります。
公演期間
11月16日〜20日
明日で最後です。
出演キャスト
ダブルキャストがいます。
役名 キャスト名
藤間 春之丞 中尾隆聖
登坂しげる 関俊彦
藤間 冬之介 川島得愛
睦月 勘三郎 伝坂 勉
卯月 睡蓮 珠希 美碧
皐月 青葉 真砂 尚子、飯田 真麻
泉 八重子 波岡なみ
若村 美琴 八木橋 敏慧
室 隆一 森田 了介、岡本 幸輔
島 愛梨 柳井 景伊、有働 栞
小谷 雄太 鈴木 高文、野田 素良
林 雅臣 堀本 等
江藤 可奈子 井上 美咲、辻 美智葉
大信田 恵 清田 里美、三井 好美
岡 富美江 西田 真理子
芝浜 リリー 尾田木 美衣
若村 淳寛 内海賢二(写真)
アンダーステイ
小松 千紗都 岡 千颯 猿木 清郷
あらすじ
温泉町にあるロマン座という劇場が、主人が亡くなったこと、老朽化により新しい施設に建て替えることになった。
劇場を愛する劇団員の男性が反対運動をするも、主人の娘は父親と絶縁状態にあることや、子供の頃にポルノ劇場であったことでいじめを受けたので劇場を疎ましく思っており、劇場を守る気はなかった。母親も姿を見せない。
そこへ主人と旧知の仲である劇団の一座がやってきて、最後にロマン座で芝居をしたいと言う。
一座の花形であった団長の息子も出演予定だったが、こちらも父親と絶縁状態で仲が拗れており、話がうまく纏まらない。
ロマン座の娘は父親の愛人や知り合いから、自分のラジオ番組に父がずっと投稿していたことを知る。
父の「身近な人であっても、言葉で伝えなければわからない」という言葉を団長の息子に伝え、仲直りを説得。
息子は葛藤の末、父親に頭を下げて最後の公演に出演することになった。
大盛況のうちに幕は下り、劇場にいつも差し入れをしていたのは劇場の主の妻であったことも判明した。
劇場は予定通りなくなるものの、建て替えに携わる商店会会長は娘の証を残したいという想いを汲み、団員のまた劇場を作ってほしいという希望も善処すると答えた。
団長は団員や観客にこれまでの感謝を告げた。
感想
かなり大雑把なあらすじを書きましたが、とてもいい舞台でした。
集中して見れました。
昼公演に現地に行きまして、夜公演は途中から配信を見ました。また後日、時間を作って最初から見ます。
声優の一座ということもあり、とてもセリフが聞き取りやすかったです。
舞台は台詞が聞こえないと面白さが半減しますので、聞き取りやすいというのは非常に重要だと思います。
親子や家族愛が感動的で、会場でも観客が涙しているのがわかりました。笑いもよく起こってました。
あらすじに全く書けてませんが、関さんの役がなかなかにぶっ飛んでて面白かったです。
厚底ブーツが可愛かったです。
ステージの上にさらに小さなステージがあり、そこで劇中劇を上演しているのが面白かったです。初めて見る空間でした。
中尾さん初め、皆さんの殺陣が素晴らしかったです。
コロナ禍により、様々な施設が閉鎖や閉店したと思います。
大好きな飲食店やアパレル店舗が次々と無くなっていきました。
コロナ禍関係なくとも、今回の劇のように老朽化を理由に閉店したお店もあります。
浅草のアンヂェラスなど。
安らげる店がなくなり、何故か味もサービスも悪い店が生き残ったりと、不思議なばかりです。海外のお店は日本から撤退してしまったり。
こんなふうに何がしかの理由で無くなってしまったお店でも、ずっと心に残っています。
本作のロマン座も30年もの歴史があれば、ずっと多くの人の心に生き続けるでしょう。
お気づきかと思いますが、ロマン座と、DCカンパニーをかけているわけですね。
劇とリアルがリンクし、交わった場面がありました。
団長である中尾さんの劇場や団員や観客への想いは、そのままDCカンパニーに向けられたものに思えました。
カーテンコール
昼は波岡さん、夜は尾田木さんより代表してメッセージがありました。
現地で見たとき、後ろの席に尾田木さんのお知り合いという方が座っていました。
見えないけど、同年代なのよーと。本当に尾田木さんお若いです。
波岡さんも尾田木さんも、これまでお世話になったこと、DCカンパニーに入れてよかったと語っていました。
中尾さん、関さん、堀本さんからもメッセージありました。
昼公演では、関さんがご家族に感謝を述べられていました。見に来ていたのかもしれません。
キヨちゃん！なんとかちゃん、なんとかちゃんと、猫のなんとかちゃん！と。
キヨちゃんしか覚えられませんでしたが、娘さんがお二人いらっしゃるんですね。
関さんがパパとは幸せですね。
解散しても、それぞれ芝居は続けていくのでよろしくお願いしますということでした。
中尾さんが先輩である内海さんと共演でき、と言っていましたが、随分と前に亡くなっていたんだと驚きました。ずっと活躍しているような印象がありまして。それだけ大きな存在だったのだと思いました。
詳しい様子につきましては、アーカイブも販売しておりますので、見られていない方はぜひご覧ください。
グッズ
パンフレットだけ購入させていただきました。まだ読めていませんので、後でじっくり読みます。ガチャガチャが売り切れていて残念でした。
ニコニコ現金一括払いのみのお支払いですので、これから行かれる方は多めに持っていきましよう！
おわりに
途中にちょくちょく挟んでましたが、有名な声優さんなどから、たくさんのお祝いのお花が置かれていました。
外にまでありました。写真撮り逃しましたが、神谷明さんからもありました。
津久井さんはついこの間、ニャンちゅうを引退したということで話題になってました。
全部は写真を撮れていません。これだけ多くの人に愛され、応援されてきたDCカンパニー。素晴らしいですね。
お手紙やプレゼントコーナーも。みよくも何か持っていけばよかったです。最近はコロナ禍で禁止されていたり、こういう現場に来る機会自体久々だったので、全く思いつきませんでした。
夜になってより雰囲気が出てました。いい劇場でした。有難いことに見やすい席にしてくださり。
会場は満員御礼でした。当日券を買っている人も見かけまして、明日ももしかしたら若干チケットがあるかもしれないようです。
最後なので、お時間のご都合がつく方はぜひ。遠方など予定があって難しい方は、下記のURLから配信購入できますのでぜひ。12／19まで1ヶ月配信され、明日の大千穐楽のカーテンコールの映像も配信予定です。
長い間ご無沙汰しておりましたが、最後に心に残る舞台を見れて、感激です。
DCカンパニーの皆さま、ありがとうございました！
追記
大千穐楽のカテコ映像見ました。
関さんがヅラを取ってました！感激です。
脚本の堤さんも出てきました。
