映画『四畳半タイムマシンブルース』感想ネタバレ 四畳半神話大系よりです。
宣言通り、早速、観てきました。
みよくはアニメ四畳半神話大系のファンです。
サマータイムマシン・ブルースは舞台が原作で、映画化もされていますが見たことがありません。評価も高いので見てみたいです。ジャケットは見たことあります。
あらすじ
「私」のクーラーのリモコンが壊れた。
原因は小津がコーラを零したため。
明石さんは私と樋口師匠の住んでいる下宿を舞台に時代劇を撮っていた。
その翌日、物置からタイムマシンを見つける。
それを見つけた仲間の面々は面白がって昨日に行き、リモコンを壊さず、クーラーをつけられるようにしようと考えた。
ジャンケンでタイムマシンに乗ることになったのは樋口師匠、小津、羽貫さんの3人。
しかし残った私、明石さん、城ヶ崎先輩はそれは未来を変え、世界、延いては宇宙消滅に繋がると思いついた。
3人が戻ってきたらリモコンを返すように言おうとしたところ、樋口師匠の君達も来いという置き手紙だけが帰ってきて、焦る私達。
そしてタイムマシンを25年後の未来で仲間達と作成したという未来人、田村くんと出会う。田村くんも、自分の存在が消えてしまうかもしれないと焦る。
事の重大さが理解できていない3人を説得し、無事リモコンと共に今日へ連れて帰るため、そして昨日の自分達に見つからないように奔走する私達。
てんやわんやでなんとか状況を過去と現在で繋ぎ合わせることに成功した。
田村くんは未来へ帰ることになった。そして私は、田村くんが偽名で、さらに明石さんの子供だと知る。父親は誰だか教えられなかった。
私達は映画クランクアップ祝い兼宇宙を救った打ち上げに行くことに。
明石さんは自分達は過去と未来の整合性を取るために奔走したが、人生は1冊の本であらかじめ運命は決まっているのではないかと言う。
私は、過去に明石さんを送り火に誘えずに落ち込んでいたが、現在では二人で見に行けることになり、晴れやかな表情になっていた。
私は明石さんとのその後について、成就した恋ほど語るに値しないものはないと語った。
感想
想像以上に面白かったです。ストーリーもですけど、何より純粋に笑いどころがたくさんありました。田村くんののほほんとしたのんびりキャラクターがツボりましたし、宇宙を救うためにドタバタしてるのが面白かったです。
城ヶ崎先輩がヤバいやつなイメージがあったのですが、今回はかっこよかったです。大変な目に遭いましたが(笑)
田村くんの声優は、原作の一つであるサマータイムマシン・ブルースにも出演している本多力(ちから)さんでした。
乗ってきたタイムマシンが勝手に使われて大変なことになっているのに「まぁいいや」とか言ってたり笑いました(笑)
笑えたし、京都の自然豊かさ、銭湯や橋などの情緒溢れる風景、大学生ならではの青春がじんわりしました。
私と明石さんの恋愛は純粋で美しく、ときめきました。今時こんな純粋な大学生はいないだろうなと思います。
小津が全力で足を引っ張ると言いながら、何だかんだ意気地なしな私のお尻を叩いていたり、仲間の温かさが好きです。
基本無表情、何か言われたら理屈こねてピシャ!と言い返す明石さんも好きです。それでいて抜けているところやユーモアもある。
ヒロインといえば明るく笑顔で朗らかか、大人しくて控えめで、とか気の強いツンデレが殆どなので、こういうヒロイン像は珍しいです。
相島先輩のキャラクターも好きでした(笑)
劇場入場者特典
「ふしぎな石のはなし」森見登美彦の短編小説でした。
呪いがかかっているような石に「私」が魅せられてしまうお話です。
本日のフライヤー
すずめの戸締まり、かがみの孤城
アムステルダム、サイレント・ナイト、耳をすませば
すずめの戸締まりは観に行くことが決定してます。
あとは、アムステルダムとサイレント・ナイトが気になってます。
サイレント・ナイトはキーラ・ナイトレイと、リリー=ローズ・デップが出演していてジョニー・デップを思わせます。
おわりに
作画がすごく綺麗でした。中村佑介先生の色白いキャラクター、やっぱり好きだなぁと思いました。
エンディングのアジカンで懐かしい気持ちになりました。
観終わったばかりですが、また観たくなってます。
今日行った映画館は作品に関わらずいつも観客少なくて、どうやって売上保っているか謎な劇場なのですが、今日はたくさんお客さんが入っていて驚きました。
3週間限定上映ですので、ぜひ映画館へ。
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