劇場版 舞台刀剣乱舞『維伝 朧の志士たち』公開初日 感想ネタバレ 刀ステ屈指の傑作が3週間限定上映開始です。
初日に見ましたが記事を書く時間が取れずに遅くなりました。
登場人物/あらすじ
陸奥守吉行 蒼木陣
肥前忠広 櫻井圭登
南海太郎朝尊 三好大貴
和泉守兼定 田淵累生
堀川国広 小西詠斗
小烏丸 玉城裕規
鶴丸国永 染谷俊之
坂本龍馬 岡田達也
武市半平太 神農直隆
岡田以蔵 一色洋平
吉田東洋 唐橋充
あらすじはこちらの記事をご覧ください。
維伝で当サイト内を検索かけたら16件も出てきました。恐ろしい。
感想
何から褒め称えればいいのかという感じですね。
現地、ライビュ、配信含め何度も見たので、冷静に見れるだろうと思っていたのですが、普通に感泣しました。
今だからこそ響く台詞もあり。
龍馬の「やり直せないから面白いというのに」というセリフなんか、無性に泣けました。わかっていても願ってしまった。泣けます。
改めてなぜ維伝が傑作なのかを本作を見て感じたことを書きます。
・話がわかりやすい
山姥切国広や三日月宗近のことは、他作品を見ていないと理解できないと思いますが、それを除けば単体で楽しめる作品だと思います。
・息抜きとなる笑いが随所に散りばめられている
鶴丸国永の功績が大きいですね。それもですが、BGMがポップだったりして、それも楽しめる要素になっています。鶴丸国永の回替わりがまた素晴らしく。当時もそうでしたが、今回の映画館でも笑いが起きてました。
みよくは兼さんが「おい陸奥守ィ」とすごいキリッとした顔で言った後にまずった!とおめめキラッキラで口を両手で押さえるシーンがツボです。急に乙女。
急に乙女といえば、鶴丸のちょっとちょっと刀剣男士!喧嘩しないで歴史守ろっ!も素晴らしかったですね。当時かなりJK鶴丸国永として話題になりました。
・BGMが多彩
ポップだったり、怪しげで幻想的な雰囲気だったり、異国っぽかったり、かなり豊富で楽しめる内容になっていると思います。初めて刀ステでサントラ買いました。
カーテンコールの「あさきゆめみし」は本当に名曲だと思います。
陸奥守吉行と坂本龍馬が戦闘に入る時のイントロは何回聴いてもゾクゾクします。
「高知城天守最終戦」ですね。
・いつの時代でも心に響く龍馬の言葉
先述した、「人生はやり直せないから面白いというのに」というニュアンスの台詞や、「日本はいい国か、言い切れるか」という陸奥守吉行への問い。
当時も考えてしまいましたが、今はよりどうだろうと思ってしまいました。悲しいことですが。
5年後、10年後に再度見て、その時に違ったことを思ったり、または同じような感想を抱くのか。そんな興味を持たせる作品です。
・超危険なセットで完走した奇跡の舞台
今でも信じられない気持ちなのですが、見ていてハラハラするほど危険な舞台セットなんです。それでありながら、全63公演、誰一人として大きな怪我をせずに完走しているんですよ。ミラクルですよこれ。
だって人力で床が動いてるんですよ。その上をキャストが走ったり飛んだりしていて、人力で動かしてる人たちは、中で階段を動かしているので、役者の動きや姿が全く見えていないんです。
阿吽の呼吸というか、キャストと黒子の呼吸がずれたら大惨事ですから、見るたびにヒヤッとします。
これがあるので、維伝の再演をしてほしい気持ちと、二度と再演してほしくない気持ちが鬩ぎ合います(笑)
兼さん役の田淵累生さんは、維伝によって筋肉が10キロ増量したとトークショーで言っていたので凄まじさが伝わります。
トークショーはかなり笑いました。
慈伝のトークショーも当選したので観に行きましたが、そちらも爆笑だったので、刀ステキャストはトークが上手いという印象になりました。
・演出が漫画的
今回、劇場版でアップが多かったのでより思いましたが、派手で漫画やアニメ的な演出が優れていると思いました。
特に感じたのは真剣必殺の時に緑の覇気が出るところでした。
前までそんなに思わなかったのですが、今回おお!と思いました。
あと鶴丸国永と小烏丸が武市半平太を蹴って壁にめり込むところなどなど。
・どの刀剣男士も満遍なく活躍
メインは陸奥守吉行で、圧倒的存在感とオーラですが、どのキャラも見せ場があり、重要なポジションを担っており、全員好きになりました。
今回見て思ったのが、刀ステの刀剣男士は血の気が多くてクールだなと思いました。刀ミュはもうちょっとニコニコほわほわしてます。どちらも好きです。
・刀剣乱舞の世界観を丁寧に説明してくれる
南海太郎朝尊によって語られる、正史と放棄された世界の説明と仮説は今見てもとても興味深いものでした。映像が未来的で。
・歴史上の人物がはっきりと刀剣男士を認識した上でさらには強敵
もうこの設定だけで面白いです。
しかも偽物という。「何もかもがぁ、朧気じゃぁ」
ちなみにみよくが好きな吉田東洋のセリフは「なんぼ酒に酔うちょっても、犬を斬るには造作もないき」です。
・敵のメイクがすごい
キッスみたいなあのメイク。岡田以蔵が雄叫びを上げるところ、ゾゾーっとします。
ざっと思いついたのはこんなところですが、まだまだ維伝の名作たる所以はたくさんあると思います。さっきここまで書いたのに間違ってゴミ箱に移動をクリックしてしまって血の気が引きました。
電波も悪くなるしもう夜中の1時過ぎてて寝ろってことだと思いますのでここまでにしておきます。
最後に映画のよかったところ。下からのアングルで映したり、アップが多かったと思います。
回替わりに関しては、傑作選という感じでした。龍馬の客降りのアレとか(笑)
鶴丸国永、肥前忠広、南海太郎朝尊のあの残骸トークは伝説です。
あと私の感想ですが、いや今までも感想でしたが(笑)
兼さんが銃を嫌ってて、元の主である土方歳三も撃たれて亡くなったのに、「よぉく狙えばいいんだろ?」と陸奥守吉行を守るために引き金を引くのもう情緒という感じでした。取り乱すわけでもなく、精悍な面持ちでセリフ後即ぶっぱなすのがもう。
その前に吉田東洋に精神攻撃受けて取り乱しているのですけど。陸奥守吉行の過去への向き合い方に心の芯が定まったのかと。
陸奥守吉行は坂本龍馬の性格を受け継いでいるわけで、もう過ぎた過去は仕方ないと割り切れる強さを持っているのが、自分に勝っていたらそうなっていたかもしれない龍馬の姿なのかなと思い、その時点において陸奥守は元の主を超えていたんだなと思いました。
あと小烏丸が本当にかっこいい。肥前忠広を庇った時の「させぬ」が特に好きです。
それと冒頭で堀川国広によって語られる桜田門外ノ変で江水散花雪が浮かびました。
入場者特典
ステージショット フォトカードです。
堀川国広でした。美しい。ふとせいしんしていきます!を思い出しました。懐かしい。
2週、3週で写真が変わります。これは追い維伝したいですね。
撮り下ろしキャストコメント映像
1週目は陸奥守吉行役の蒼木陣さんでした。
当時の初日のメモが残っていて、それを読んでいました。
命懸けで向き合わなけれがならないと思ったということを言ってました。
おわりに
まだまだ語りたいですがもう1時30分に今なったので寝ます。
素晴らしいシーンはたくさんあるのに、維伝を思い出そうとすると真っ先に南海太郎朝尊のダッダッダッ!ハァ〜ン♡が浮かぶのはどうしてだろう。多分、初見時の衝撃が強過ぎたのだと思います。
劇場版維伝、12/8までですので、この機会をお見逃しなく。
途中休憩10分あります!安心ですね。また、上映開始時間から10分ほど予告あります。
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