ニューヨークが生んだ伝説の写真家『永遠のソール・ライター展』in 渋谷Bunkamura感想です。
写真家、ソール・ライターはカラー写真の先駆けとも言える存在で、多くの写真をこの世に残しました。
ニューヨークの街並みが主で、その他に唯一の理解者であった妹の写真や、最愛の妻のヌード写真なども残しています。妹のデボラは20代で精神病に罹り、施設で亡くなりました。
父親は厳格で、写真家としての仕事は認めませんでした。ライターにとって富や名声よりも父親から認められることの方が重要だったようです。
絵画も飾られていました。写真はモノクロからカラーへ変化し、またモノクロへ。
妹がなぜ病気になってしまったのかが気になりました。
ライターは多くの写真を印刷せずに保存していたため、支援財団がその膨大な写真の現像を試みています。
映写室では写真が三面で代わる代わる映し出されました。ソファが二つ、真ん中にあるだけです。
真ん中に映し出されるニューヨークの街並みや人よりも、両側に映し出されていた家の中の写真が好みでした。
私は街よりもランプやティーカップなどの家具や、家の中から見た窓などが好きなのだと気付きました。
作品名リスト。『無題』が10個くらいあります。
カラー写真が世に認められる30年も前からカラー写真に携わっていたライターに感服しました。
親に認められず、それでも自分の道を突き進み、全うしたのは才能でしょう。
写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(字幕版)
2014年にドキュメンタリー映画化されています。
Bunkamura内にあるル・シネマでは30日まで再上映されています。
展示会の半券で少し割引されます。
別作品ですが映画『キャロル』はソール・ライターの写真集を参考に映像が作られました。
女性の同性愛の映画です。
80歳を超えて温めていた作品を世に放ち、再び脚光を浴びたライター。気が向いたから良かったものの、もしかしたら作品を世に出さないまま亡くなった芸術家もいるのかもしれないと思いました。
写真の持つ面白さを再認識させてくれた展覧会でした。
8分の1で欲しい缶バッチを一発引き出来ました。
ヴィゴ・ヨハンスンの絵です。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X8i レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM 付属 KISSX8I-1855ISSTMLK
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