映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』 第31回日本アカデミー賞受賞作品 感想 ネタバレ オダギリジョーの生い立ちと心臓病

映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』 第31回日本アカデミー賞受賞作品 感想 ネタバレ オダギリジョーの生い立ちと心臓病

映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』 第31回日本アカデミー賞受賞作品

原作はリリー・フランキーのベストセラー自伝小説です。

有澤樟太郎さんのブログ記事がきっかけで、10年以上ぶりに見ました。

2007年4月公開映画なのでもう12年も経つのですね。公開当時に劇場まで足を運びました。

今オダジョは43歳なので、30歳頃の作品ですね。

Advertisement

何度か話しているかもしれないのですが、芸能人が結婚して寝込む人って実在するのですよ。

そうです。私です。

最高潮に好きな頃でした。そして2008年の香椎由宇との結婚会見で撃沈して寝込みました。

結婚会見を見た時の絶望した顔を見た家族に本気で心配されたのを今でも覚えています(笑)

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

この作品で彼は主演男優賞を受賞、亡くなった樹木希林さんは助演女優賞を受賞しました。

納得の結果です。

アカデミー賞は2008年2月15日発表。オダジョの誕生日前日でした。これは嬉しかったでしょうね。

ちなみに香椎由宇さんも同じ誕生日で同じ血液型です。しかもその日に入籍しています。

Advertisement

もう内容も忘れていて、覚えていたのはジャケ写にもなっている横断歩道を親子で手を繋いで歩くシーンと、ラストの東京タワーに元カノといるところだけでした。

あの横断歩道を渡るところ、スローモーションなんです。切ない気持ちになります。

母親というのはどうしてこうどこも似るものなのですかね。

すべて同じではないと思いますが、自分の母親と重なりました。

自分のことより子供のことを優先するところ、賞を貰ったりしたら自分はなんてことないと思っているのに、大事にとっておいてくれるところ。

ご馳走を作って待っていてくれるところ。

酷い父親なのに会う時に見た目を気にしたりするところ。

樹木希林さんの実の娘、内田也哉子(ややこ)さんの演技も好きでした。実の親子なので年齢の経過が自然でしたね。

今知ったのですが内田さん、オダジョと誕生日が5日違いでした!生まれ年も1976年で一緒です。意外な共通点。

Advertisement

一番泣いたのは『なすびの味噌汁』ですね。こういうところも重なりました。

オダジョの「何を言う」が本当に泣けます。

泣くというより悲しかったのはオカンがボクから東京に呼ばれ、ひとり東京へ向かうところ。

離婚していないのにオトンは別の女性と暮らしています。

「ずっと別の女の人と暮らしているのよ」ボクに電話でそう言って、荷物をまとめて部屋でぼーっとしている表情がもう悲しくて。

オカンには寺島進が演じた“良い人”もいて、ボクが「オトンが好き!」と言わなければきっと再婚してたんだろうなと思うとまたつらさが。

映画の中で樹木希林さんはガンの役で、抗がん剤治療をしている時の演技が凄まじく、苦しんでいる姿がつらいです。

現実でも樹木さんはガンと闘いました。

ガンになっていながらガンの役をやる。体当たりですごいです。しかもこの頃には左目を失明しています。

女優魂とはこういう人のことを言うのだなと思います。

Advertisement

オダジョは半年も出演を断り続けていたそうです。原作ありきのリリー・フランキーさんを演じるということにプレッシャーがあったようです。

結局は原作やリリーさんに寄せることはなく「ただの男を演じた」と語っています。

オダギリジョーといえばオカンというより、おばあちゃんです。

小さい頃はおばあちゃん子でした。

確か母親が飲み屋をやっていて、おばあちゃんと過ごしていたんだと思います。

調べてみたところ、両親は離婚し、母親はスナックを経営をしていたそうです。

映画館に一人残されていたんだとか。

私の友人にも女の子ですが子供の頃は映画館に残されていたという子がいて、そういった子は案外多いのかもと思いました。

その子の弟が映画監督を目指していると聞きました。

Advertisement

おばあちゃん子は優しく育つと聞きますがオダジョは優しいし繊細だと思います。

ゴールデン放送の主演ドラマに抜擢された際に、視聴率が振るわず、主演のオダジョのせいにされてしまい、気に病んだのか心臓の病気を罹ってしまいました。

2014年の初めです。10日も入院してました。

もう二度とゴールデンには出たくないとトラウマになってしまいました。

おしかけスピリチュアルという番組で心臓病のことを知ったのですが、酷いなって思いました。

主演の責任は確かにあるけれど、お芝居はみんなで作るものだし、放送時間帯や曜日の関係もあるし、録画で見る人もいるのにと。

かなり責められたようで。誰だ責めた人。酷い!

私は見ていませんが、実際に見た人は「良かった」と言ってました。

寂しがりや、考えすぎ、人と交わるのが苦手、思いつめた生き方

など悲しいワードが。一旦仲良くなるとすごく情をかけるそうです。

Advertisement

こんな悲しい雰囲気の中で「仕事をせずにお金を儲けたい」発言には爆笑しました(爆)

すごくクールでかっこいいのにこういうふざけた発言するところが大好きです。

去年の法大でのイベントで、女子学生から「夢を叶えるのに必要なことは何ですか」と聞かれ「さっきね、人生で初めてマカロンを食べた。やっと夢がかなった」と答えていました(笑)

ちゃんとその後「自分を信じてあげること」と回答していますが何でマカロン(笑)

マカロン大好きです。

これからもジョークを言えるほど元気に健康に過ごして欲しいです。ゴールデンは出なくていいです!(笑)

心臓大事!

東京タワーのラストでオカンがボクに宛てた手紙にも「まず健康」と言っていました。

これもうちの母親と一緒だなぁと思いました。「とにかく健康!」とよく言ってて。

でも自分が歳を取って本当にその通りだなと思ってます。

そう言いつつ、徹夜してこの記事書いているのですが(笑)

もう寝ます。

おやすみなさい。

勝地涼さん演じる平栗くんのキャラ、好きでした。「パァッ!」(笑)あそこは松尾スズキ感出てますね。

あとサラ金から何度も電話がかかってきて事務員がボクに「いつもいないと言っていいのですか?」と聞いた時に「いいんじゃないですか?自信持ってください」のやりとりが笑えました(笑)

Advertisement


映画カテゴリの最新記事