映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ 』アウトローたちの誇り 字幕版 感想ネタバレです。
友人に勧められたので観てきました。3月31日公開です。
原作は実在するテーブルトークRPGです。
通称TRPG
テーブルゲームの一つで、ルールブックを使い、会話をしながらRPGを進めていくゲーム。
あらすじと結末
ハーパー(キリストのようなもの)として生きていた主人公のエドガンだったが、自分のせいで妻が亡くなったことをきっかけに盗賊になり、ホルガと共に悪事を働いていた。
ホルガは夫と離婚し傷心していたところで
、妻を亡くしたエドガンと、エドガンが育てている一人娘のキーラに出会い、同情して仲間になった。
ホルガはキーラを自分の娘のように育てた。
ある日、妻を甦らせるために蘇りの石板を盗むことを決めたエドガン。
キーラを置いて、複数の仲間と出発したエドガンだったが、フォージとソフィーナに裏切られ、投獄された。
何とか脱獄し、娘に会いに行ったが、娘はフォージに育てられていた。
キーラはフォージにお金の為に石板を盗みに行ったと嘘を吹き込まれており、自分を置いていったエドガンを恨んでいた。
さらにフォージは領主になっていて、ソフィーナは従っていた。
ソフィーナは強力な魔力を持っていて、人間を嫌っていた。実は人間を駆逐するため、フォージを利用していたのだった。
エドガンとホルガはキーラと石板を取り戻す為、かつての仲間の1人、魔法使いのサイモンと、サイモンが恋している自然の化身であるドリックに助けを求め、パーティーを組んだ。
フォージは城の金庫にあった宝を盗み出し、船でキーラと共に姿を晦まそうとしていたが、エドガンたちが阻止。
エドガンたちが代わりに船を使って脱出したが、ソフィーナの悪事を止めるため、街に戻ってソフィーナを倒した。
ソフィーナを倒す際にホルガが命を絶たれたが、エドガンは妻の為に使おうとしていた蘇りの石板をホルガに使い、生き返った。
ソフィーナが倒れたことにより元領主が息を吹き返し、フォージは投獄された。
感想
面白かったです。がっつりファンタジーでした。
ロードオブザリングとハリーポッターとインディジョーンズとハムナプトラとドラクエ混ざったみたいな。
ハムナプトラはまともに見たことないのですが。
主人公の男性役の、ブレンダン・フレイザーさんが、4/7公開のザ・ホエールという映画で俳優に復帰していました。
セクハラ被害により、表舞台から姿を消していました。
同作で特殊メイクにより肥満男になっています。また、アカデミー主演男優賞を受賞しています。
閑話休題。
あらすじに書いてないですが、途中、一時的に仲間になったゼンク(レゲ=ジャン・ペイジ)がかっこよくて、ドリック(ソフィア・リリス)が可愛かったです。
ソフィアはイットに出てた女の子だったんですね。気が付きませんでした。赤毛ってやっぱり可愛いです。
ホルガ(ミシェル・ロドリゲス)がバイオハザードに出てた人なのはすぐ分かったのですが。
一番良かったのは、ドリックが様々な動物に化けて城から逃亡するシーンでした。
ハラハラしたし見応えありました。
結構、バイオハザードのようなびっくりさせる演出がところどころあり、軽度ではありますが、グロさもありました。
びっくり系やグロ系が苦手なのでちょっと怖かったです。
ハーパーが何なのかよく分からなかったのですが、聖書のような物を持っていて、ハーパーの教えに逆らい、などと言っていたのでキリスト教のような物だと判断しました。
ミミック(宝箱のモンスター)は、本作の原作が元ネタだったは初めて知りました。映画内のリアルミミック怖かったです。
頼りなかったサイモン(ジャスティス・スミス)が最後の方かっこよくなってて感動しました。
ジャスティスは、しわしわピカチュウの主人公だったんですね。これも気が付きませんでした。
エンディングに使われた主題歌が、日本語の歌でした。
MAZZEL(マーゼル)という男性グループのMISSIONという歌でした。プレデビュー曲だそうです。
おわりに
常にハラハラする感じで、息つく間もないような映画でした。
コミカル色も強めで、重くならない感じです。
ホルガが元夫に会いに行ったところが地味に一番泣けました(笑)
ラスト、フォージが恩赦をもらう為に幼少期の母親との関係を話すのですが、却下されていたのが痛快でした。
犯罪や女性に対する態度が悪いのを、母親の教育のせいとする論調が大嫌いなので。いい皮肉でした。
エンドロールの絵が絵本みたいで可愛かったです。家族、友人と楽しめるような、TRPGに相応しい作品でした。
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