原作漫画 東京BABYLON 感想ネタバレ アニメとの違い

原作漫画 東京BABYLON 感想ネタバレ アニメとの違い

原作漫画 東京BABYLON 感想ネタバレです。

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有名なCLAMPの作品で、英語の読み方はバビロンです。

来年のアニメ化が発表され、瞬く間に漫画が品切れになりました。
大判の方を買い損ねたのですが、運良く文庫版を新品で購入出来ました。

初めてCLAMP作品を読みます。先にマジックナイトレイアースの方を購入しているのですが積読してます。

概要


1990年〜1993年に連載。
通常コミックスは1991年〜94年に刊行されました。
文庫版の初版は2000年です。

今から30年前の漫画なんですね。

バビロンの意味

漫画の中でメソポタミアの古代都市として解説されています。現代では国家権力や政治家などの意味も持ちます。

登場人物

主人公
皇 昴流(すめらぎ すばる) 16歳 男
皇一族 十三代目当主。
日本を霊的に守ってきた陰陽師。

双子の姉
皇 北都(すめらぎ ほくと) 16歳 女

桜塚 星史郎(さくらづか せいしろう) 25歳 男
表では活躍しない暗殺集団・桜塚護(さくらづかもり)の跡取り息子。同じく陰陽師であり獣医。

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あらすじと結末

東京で悪霊を払う陰陽師をしている昴流。姉の北都はサポート。
歌舞伎町で獣医をしている星史郎は昴流に一目惚れ。北都とサポート。

しかし本当は一目惚れなどしておらず、昴流の命を奪うため近づいたのだった。

昴流が9歳の頃、東京の桜の木の下にいたところ、星史郎と出会う。星史郎は子供をころしていた。それを目撃してしまった昴流。

すぐさま星史郎は昴流の記憶を消し、ある賭けをした。
その賭けとは、昴流と星史郎が再会してから1年を共に過ごし、星史郎が昴流のことを好きになれたらころすのをやめるというものだった。

星史郎は昴流を好きになるよう努力したが好きになれず、モノと一緒だと言い、1年が経ったため、ころそうとした。

昴流の祖母が結界を破り、間一髪昴流は助かったが、心が死んでしまった。

それを見た北都は悲しみ、昴流を守るため、消えた星史郎を倒しにいったが命を落とした。

それが分かった昴流は目覚め、星史郎は自分がころすと誓った。

成長した昴流は陰陽師の仕事を続けながら、星史郎を探した。

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感想

BL作品でした。全体的に服装などバブリーな印象を受けました。バブルが1991年2月までなのでぎり被ってますね。その後、作中でバブルが弾けたって会話がありました。

アニメの公式サイトにもあった「あなたは『東京』が、きらいですか?」は1話から出てきてました。

環境問題や原発、性犯罪や児童虐待、同居問題、新興宗教、いじめなどについて取り上げられていて、30年経ってもあまり変わらないと思いました。

これについて、今になっても通ずる素晴らしい作品だとも言えますが、何年経っても問題が解決しない悲しいことだと思いました。

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おじいちゃんが娘を想う話が感泣しました。すべての話が人間の心理描写を丁寧に描いていて、様々な気付きが得られる作品でした。

当時流行った歌手やゲームなどが登場して、時代を感じて面白かったです。東京タワーにあったという蝋人形館見たかったです。東京タワーには一回くらいしか行ったことがなく、存在を知りませんでした。

アニメとの違い


実はアニメ化は今回が初ではなく、1992年にOVA化されています。

連続テレビ放送は初ですね。

来年のアニメでは2021年を舞台にした現代版となっています。感想でも書いたように、現代でも通ずる問題を描いているので、違和感なく表現できると思います。

おわりに

3巻くらいから面白くなってきて、さくさく読めました。
大体、OVAや昔のアニメの方が好みだったりするので、OVAも見たいですが、新作は映像がとても綺麗なので、アニメ放送が今から楽しみです。

そして、Xという作品が東京BABYLONの続編になっているということで、こちらも読みたいです。実は気になって先にネタバレ読んでしまいました(笑)

衝撃の結末でした。

そして、漫画ではないですが、時系列的にXの前に、東京BABYLON1999という実写作品が挟まれるらしいです。
すごいですね、実写化までされているとは。

アニメ化をきっかけに、どこかで配信されて欲しいです。
ちなみに愛蔵版との違いは大きさと分厚さで、中身は変わりません。通常版が一番大きいサイズになっています。

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