舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣- 初見 現地観劇 刀ステ 感想ネタバレ 刀ミュ東京心覚 大阪全公演 中止

舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣- 初見 現地観劇 刀ステ 感想ネタバレ 刀ミュ東京心覚 大阪全公演 中止

舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣- 初見 現地観劇 刀ステ 感想ネタバレ 刀ミュ東京心覚 大阪全公演 中止です。

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マチネを観てきました。

タイトルの読み方
むでん ゆうくれのさむらい です。

会場アクセス

天伝 冬の陣と同じくIHIステージアラウンド東京です。
ゆりかもめ「市場前」北口 徒歩1分
都営バス「市場前駅前バス停」徒歩2分
都営バス「新豊洲駅前バス停」徒歩6分

登場人物

役名 キャスト名

三日月宗近 鈴木拡樹
鶴丸国永 染谷俊之

へし切長谷部 和田雅成
数珠丸恒次(つねつぐ) 高本学(がく)

骨喰藤四郎 三津谷亮
薬研藤四郎 北村諒

大千鳥十文字槍 近藤頌利(しょうり)
泛塵 熊谷魁人(くまがい かいと)


豊臣秀頼 小松準弥
豊臣秀吉の息子。

は秀吉の側室である淀殿(よどどの)
別名 淀君(よどぎみ)、茶々

高台院湖月心尼(こうだいいいん こげつしんに)
一路真輝(いちろ まき)
秀吉の正妻。
別名 寧々(ねね)

徳川秀忠 小林嵩平
徳川家康の息子

真田十勇士
猿飛佐助 風間由次郎

霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)
河合龍之介

穴山小助 牧田哲也

三好清海入道 坂口修一
三好伊三入道(みよしいさにゅうどう)

竹村晋太朗

海野六郎 高田淳

由利鎌之助 行澤孝(なめさわ たかし)
筧十蔵(かけいじゅうぞう) 久保田創(そう)

望月六朗 伊藤教人(のりひと)
根津甚八 星璃(しょうり)

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あらすじ


冬の陣で本来であればまだ生き延びる筈の真田信繁が自害したことにより、刀剣男士である大千鳥十文字槍信繁に成り代わり泛塵と共に正史を守ろうとしていた。

一方、慶長20年の大坂に出陣した三日月宗近ら6振。
そこで三日月宗近は大千鳥の気配に呼び出され、大千鳥から事情を聞く。

大千鳥は信繁ではないことが人間にバレ、追われる身となり、自分を逃すために泛塵が囮となり、逸れてしまったことを宗近に話した。

この時代はおかしい、存在しない筈の真田丸や真田十勇士がいる、協力して欲しいと言う大千鳥に、自分だけ呼び出すには他に何か訳があるのではと宗近が聞くと、政府から宗近を監視するように言われていると言う。

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泛塵は真田丸真田十勇士に囚われていた。

三日月宗近たちと大千鳥は協力し、存在してはならない真田丸を破壊に向かう。

真田丸は改築され、一つの町のようになっていた。
そこには真田十勇士の他に、高台院徳川秀忠もいた。
高台院は三日月宗近の元主の一人

今回の部隊の隊長であるへし切長谷部は真田十勇士を倒そうとするが、高台院に止められる。

高台院に命じられた真田十勇士は刀剣男士たちをもてなす
釣りをしたり酒を飲んで打ち解ける刀剣男士と真田十勇士たち。

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しかし自分を斬って欲しいという高台院の願いの引き換えに、三日月宗近は自分たちと真田十勇士を戦わせるように申し出をした。

そして、徳川秀忠と豊臣秀頼の天下を決める戦いにより、刀剣男士と真田十勇士は再び敵となり、戦った。

燃える大坂城。刀剣男士と戦い、豊臣家を救うため駆けつけた真田十勇士だったが、三日月宗近に行く手を阻まれ、負ける。

大坂城の中では、豊臣家が自害していた。
最後に残った秀頼は高台院に、貴女も母だったと告げ、介錯を頼み、果てた。

そして高台院は約束通り三日月宗近に斬られ、秀頼の跡を追った。

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真田十勇士も真田丸も無くなったが、異説夏の陣は正史から外れたため、政府から放棄された世界として隔離されることとなった。

全てが終わると、三日月宗近はこれはまた、随分と煤けた太陽だなと言った。
そして桜の大樹の下、新たな刀剣男士が生まれた。

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タイトルの意味


燃える大坂の城下町に空が照らされ、夕暮れのように見えたからです。そして夕暮れの中戦う士たちを表しています。

夕紅(ゆうくれない)とは夕方、西の空が紅色に染まることを言います。※タイトルの読みは「ゆうくれ」です。

感想


面白かったです。今回は初日のチケットが取れず、配信も都合で見れなかったので、初見でした。
今作は冬の陣と合わせて、一つの作品になってます。前後編ですね。

最後に登場した刀剣男士は、シルエットからして鬼丸国綱(おにまるくにつな)でしょう。

数珠丸恒次大典太光世、三日月宗近もいるので、とうらぶにおける天下五剣が、刀ステで全て揃いますね。

とうらぶにはまだ最後の天下五剣、童子切安綱(どうじぎりやすつな)は実装されていません。

この感じだと、童子切も刀ステには来そうですね。
刀ステには終わりがあると脚本家の末満さんが言っていたのですが、今作でこれまでの作品リストの巻物が画面に出て、
空いている行が3つはあったので、少なくともあと3作品はあるのかなと思いました。

そして、悲伝が陽伝になっていました。読み方は恐らく同じひでんですね。
鬼丸が三日月宗近を救うのか?と思いました。

以前の記事刀ステの時系列は上演順ではないと書きましたが、あの巻物の通りなのかもしれません。

そうであれば間に空白があるので、また時系列が前後しますね。

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鶴丸国永の存在が明るくて救いに感じていたのですが、鶴丸はこの戦いが終わらないかもしれないと思い、ゾッとする、どうすれば狂わずにいられる?と三日月宗近に聞いたシーンでつらくなってしまいました。

喋る時間遡行軍わーい!とはしゃいだり、スクーターに乗ってヒャッハー!!と叫んだりしていても、そんな気持ちを抱えていたなんて。

スクーターすごいんですよ。提灯がついてて電気もつくのです。真田十勇士の望月六郎が作って、2輪なんとかって言ってました。

ちょっとここまで書いてて既に長文になってしまってきているので、感想を箇条書きスタイルにします。

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・三日月宗近

後に特別枠を設けてますがそれはまた別で。
カテコで登場人物が番傘を回すところで、三日月宗近が歩いてその様子を眺めているのがゲームやアニメみたいで好きでした。

・鶴丸国永

いると安心します。激しい戦い、かっこよかったです。真田十勇士と盃を交わすシーンで2次会どうする?と言っていたのが面白かったです(笑)
良いですよね飲み会。早く気軽にできるご時世になって欲しいものです。

この飲み会シーンで、つまみのメニューが壁に貼られていて、ぼやけた目で頑張って見たのですが、田楽だとか書かれてました。
そういう日常的なセット好きです。

・へし切長谷部

語弊がある言い方をすると、へし切長谷部のことを今回で初めてかっこいいと感じました。
あの刀に手をかけるときの指の動き。見惚れます。

・骨喰藤四郎

三日月宗近のことを一番気にかけている様子が可愛かったです。
敵を斬ったあとにすっと姿勢を正すのが凛々しくて素敵でした。

・薬研藤四郎

セクシー担当でした。薬研藤四郎は真剣必殺ですごくはだけるのですよね。

湯治場のシーンがあり、真田十勇士の三好兄弟がお風呂に入っていて、へし切長谷部と薬研藤四郎は入らずにいたのですが、薬研は入りたがっていて、入りそうになってました。

なんだ、入らないんだ残念。と思ったら、よし、俺もひとっぷろ浴びるかぁと言い始めたので、やった!入る!!と思ったら場面転換し始めて、見えない!!となりました(笑)

そんなちょっとだけよも禁止な薬研とへし切長谷部が真剣必殺では大胆に脱いだので、三好兄弟に湯治場では脱がなかったのに戦闘では脱ぐなんておかしなやつだ!と言われてて笑いました。

・数珠丸恒次

タイプです。髪の先のひらみが兼さんを思い出しました。
万屋ボイスの「煩悩や執着を捨て、必要な物だけ買うのですよ」が聞けて嬉しかったです。あのボイス好きです。

緑川光さんはスクライドの舞台挨拶でお会いしたことあります。

今はツイステのリリアもやってますね。

原作ゲームの万屋ボイス、結構な割合で買いすぎないように止めてくるの面白いです(笑)

・大千鳥十文字槍
槍の形好きなんでまじまじ見てしまいますね。千鳥が飛び立つ様の形をしているから大千鳥なんですね。
泛塵のことをあんなに大事に思っているとは意外でした。

・泛塵
大千鳥と同じく、あまり他人に興味がないと思いきや大千鳥のために行動しているところに驚きました。ファーが重そうに見えて、殺陣が大変そうと思いました。
鍛刀キャンペーン始まりましたね!みよくの本丸には既に来ていますが、また回します。

・豊臣秀頼

ハンサム。出てくる度背が高くてハンサム!とウキウキします(笑)
斬首シーンであんな映像で生々しく見せられるとは思いませんでした。

・高台院

歌がとても上手いです。歌謡ショーが始まったみたいでした。唯一の女性ですね。元宝塚の男役トップスターでいらっしゃいます。

・真田十勇士

一人一人書いていきたいところですが長〜くなるのでかいつまみますと、とにかく良いです。
あんなにキャラクターがしっかり立っているのに今作で出番終了とは勿体ないですね。

見た目だと筧十蔵が怪しげで好きです。猿飛佐助でっかい手裏剣も好きです。五月雨江に見せてみたいです。

・感動したところ
涙が出てきたのが、鶴丸が三日月宗近にどうすれば狂わずにいられると聞いた時、あの本丸があれば頑張れるということを言って、本丸にいる刀剣男士のマネキンが出てきたところでした。

首無しで戦闘服を着ていて、山姥切国広だけフードを被っているので頭がありました。

そして一人一人、鶴丸と三日月宗近が本丸出のエピソードを語っていくんですね。

思い出すだけで切なさが込み上げます。

全然覚えられてないのですが、和泉守兼定と堀川国広が変わり種の野菜を育てている、というのは覚えてます。

そんな穏やかな日常の愛しさを語り、この先終わるかも分からない戦いを本丸の仲間と共に乗り越えて行こうという前向きさに涙しました。

鶴丸はどうすれば狂わずにいられると三日月宗近に聞きますが、大千鳥から三日月宗近は狂っているとも言われていました。

三日月宗近だって、全く平気なわけではないのではないかと思いました。

そしてなんと言っても豊臣秀頼と高台院の、親子の抱擁シーンですね。
産みの親ではないけれど、自分にとってはもう1人の母親だと伝える場面です。

親兄弟の話には弱いんですよ。特に母親が絡むと泣いてしまいますね。

その後、三日月宗近が高台院を手にかけるのもまたつらいものがありました。

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・かわいかった
正史と放棄された世界の説明をしているときに刀剣男士のミニキャラが映像に出てきて、可愛い!一瞬でハッピーな気持ちになりました。

・ソイヤソイヤ!
ラッセイラッセイ!外せないですね。夏の陣も最高でした。テンション上がりますし、世が世なら掛け声かけたいくらいでしたね。

刀ステの真剣必殺でバン!と登場した時とか、ソイヤソイヤ!ではそういった掛け声が合いそうって思います。

日本の祭りの熱さのような物を感じて、刀ステの名物だと思いますし、すごく好きですね。

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鈴木拡樹さんの三日月宗近

会場では青い着物を着ている人や、青いメッシュを入れてる人も2人くらいいて、三日月宗近の缶バッジをぎっしり付けた痛バを持っている人もいて、三日月宗近の人気の高さが分かりました。

青い着物や髪だからといって必ずしも三日月推しではないと思いますが、なんとなくそう感じました。

三日月宗近がソイヤソイヤ!するシーンでは嬉しそうに拍手してる人もいました。明らかにテンションが違いましたね(笑)

みよくも遂に憧れの鈴木宗近を見ることができ、感無量でした。
真田十勇士の前に立ちはだかったときのあの畏怖するオーラととかっこよさ

しかし、みよくはこの大事なときにある失態を演じてしまいます。

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またオペラグラスを忘れました。
またですよ。壽乱舞音曲祭の時もやりましたよ。
冬の陣の時は忘れなかったのに。しかも、冬の陣の時の方が席が前の方であったのに。

冬の陣では10列目以内で、今回は20列目以内だったのですが、今回もいい席をご用意していただけたのです。にも関わらず。

隣の人が取り出したのを見て思い出しました。
劇場で安い低機能のでいいから常時販売して欲しい!と忘れる度に思うのですが、また忘れないように記事の一番最後にオペラグラスの画像リンク貼り付けました。これで見る度に思い出すでしょう。

視界がぼやけてはいましたが、三日月宗近の素晴らしさはしかと伝わりました。

他の刀剣男士も、真田十勇士も素晴らしかったです。今度はオペラグラス持ってまた観に行きたいです。

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ステアラの見え方


前の項目で書きましたが、冬の陣では10列目以内で、今回は20列目以内でした。

感想としては20列目以内の方が見やすかったです。
というのも、今作は映像を多用しているので、後ろの方が画面全体を見れて、没入感が味わえました。

冬の陣で前の方で見た後、配信でも見たのですが、配信では全体が見れてとても見やすいと感じました。

それが、少し後ろに下がると、適度に全体が見え、舞台からも遠すぎるわけでもなく、とてもいい位置でした。

役者さんを間近で見たいなら5列目以内、全体的によく見たいなら20列目以内くらいかなと思いました。

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ステアラは横には大きいですが縦にはそこまで距離はないので、一番後ろの席でもそう遠くは感じないと思います。

東京心覚 大阪全公演中止

2020年3月の静かの海のパライソ、9月の幕末天狼傳がコロナにより中止、東京心覚の宮城公演初日と2日目が地震により中止、そして大阪公演が緊急事態宣言により中止。

そして、刀ステも28日〜11日まで、中止になってしまいました。5/3に予定されていた舞台挨拶も延期になりました。

これ以上、緊急事態宣言が続けば、刀ミュは東京凱旋すら上演できるか分かりません。

宣言の期間が延びないことを祈るばかりです。
刀ステ、刀ミュとも損害額は数億円に上るそうです。

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中止前のラストデイの27日には、三日月宗近役の鈴木拡樹さんから挨拶がありました。

中止の旨と、6年目に入ること、10周年を迎えられるように頑張るので応援してください、観に来てくださいとお話しされてました。

緊急事態宣言がどうなるかは分かりませんが、5月はまだ平日はチケットの余裕があるので、平日に観に行ける方は、ぜひ

みよくは5月は行けそうもないので、6月のチケットが買えればまた行きたいと思います。

欲を言えばあと2回は現地で観たいですね。

先述したように、舞台から離れた席はとても映像が見やすいので、後ろの方だから不満足ということはない舞台です。

セットも豪華でキャストも縦横無尽に動き回るので、どの席でも様々な角度から何度でも楽しめると思います。

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パンフレット


今度は季節が変わって、質問は忘れられない夏の思い出でした。
泛塵役の熊谷さんが高校生の頃、夏コミに行っていて、戦場が夏の陣に変わったと言っていたのが面白かったです。

会場でフライヤー貰えました。

おわりに


27日に刀ステは一旦中止になりましたが、27日から刀ミュのにっかり青江単騎出陣が、北海道・函館からスタートしました。

全国を巡業します。公式インスタグラムで冒頭の音声が聴けます。

无伝 夏の陣は本当に劇場で見るべき作品なので、まだ配信のみの方や見たことない方は、ぜひ劇場で見ることをお勧めします。

階段を登っていくところや街中で戦うところなど刀剣男士たちのいる世界に入り込めたようで感動しました。

映像は後から見ることができるけれど、劇場で体感できるのは今だけです。

注意事項ですが、劇場の近くは本当に何もなく、自販機すらないので飲み物は絶対に持参して行ってください。
喉がカラカラになって自販機探したのですがなくてつらかったです(泣)

天伝 冬の陣のときよりも、会場はより一層感染症対策がされており、さらに観客のマナーも見違えるほど良くなっていました。

努力の賜物だと思います。全ての人が命懸けで携わっている刀ステ。何度でも体感したい名作でした。

刀ステ、刀ミュとも再びの開幕、そして完走を心より、心より祈っています!

帰りは綺麗な夕紅でした。

天伝 冬の陣 初日感想ネタバレ


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