舞台『PSYCHO-PASS -virtue and vice-』 大千穐楽 主演 鈴木拡樹 ライビュ 感想ネタバレ

舞台『PSYCHO-PASS -virtue and vice-』 大千穐楽 主演 鈴木拡樹 ライビュ 感想ネタバレ

舞台『PSYCHO-PASS -virtue and vice-』
主演 鈴木拡樹 ライビュ観てきました。

バーチューアンドバイス
善と悪という意味です。

池袋シネマサンシャインで観ました。

写真はスクリーン6ですが、観たのはスクリーン1で、1番では紙のチケットを販売していません。

画面のQRコードを見せて入場します。

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感想ネタバレです。

PSYCHO-PASSとは

サイコパスとは、アニメが原作の作品です。

アニメは途中まで見ました。

アニメでは女主人公ですが、舞台では女性が出てきません。

声だけで主人公が登場していました。

PSYCHO-PASSの基本設定

基本設定はアニメと同じでした。

この世界ではシビュラシステムというシステムに支配されています。

シビュラは人の犯罪をしようとする心を犯罪係数として計測し、犯罪者か否かを判断するシステムです。

その心は色相と呼ばれ、悪い心になることを「色相が濁る」と表現されます。

人々は生まれた時からシビュラによって人生を決められます。

犯罪係数が高いと生まれた時から「潜在犯」として犯罪者扱いで、低いと普通の人として生きられます。

職業まで決められてしまいます。

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監視官と執行官

主人公たちは監視官と執行官に分かれています。
監視官は生まれた時から心が綺麗と判断されたエリートたちで、その名の通り執行官を監視します。

執行官はその逆で潜在犯とされている人たちです。

潜在犯は通常、隔離施設送りにされますが、執行官として犯罪者を取り締まる任務を担うことで一定の自由を与えられます。

自由には制限があり、監視官の許可がなければ外出も出来ません。

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犯罪者を裁く武器『ドミネーター』

犯罪を犯した者は監視官と執行官に追われ、追い詰められるとドミネーターという犯罪係数を計測する武器で処分されます。

犯罪係数が低めだと気絶させられるだけですが、大幅にオーバーしているとその場で命を奪われます

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舞台のストーリー

鈴木拡樹さん演じる主人公、九泉晴人(くせんはると)はエリート監視官として執行官たちと行動を共にしていました。

初めは執行官たちと対立していましたが、やがて打ち解けます。

しかし執行官たちは次々とヒューマニストという反シビュラの人たちと対立する中で亡くなってしまいました。

そして九泉はエリートではなく、シビュラに母親ごろしの記憶を人工的に埋め込まれ、罪の意識からシビュラの為に生きるよう仕向けられた操り人形でした。

仲間の中に嘉納という裏切り者がいて、最後は九泉と嘉納が撃ち合って暗転しました。

どちらが生き残ったのかどちらも亡くなったのか分かりません。

アニメの主人公、常守朱(つねもりあかね)が人間らしさとは何かを問われ、「人間らしさとは何かを考え続けること」と答えて終わりました。

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感想

私はPSYCHO-PASSという作品が好きではありません。

理由はシビュラの存在が理解できないのと不快だからです。
倫理的に許されるシステムではありません。

考えとしてはヒューマニスト寄りだと思います。

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犯罪者を裁くシステムとしては有用だと思いますが、生まれた時からその人の人生を決めるという一点が許せません。

人は生まれた時から犯罪者なわけがなく、犯罪者になる原因は生きてきた環境にあると思っています。

現に、嘉納が犯罪に走ったのも、シビュラが支配する世界が許せなかったからであり、シビュラさえなければ犯罪者になることはなかったと思います。

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嘉納役の和田琢磨さん、すごくハンサムだなと思って見てて、最後の映像で芸名を見たらどこかで聞いたことある名前だなと思ったら

舞台刀剣乱舞の歌仙兼定役で、尚且つ有澤樟太郎さん初主演の舞台『SLANG』にも出演される方でした。

鈴木拡樹さんは舞台どろろで初めて演技を見ましたが、百鬼丸役とはまた雰囲気が全く異なりました。良いお声です。

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ドミネーターがアニメそのままで感心しました。
執行準備に入ると形が変わるんです。

イミテーションの海は嫌だなと思いました。Netflixでアニメ放送中の『7SEEDS』を思い出しました。

セブンシーズはアニメは見てないですが漫画は面白いのでお薦めです。

有名漫画『BASARA』を描いた田村由美先生の作品で、漫画は完結してます。

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セブンシーズは冷凍保存されていた選ばれし人たちが氷河時代の直後のような地球上で人類を存続させる為に奮闘するお話です。

様々な理由で選ばれた人たちですが、中には冷凍保存する為に育てられた人もいます。

この設定はノイタミナで放送されたアニメ『約束のネバーランド』に似てると思いました。
理由や背景は全く異なります。

PSYCHO-PASSの話に戻りますが、大城(おおしろ)という筋肉キャラの格闘がかっこよかったです。

オタクキャラの蘭具が昔の刺激的な漫画を読んでいたから潜在犯にされたのだろうかという台詞があったのですが、

人によっては漫画に全く影響されないとも言えないので何とも言えないなと思いました。

漫画の影響でスポーツを始める人もいますし、犯罪に走る人も全くいないとは言えないのではないかと。

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かと言って漫画の表現を規制しろとは思いません。

これは『図書館戦争』を思い出します。

岡田准一さんと榮倉奈々さん主演の実写映画が好きでした。いまキャストを見てみたら田中圭さんも出てたんですね。

表現の自由の規制、発言の規制は現実世界でもあり得ることで、実際にあることなのでフィクションと言い切れないと思います。

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ライビュ限定特別映像

公演後、ライビュ向けの特別映像がありました。

キャストの舞台裏の光景やライビュ視聴者に向けたメッセージがありました。

前に見たミュージカル刀剣乱舞の三百年の子守唄で特別映像があったので、もしかしたらあるかもと残っていたらありました。

こういうライビュ向けの映像はちょっとお得感あって嬉しいです。

鈴木拡樹さんからは「PSYCHO-PASSを通して、人間の幸せとは何かというのを考えるきっかけになって頂ければ」というメッセージでした。

胸糞悪くはなりましたが考えさせられました。

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胸糞悪いと言えば『トゥルーマン・ショー』というジム・キャリー主演の古い映画も一部の人に胸糞悪さを与えています(笑)

有澤さんが紹介していたのとジム・キャリーが好きなので見てみましたが、こちらは私は好きでした。

ラストシーンが感動的で泣きました。傑作です。
ぜひ私のレビューを見る前に観て頂きたいです。Amazonプライム・ビデオで無料で見れます。

先程言った通り人によっては胸糞ですが、PSYCHO-PASSのように考えさせられる作品です。

私はイエスマンより感動しました。
感想記事書きました☆

それではまた。

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関係のない小話

劇場に行く前に表参道の美容院に行ったのですが、美容師さんがめっちゃ假屋崎省吾に似てました。

声まで似てました。

スタバのストロベリーマッチフラペチーノ。
レッドにしました。美味しかったです。

あと副都心線の座席シートが可愛かったです。写真ブレました。

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