みんなのミュシャ ―ミュシャからマンガへ― 線の魔術 in 渋谷Bunkamura ザ・ミュージアム 感想です。
Bunkamura30周年記念で開催されています。
会場・期間
渋谷駅から徒歩5分~7分の場所にある渋谷文化村の美術館です。
開催は今月29日日曜日まで。
時間は10:00-18:00で金曜と土曜は21:00まで開館してます。最終入場は閉館の30分前です。
感想
アルフォンス・ミュシャ(1860年‐1939年)
アルフォンス・ミュシャの世界 -2つのおとぎの国への旅-
ミュシャは前から好きでした。何がきっかけで知ったかは忘れてしまいましたが存在を知ってました。
会場内は大盛況でした。
音声ガイドに千葉雄大さんがいて聞きたかったですが時間もないのでなしで見ました。
ミュシャは日本の漫画家だけでなく、アメリカンコミックスにも影響を与えていました。あのアベンジャーズも採用しています。
仕事の幅は広く、挿絵から始まり舞台のポスター、雑誌の表紙、銀行のポスターなども手がけました。
日本の漫画家だと山岸涼子さん、天野喜孝さん、松苗あけみさんなどが影響を受けていて、彼らの作品も展示されており、グッズも売っていました。
確かにミュシャの影響を受けているような絵です。
ミュシャの絵は戦争により暫く鳴りを潜めましたが、その後、若者のミュージシャンなどに見いだされ、人気が再燃しました。
それまでは花や髪などのモチーフだけが受け継がれていました。
ミュシャの髪の描き方は西洋絵画とは異なり、漫画的な感じがします。
『黄道十二宮(こうどうじゅうにきゅう)』このイラストの缶バッチ持ってます。上野公園の入り口にあったガチャガチャで引きました。
占い好きなので十二星座モチーフはわくわくします。
電話占いFeel(フィール)
タロット・ミュシャ
ミュシャは色使いも美しく、金や銀の画材を使っていることもあります。
『椿姫』では星に銀色が塗られていて、輝いてとても綺麗でした。女性の金髪がキラキラしていたり。
ポスター アルフォンス ミュシャ 椿姫
ミュシャの描いた百合の花が描かれた女優のシンボルになったり、編集者などから良心的で手堅い仕事をすると評価をされていたりと彼の仕事は高く評価されていました。
今までは小さなイラストしか見たことがなく、絵は綺麗だけれど薄暗い印象がありました。
実物を見てみると人の大きさくらいのイラストが鮮やかな色使いで塗られていて、感動しました。
薄暗いと言えば華やかで平和的でファンタジーな雰囲気のミュシャですが、1枚だけ恐ろしい絵がありました。
『メディア』というタイトルの絵で、さつ人をした後の犯人が目を見開いて長いナイフを持っていました。
華やかな作品が溢れる中で異色の作品で釘付けになりました。
絵のストーリーも悲惨で、母が子を手にかけているというものでした。
こちらのサイトで詳しく解説しています。このサイト様では他の作品についても詳しく解説されていて読み応えがあります。
ミュシャは逆に日本の絵から影響を受けていたことが分かります。
グッズ
ポストカードと黒船(カステラ)を買いました。
『スラヴィア』プラハ、スラヴィア保険相互銀行のためのポスター。
『ハースト・インターナショナル』ニューヨーク、ハースト・インターナショナル誌の表紙。
おわりに
ミュシャの作品を生で見たことがない人は一度作品を直に見てみて欲しいです。
開催終了まであと1週間。渋谷でアール・ヌーヴォーをお楽しみください☆
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