手塚治虫の傑作漫画、どろろのアニメが前作の1969年フジテレビ放送のアニメから50年の時が経ち、新しく放送されました。
放送局によって放送時間が大きく異なります。
Amazonプライムビデオでは6日の0時に先行配信されました。
劇場では2話まで先行上映しています。
Amazonでは海外にも独占配信しています。
今回はフジテレビなどでは放送されず、TOKYO MX、BS、時代劇専門チャンネルで放送されます。
主要テレビ局で放送されないこともあり、見れない、見ない人が多くいますが、とても勿体ないです。
大変な質の高さで見ないのは勿体ないです。
私は前作のアニメのどろろが大好きなのですが新しいアニメも素晴らしく、感動しました。
OPEDがとてつもなくイイ
どろろは作品によって結末などが異なると前の記事で話題にしましたが、今回も設定が異なります。
絵と一緒に見ると曲の良さが引き立ちます。
何度も見たくなります。
オープニングは原作のオマージュがたくさん散りばめられていて、特にどろろが過去を回想するときに空を馬が駆けるシーンが美しく情緒的に映像化されていて身が震えました。
またちょくちょくどろろの原作絵が出るんです。ポン!のところとか可愛い!吊るされているところも可愛い!
アニメ本編で原作絵が出るかはまだ不明です。
お自夜(どろろの母)が物凄い美人で驚きました。
エンディングはふたりの絆が感じられるのと、いいタイミングでキャラクターデザインをした浅田弘幸さんの原画が出てきて泣きそうになります。
前振りが長くなりましたが第1話『醍醐の巻』の感想とネタバレです!
醍醐景光(百鬼丸の父)が冒頭で地獄堂の鬼神たちに天下をとるためにこれから手に入る物を何でもやると言います。
その前に、止めるお坊さんを切り捨ててしまいます。既に悪人です。
旧アニメでは「これから生まれる子供のからだのどの部位でも持って行っていい」と言っているので、新アニメでは直接的な表現をしていません。
百鬼丸が生まれた瞬間
妻の縫の方が子供を産みますがその願いを言ったために、稲妻が生まれたばかりの百鬼丸に落ち、目や鼻、耳、腕と足、皮膚まで鬼神に取られてしまいます。
しかし、部屋に飾ってあった木彫りの観世音菩薩の首が飛び、産婆が「何かの身代わりではないか」と発言していたため、百鬼丸の何かを守ってくれたようです。もしかして命?
本当はここでしぬ筈だったけれど、観世音菩薩のおかげで免れたのかもしれません。
取り上げた産婆の一人が怖がって出ていきます。
このシーン。ぐろいです。旧アニメや原作では少し可愛げも感じる芋虫百鬼丸ですが、新アニメはまさに“皮を剥がれた”様子で、ちだらけです。
母は百鬼丸を捨てたくなく、泣きながら抵抗しますがもう一人の産婆が連れて行ってしまいます。
産婆は生きているのも地獄だろと川に沈めてしまおうとしますが、口を動かす百鬼丸を見て、生きたいのか?と感じ、船に乗せ、後は運次第と流します。
これは原作では母が言っている台詞です。
この後、衝撃の展開が。めちゃくちゃ怖い妖怪が出てきて産婆を食べてしまいます。カマキリみたいな。
それを琵琶法師がぶっ倒します。強い。原作だとハエ真っ二つなイメージしかないのですがチートな強さでした。
百鬼丸とどろろとノタが登場
その後、百鬼丸とどろろが登場。どろろは相変わらずのこそ泥で悪さをしたので追いかけられてしまいますが、上手いこと逃げます。
しかし犬が出てきて犬を代わりにいじめるぞと言うので大人しく殴られました。
犬は原作、旧アニメにも出てきたノタがモデルですね!
一緒に旅をするわけではないようです。冒険王版でも途中でいなくなってました。文庫版だと初めからいません。
細かく場面で感想書くとダラダラ長くなってしまいますね(笑)
こんな時の箇条書き
決してめんどくさくなったわけでは(^ω^)ケッシテ
時系列気にせず書きます。
・どろろの声が物凄く可愛い。鈴木梨央さん最高。「いったいどうなってんだ。」の言い方が最高に好きです。
・どろろの商売上手っぷり。これまでの作品のどろろはただ盗むだけだったけれど、今回のどろろは世渡り上手のスキルが更に上がった様子。
・馬糞素手で触ってる!!からのふんチラ。結構よくあるけど視聴者サービス!?
・何度殴られても立ち上がるどろろの強さに涙。
・百鬼丸のママは清楚系、どろろのお母さんは強気なイケイケ美人って感じ。聖☆兄のブッダとイエスのママを思い出す(笑)
・百鬼丸は全く口がきけません。
旧アニメでは普通に会話していましたし、原作では直接心に語り掛けるテレパシーとして話せていますが、今回の百鬼丸は完全に何を考えているか分かりません。
顔も人形みたいで目に光もなく。
琵琶法師もだけど、見えないけれど何か光っているモノとして認識しているのかも。
・百鬼丸と泥鬼が戦っている時にどろろが捕まり、それを助けた百鬼丸が背中で岸まで投げるのが萌えます。
百鬼丸の身体能力の高さが最高です。まだ体は不自由なのに。
・エンディングのどろろが言っているのは『百鬼丸』?本編で表情のない百鬼丸が微笑むのが泣けます。
・多宝丸がすごく好きなんですみよくは。舞台の多宝丸もとても楽しみにしています。多宝丸は片目を瞑っているのが特徴的です。それがまたかっこいい。
まだ両目ぱっちりしているので、この後何かが起こるのでしょう。
無邪気な多宝丸。母のことをとても大事に想っています。
しかし、いずれ兄である百鬼丸と戦う運命にあります。作品によって多宝丸の生死が異なるのですが、できることなら生きていて欲しいです。
・鳥のように両腕を後ろにして走る百鬼丸の姿が大好きです。PS2のゲームでも印象的でした。
原作でもこういう走り方してますね。
・顔の皮が元に戻るところを目の当たりにしたどろろ。原作や旧アニメでは目玉が出るぞってわざわざ見せるので新しいシチュエーションですね。
・魔神を倒すと体が戻るだけじゃなく地獄堂の像も壊れ、領地も荒れる?これも原作などにはない設定です。偽りの栄華は滅びゆく運命にあるってことかなぁと思いました。
今後の展開
第二話の予告が公開され、どろろカフェの開店も発表されました。
第二話は万代が登場します。
小話ですが、OPにルパン三世シリーズを手掛けた監督とテレコムのアニメーターが携わっています。
タイムリー!つい昨日、ルパンの記事をアップしたので。
早くOPとEDのフルが聞きたいです。
今からでもまだ間に合います。ぜひどろろの世界へお越しください☆もうどっぷりな方はこのまま突っ走りましょう!(*^▽^*)
原作が気になるけど本を買うのはスペース取るしなって人にはKindleがおすすめです。
★第2話はこちら!
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