LOUVRE ルーヴル美術館展 愛を描く ルーヴルには愛がある。in 国立新美術館 感想レポです。
気になっていたルーヴル展に行ってきました。
開催概要
2023.3.1〜6.12
10:00-18:00
火曜休館
会場アクセス
国立新美術館
乃木坂駅 6番出口直結
感想
フランス、パリにあるルーヴルには憧れがあります。
ですので行ってきました。
今日はよく晴れた日でした。
さて、今回の感想ですが、どうしてもフェミニズム的に気になる点があり、かなり辛口で厳しく書いているので、もしかしたら不快に思う方がいるかもしれません。
心の広い方だけ読んでいただきたいです。
また、あくまで素人の一個人の感想であることを心に留めて頂きますよう。
音声ガイドを聴きました。満島ひかりと、森川智之です。
最近、女優を俳優という表記にしてますが、男か女か分かりづらいので戻して欲しいです。
差別問題らしいですが、私には女という文字を無くすことこそ差別のように思えます。
今までで一番、興味深く聞けた音声ガイドでした。
また比較的テンポが良く、長すぎないのが良かったです。
音声ガイドは一つの項目が長いものが多く、早く次に進みたいなと思ってきたので。
情報たくさんくれるのはいいのですけれど、混み合っているとなかなか一つのところに留まるのは居心地が悪く。
時間指定ではないからか、平日にも関わらず、結構混んでいました。土日祝はどれだけ混むのか恐ろしいです。
ゆっくり見たい方は朝イチに行くといいかも。
今回のキービジュアルにもなっている、アモルとプシュケ。
キューピッドのことをアモルと呼ぶとは知りませんでした。愛の神様で、美の女神ヴィーナスの息子です。
写真は最後の展示室のもので、最後の部屋だけ写真撮影可能になっています。
昔の時代だから仕方がないですし、あくまで創作なのですが、投獄された父親に娘が乳を飲ませたエピソードの絵が気持ちが悪く。キモンとペロの。
以前に知っていた絵なのですが、音声ガイドで取り上げなくても(汗)と思いました。
餓死を防ぐ為に看守の目を盗んで与え、それに感動されて釈放されたという。
それ自体は別に娘が自主的にやったことならば良いのですが、音声ガイドで献身的で素晴らしいことというふうに語られていたのが何だかあまりいい気はせず。
この絵を素晴らしい!と言うのは男性のみだろうなと。
女性からしたら生理的に無理です。
現代の価値観では考えられないとは言っていたのですが。
実父が娘に手を出すという事件が今なおある中で、この絵を賞賛するのは時代だろうとアートだろうと危険だと思いました。
事実、そういった意図を持って描かれたとも言われています。
この作品だけでなく、絵画自体が、そういった需要を持って描かれているということは、多くの人が知っている事実だと思います。モチーフとして裸体が多いですよね。そういうことです。
なぜ危険だと書いたかというと、娘は父親に対して献身的に尽くすのが美徳という価値観の押し付けに思えたからです。
もう一つ気になったのが、パンフレットにもあるこのマリアの絵について。
母親の慈愛。それもよくテーマに描かれ、愛されたとあったのですが。
これもまた、母親は子供に対し常に慈愛を持っているべきであるという価値観の押し付けに思えて、どことなく不快でした。
古い時代のことですし、芸術の世界のことなので、そこにどうこう言うことも野暮なのですが、この時代の女性は生きづらかったろうなと思いました。
なぜこう感じるのかというのも、先ほどの絵画の話と同じく、男性には理解できない不快感なのかもしれません。
男性で言えば、投獄された母親のために自らの下半身を口に含ませる息子の絵を描かれていると言えば分かりますでしょうか。
そしてそれを素晴らしい!と女性たちが称賛している。
賞賛なんて女性は絶対にしませんし、あり得ないですが。
反対に、男性は暴力、略奪愛が躍動的で魅力的だとして描かれていたり、お金を使い果たす放蕩息子が優しく迎えられていたり、男性だけ自由だなと。
率直に感じた感想です。時代だなと思いました。
死に至る愛。
愛する鹿が亡くなってしまって、もうダメ、と言って木にしてもらった話です。
この手の青白さが生々しく。リアルな亡骸を思わせ、ゾッとして思わずアップで撮ってしまいました。
この絵も迫力あります。
アモルいっぱい出てきます。
写真で見ると発光して綺麗に見えます。肉眼ではもっと暗いです。絵の保存的に無理ですが、名画を太陽光の下で見てみたいと思いました。
エンデュミオン。月の女神ディアナに愛されたせいで、永遠の若さを保ったまま永遠の眠りについた美少年。迷惑。
他、殆どが悲恋をテーマにしているのを、結婚式を挙げたハッピーエンドな絵や、ロミジュリに似たストーリーの絵など、面白かったです。
グッズ
グッズというよりお土産ですね。ルーヴルッ子。
クルミッ子のルーヴル展パッケージVer.です。
可愛いです。
中身は普通のクルミッ子です。
たくさん売れてました。個数制限もないので、売り切れが早そうでした。相変わらず美味しかったです。
他、食べ物だとマリアージュフレールのコラボ缶と、グラミースミスのコラボクッキーがありました。
陳マーボー豆腐
初めて入りました。新宿駅地下の通りにあります。
マーボーは漢字ですが、普通の漢字では出てこないのでカタカナにしました。
都内に何店舗かあります。
1862年開業の、麻婆豆腐発祥のお店です。四川省成都市に本店があります。
味は辛さ増しのにしましたが、辛すぎるわけでもなく美味しかったです。
料理提供がものすごく早く、座って数秒くらいで出てきました(笑)
今まで入った飲食店で過去一の速さだと思います。
中国人がたくさん働いていたように思います。
料理提供の速さなど、中華一番を思い出します。
ビチェリン
またも関係ないですが、新宿高島屋にあるビチェリンに行ってきました。2019年に観たプラトーノフで、東京芸術劇場にあって気になっていた、創業1763年 イタリア・トリノ最古の老舗カフェです。
芸術劇場にあったメトロポリタンシアター店は閉店してしまいました。記事に書いた日比谷の東京ミッドタウン日比谷店も閉店しまいましたので、高島屋に行きました。
ルーヴルっぽい気分を味わえるかなと。
綺麗なシャンデリアです。
入口のインテリアが可愛かったです。
メニューも可愛い。
一つずつ購入できる小さなお菓子。
レモンのエクレアとラズベリーのシュークリームと、チョコのクッキーです。
アールグレーも美味しかったです。
すぐ入れましたが、到着時は満席でした。どこも混んでますね。
おわりに
展示会をここまで批判したのは初めてですが、率直に思ったことを書かないのは違うなと思ったので書きました。受け取り方は人それぞれですので。
あなたはどう思いますかという投げかけ方なら気にならなかったのですが、全面肯定、賞賛が気になってしまって。
音声ガイドでは他に、満島ひかりが現地ルーヴルまで行った話や、今回のために作った曲が聞けたりします。
言われないと気がつかないような絵についての見るポイントが語られて、展覧会をより楽しめると思います。650円です。おすすめです。
100円玉が不足しているそうなので、なるべく小銭で払ってさしあげてください。
それと説明文の文字が小さいのと、距離があるのでオペラグラスや単眼鏡を持っていくことをお勧めします。
それでは、よいルーヴルデイをお過ごしください♪
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