柳楽優弥主演 映画『浅草キッド』感想ネタバレ Netflix限定配信です。
新年になったので気になっていた浅草キッドを視聴しました。
この作品は劇場公開はされず、Netflixオリジナルとなっています。
監督、脚本は劇団ひとりです。
ビートたけしの半生を描いています。
あらすじと結末
たけし(柳楽優弥)は、フランス座で芸人をしている深見(大泉洋)に憧れ、弟子入りをした。
タップダンスから芸を習い、コントをして芸人として力をつけていった。
しかしストリップ劇場がメインのフランス座は廃れていき、経営難に陥っていた。
そんな中、フランス座を出たきよし(土屋伸之)から漫才のコンビにならないかと誘われる。
自分がフランス座を出たら、どうなってしまうんだと悩んだたけしだったが、ストリップ嬢に芸を貶され、出ることを決意。
そしてきよしとコンビを組み、しばらく芽が出なかったが、芸名をツービートに変更後、テレビにも呼ばれるまでになった。
番組で賞金を手に入れるとたけしは深見の元へ向かった。
深見はフランス座を手放し、弟子から紹介された職場で働いていた。
深見の舞台人生を心から応援していた、妻の麻里(鈴木保奈美)は亡くなっていた。
酒を一人飲んでいた深見に、小遣いだと賞金を渡したたけし。
師匠に小遣いを渡す弟子があるか、と言いながらも、深見はたけしと飲みに出かけ、二人で客を笑わせた。
上機嫌で家でタバコを吸っていた深見だったが、火を消さぬまま眠ってしまい、焼けしんでしまった。
仕事の途中、訃報を電話で聞いたたけし。
葬儀に出た後、深見の遺影に向かって、しんだら焼かれるのに、自分で焼くことないでしょうと涙するたけし。
それか何十年もの月日が流れ、歳をとったたけしがフランス座を訪れ、中に入って行った。
そこには繁盛して楽しく過ごしていた頃の仲間や師匠、若い頃の自分がいた。
舞台上で当時の深見とたけしが笑い合い、タップを踏んだ。
感想
柳楽さんがあまりにビートたけしにそっくりで驚愕しました。
先日放送された、志村けんとドリフの大爆笑物語で、山田裕貴さんが志村けんを演じていて、それもそっくりでしたが。
顔が似ているわけでもないのに、しっかりとその人物であるとスッと入ってくるんですね。
歳をとったたけしは、柳楽さんに特殊メイクを施したものだそうですが、似てました。
原作は同名のビートたけしの自伝「浅草キッド」です。
原作が読みたくなりました。
大人気になったせいか、とんでもなく高額で古本が販売されており、高すぎて買えないので残念です。
深見千三郎さんが、如何に偉大で、素晴らしい人だったか伝わりました。
(浅草 六区通りに深見さんはいます)
生活が苦しいのにも関わらず、独立したたけしさんのために、一升瓶を持って挨拶回りをするなど。
きっとたけしさんにとって、感謝してもしきれないような人物だったのではないかと思います。
「笑われるんじゃない笑わせろ。舞台から降りたら格好いいと言われるようにしろ。」
と言ったそうですが、名言です。
元旦にノブシコブシの吉村さんを見て、カメラが回っている時はふざけていたけれど、収録が終わるとクールでかっこよかったと書きましたが、それを思い出しました。
劇中で深見が言った、「俺たちは芸を見てもらってるんじゃねぇ、見せてやってるんだ。」という台詞も好きです。
深見さんがテレビに出るのを嫌ったというのも、分かる気がします。
今はコンプライアンスがなんだとうるさいですが、こんな何十年も前から、テレビはやりにくいってことを分かっていたんだと思いました。
テレビでなくても、ちょっとでも態度が気に食わないと思ったら、すぐSNSなどで叩かれてしまったりしますからね。今の芸能人は大変です。
全員がそう思ってるわけでなくても、声が大きい人が目立ったりしますから。
(欽ちゃんも)
作品の話に戻りますが、大泉洋さんも素晴らしい演技でした。
電車でCMを見た時から、大泉洋さんと柳楽優弥さんなら間違いないと思っていましたが、期待以上でした。
柳楽さんと大泉さんが演じているのに、ギャグや会話が面白くて、声出して笑えました。感服です。
劇団ひとりさんの他の作品も見たくなりました。
聖地浅草では、広告が至る所にありました。
大音量で宣伝してたり。この作品は多くの人に見てもらいたいので正解です。
浅草で有名なすき焼き屋「米久(よねきゅう)」本店。1886年創業です。
突然なんだと言われそうですが、浅草繋がりでついでにご紹介します(笑)
結構いいお値段するのにキャッシュオンリーなのが不便ですが、美味しいです。ペロリです。
古い木造の建物が素敵です。よく行列が出来てます。
飲み物を頼まなければ、ご飯とお味噌汁を頼んで、お肉のおかわりをしても6千円くらいで食べられました。温かいお茶は、頼めば貰えます。
牛肉の種類は、上とトクで、トクの方が良いお肉なのですが、上の方が好みです。
意外とそういう人が多いみたいです。
両方食べ比べしてみると良いです。
入店すると、大きな太鼓をデデン!と鳴らしてくれます。水曜日定休です。
1階はお座敷、2階は椅子になっています。
おわりに
たけしさんの現在の公式ホームページはこちらになります。
今後も益々の御活躍をお祈りしております。
劇場で上映して欲しかったほどの作品でしたが、全世界の人が映画館に行かずにも見ることが出来るのは良いと思いました。
ネットフリックスは月額2千円くらいして高いから登録迷うな、と思っていましたが、進んでみたら千円しないコースがありまして、登録しました。
映画館の料金に比べれば、半額以下です。
まだ観ていない人は、映画を観に行ったつもりで、ぜひ観て欲しいです。
部屋をちょっと暗くして、イヤホンをして見るのがオススメです♪
追記
2月末までに別の出版社で、電子書籍化が決定しているそうです。もう少し待てば、読めますね!
コメントを書く