劇場版映画 忍たま乱太郎 最強の軍師 第2回スタッフトークショー トークテーマ 作画 感想レポ【祝興行収入20億円突破】です。
第1回の記事で行かないと言いましたが、ご縁があって急遽行くことになりました。
登壇者
藤森雅也(監督)
新山恵美子(キャラクターデザイン・作画監督)
司会者の女性
司会の女性、お名前聞き取れなくてすみません(汗)なんとかエリさんという方でした。
感想レポ
いつも通り記憶力がない中でかいつまんでになります。今回も多くの方が詳細なレポをアップしてくれると思いますが、私なりのレポを簡単にアップします。
本編上映後すぐに、休憩なしで始まりました。急いでお手洗い行って間に合うくらいの間はありました。
まず最初に、六年生のねずみのイラストが大きくドン!新山さんが今日の為に描き下ろしてくださったイラストでした。わざわざ!
「いつも応援してくれてさんちゅう」と書いてありました。可愛い!!
六年生が忍装束でそれぞれの得意武器を持っていて、それに年賀状みたいに、鼠の耳や尻尾をカラーの線で描き足したイラストでした。
等身はマックス高くしたそうです。
こんな豪華なイラストを見れるなんて、それだけで行ってよかったと思いました。オペラグラスでじっくり見ました!立花仙蔵の髪の動きが最高でしたね。
左から立花、食満、潮江、七松、善法寺、中在家だったような気がします。センター七松なのは確かです。食満と潮江の位置がちょっと曖昧です。
→公式が画像公開してくれました!
立花、潮江、七松、食満、善法寺、中在家の順でした!
新山さんは七松推しだそうで、大きなパペット持ってきてました。よく動かしてて可愛かったです。「激しく同意!」と。
それと天鬼のぬいぐるみを持ってきてました。藤森監督は左胸に彼岸花を飾っており、「さっき刺されてきた」と言ってました(笑)
血を彼岸花で表現してね、という話の流れで。大きな彼岸花で素敵でした。
・大人の等身を高くしてある。一年生は変えなかったから、副産物で、きり丸が可愛くなってる。テレビでは、土井先生の胸位。きり丸は身長140cmくらいある。
*土井先生が記憶を取り戻した際にきり丸がひっついている画像
・設定資料 乱太郎、きり丸、土井先生、山田先生のイラスト
*一年生の服の柄の「#は斜めにしない、真っ直ぐ」と注意書きがありました。
・藤森監督
土井先生の戦い方にこだわりを持った。チョーク3本で、銃の装填みたいに3点バースト。
・新山さん
出席簿がボロボロになるから、説得性を持たせる為に、ボロボロになる過程にこだわった。
土井先生が罠?と言うところから作画監督が変わるから、出席簿だけは見させてくださいと、拘った。
*出席簿の画像
・藤森監督
堀内さんは重心のあるバトルを描く。山田先生が卒業生と戦うところなど。関根くんは、利吉さんと雑渡さんの一騎打ちのシーン。
違いを楽しんでみてもいいかも。
*各シーンの画像
・藤森監督
雑渡の異次元の強さを出す為に、普通は途中で重心を変えるなんて出来ないけど、それを表現してもらうように関根くんに頼んだ。
・みよくが前に「見る度に怖い」と感想に書いた、利吉さんたちとの戦闘シーンで顔が前向いてて体がくるくる回る技は、雑渡ドリルと呼ばれてました。怖い。雑渡ドリル怖い。
やっぱり普通ではあり得ない動きなんですね。だから怖かったのかも。異形の動き。
・天鬼の覆面が取れた時の表情
新山さん
予告の段階で書いたやつだからまだ描き慣れてないんですよ。
・藤森監督
(冒頭の土井先生の行ってきますの表情)
今回、輪郭変えてるから、こんなの土井先生じゃないってならないかと心配してたけど、よかった。少し切なさもあって。
新山さん
アニメーターは先を知ってるからやりすぎちゃうとダメ。今生の別れになっちゃう。
・六年生の戦闘シーン
藤森監督
遠距離、近距離とバランスよく。
離れていたキャラがこっちに向かっているとか、細かく描かれている。
新山さん
天鬼の刀が鉄双節棍にシンデレラフィット。
今日、この戦闘シーンで仙蔵がふわっと浮いてるシーンが好きだなと思いました。
・藤森監督
私服を裏返して忍装束に着替えて、バットマンみたいな。
・六年生が負傷した血の色を、美味しそうな色にしようとしたが、年齢制限に引っかかるので断念。今の色に落ち着いた。
・新山さん
血の形が都道府県に見えてないかって心配した。
・七松に苦無を指くるくるさせたくて、苦無の穴を大きくした。忍たま指太いから。
*六年生が負傷している設定の立ち絵のイラスト
・新山さん
藤森さんが伊作のたんこぶをクマみたいにって
伊作のたんこぶ、耳みたいと思ってましたが、やはり動物意識だったんですね(笑)
*伊作が負傷している原画
髪、量を残してのメモが書いてありました。
量を残してくれたおかげで、私が好きな留三郎とお辞儀した際に前に垂れる髪が生まれたわけですね。
・六年生の喧嘩のシーンで潮江が責められているカット
藤森監督「しょぼしょぼ潮江。俺だって言いたかないんだよってね」
・六年生が天鬼戦の後にきり丸を引き込んだとき
藤森監督
立花がしょっぱい顔してるんだよね、大好き。
私もここのしょっぱい顔の立花大好きです。
・新山さん
「雑渡の尻から始まる。尻で語る雑渡。尻のシーン多いですよね?利吉さんとの戦いの時とか」
藤森監督
「そう?意識してなかった」
*雑渡さんがは組で授業を受けている時のお尻のカットと、尊奈門くんを下から見上げるイラストなど3点
尻尻言われると、次見るときお尻がすごく気になっちゃいそうです。
・藤森監督
(尊奈門くんと雑渡さんの授業風景を)サスペンス風にした。次々と場面が変わる。
・土井先生が記憶を取り戻した瞬間の回想シーンで、は組が一瞬流れるが、きり丸だけ色を落として暗くしてある。
他のみんなは笑顔だけど、きり丸だけ真顔で土井先生に視線を送っている。土井先生からみてきり丸が浮いて見え、一緒に帰ろうと声をかけることになる。陰から連れ出す。
藤森監督「気になっちゃったんだね」
*は組と、きり丸だけ単体で離れた原画
六年生が一年生の時の原画
最初回想シーンが流された後、確認のために再度同じシーンが流されたのですが、本当にきり丸だけ暗くなってしました。何回も見たシーンなのに、全く気がつきませんでした。
意識して見ると、こんなにハッキリ色が暗くされていたとはと驚きました。
*静止画でカラーの該当画像(会場拍手)
新山さん「伊作もおまけでね」
右下に伊作の一年生の頃のお顔が大きく出てました。可愛い。
この話を聞いて、泣きそうになりました。あのイノシシの散歩のシーンで泣きそうになるのに、その前のシーンでこんな深い意味があったなんて。
は組のみんなが満面の笑みなんですよ。それなのにきり丸だけ笑ってなくて、土井先生に視線を送っているというのが。
上手く言葉に言い表せないですけど、このときに土井先生ときり丸は通じたんだなと。
きり丸が孤児であるという情報は、土井先生は聞いていて知っていたとは思いますが、見ただけで自分と同じだと感じ取ったのかなと。それを思うと泣いてしまいます。これが「僕たちにしかわからないよね」なんだなぁと。
今日は土井先生ときり丸のシーンよりも、は組の「約束したんです!」に泣けてきてしまったのですが、この話を聞いたらまた回想シーンで泣いちゃいますね。
は組のきり丸への愛が泣けますね。きり丸って色んな人に愛されて、守られてるなぁと、普段のアニメからも思います。
六年生がアルバイト手伝ってあげてたり。先日、何の段か忘れましたが、潮江、七松、中在家がきり丸と一緒にバイトしてて。
潮江と七松が、欲張ってお饅頭を食べちゃって中在家がプッツンしてガチギレするっていう面白い話がありまして。
あれ、作画も独特で面白いんですよね。ちょっとクレヨンしんちゃんみたいな感じで。
お饅頭取る時がシュッ!!と素早く取ってって面白いんですよ。潮江と七松が完全に悪ガキです。
「お饅頭は1人一個ですよ!お駄賃から引きますからね!」ってきり丸が言うんですね。掃除のできない土井先生といい、きり丸がいつも一番大人だなと(笑)
でもそういうふうに、対等に接している感じがいいなと。手伝ってあげてるっていう感じじゃないというか。
ともかくそういう、六年生やは組の日常的な当たり前にきり丸に分け与えている優しさに泣けるんですよね。
きり丸だけじゃなくて、一人一人が仲間を大切にしているのが忍たまの良いところですね。何かあったらすぐ駆けつけるよ!というような。一つの大きな家族のような。
→追記
17期67話「六年生のお留守番」でした♪
・藤森監督
土井先生の回想シーンでいなくなった一年生(六年生が一年生の頃の)を描こうとしたが、「絶対ダメ!」と却下された。
新山さん
誰?ってなっちゃう
恐らくどこかで聞いたことのある、過酷だったり家の事情だったりで、六年生になるまでに何人もがやめていってしまうという設定の話ですね。
・藤森監督
きり丸が落ち込んでるのに対して見せる、山田先生の大人の笑顔、父の顔になってる
*山田先生と学園長がきり丸に向ける笑顔の画像
・藤森監督
きり丸が落ち込んでいる表情が映った後、その後は映らないで、俯いて去っていく場面になる。見せないで、想像させなきゃならない。
・藤森監督
「視線の演技を大事にしていて。」
新山さん
「全員出動の時にも、視線視線!と言われました。出来るようになってないとと思って」
・藤森監督
竹高の天鬼を心配するフリして全然心配してない表情好き。
私は八方斎が心配そうに天鬼を見てる表情と、「なぜなら我らは」の顔が可愛くて好きです。まつ毛長いの、しばらく見ない間に作画が変わったのかと思いました(笑)
天鬼の身を隠させますの横顔が凛々しいのも好きです。
あとドクタケミュージカルでワカメみたいにゆらゆら踊ってるドクタケたちも。
・八方斎が倒れるまでのアゴのイラスト
八方斎が頭を打つ音は、普段のギャグの感じの音になってる。土井先生が頭を打った時の音とは違う。
最後に土井先生ときり丸の特別なイラストが出ました!
天鬼の格好の土井先生が、泣き笑いするきり丸の背中に手を回しているイラストです。
藤森監督「きり丸また泣いてる」
新山さん「映画版でしか見られない等身ですからね!」
この身長差も普段と違って良いですよね。
イラストが出た瞬間に会場がどよめきました。一瞬、悲鳴も。分かります。私も心の中は叫ぶビーバーでした。そして会場拍手でした。
お二人より挨拶ありました。
藤森監督「ありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願いします。」
新山さんは2023年にご病気をされていたそうで、大変な中だったそうです。藤森監督も、周りも気を遣ってという話をしてました。
みよくも最近体調崩して、健康が第一だなとしみじみしました。新山さん、お大事にされてください。
ありがとう心からが流れて退場されました。
おわりに
興行収入20億円突破、おめでとうございます。土井先生は20億の男ですか。あなめでたや。
そして今夜が軍師10回目の鑑賞となりました。同じ映画を映画館で2桁見たの人生初です。でもそんなに見た感覚もないんですよね。気が付いたら10回でした。
ザッと簡単なレポになりましたが、ひとまずこんな感じで締めさせていただきます。マーカーなどもなくベタ打ちですみませんが、眠いので整頓は後日します。
体調がまだ万全ではない中で、終わる時間も遅いし行くか行かないかギリギリまで迷ったのですが、本当に本当に行けてよかったです。
元気出ました。最後の土井先生ときり丸のイラスト、グッズか何かで欲しいです。イラスト集に入りますかね。冒頭の6年生ねずみたちも最高でしたのでまた見たいです。
新山さん、藤森監督、司会の方、ありがとうございました!
追記
どうでもいい報告ですが、この記事で当サイト900記事目になりました♪
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