映画『タイタニック』ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター 感想ネタバレ

映画『タイタニック』ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター 感想ネタバレ

映画『タイタニック』ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター 感想ネタバレです。

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タイタニック 3D
ジェームズ・キャメロン監督の手でリマスターされました。

ぎりぎりで見てきました。2週間限定上映で、明日23日に上映終了です。

前回の記事で言っていた3Dが再び上映されました。3D上映は10年ぶりになるのですね。
午前十時〜からは5年経ちました。

あらすじは言わずもがなですので省略します。

3Dの感想

3Dっぽさはあまりありませんでした。

一時期よくなったのに、またあの重たくてかけづらいメガネに変わってしまっていて残念でした。伊達眼鏡のような軽いメガネがいいのに。
マスクで曇って見づらいので、少しマスクを下げて見ました。

内容感想

改めてのストーリーの感想です。

俺は世界を手に入れたぞ!
の台詞で、レオ様は本当に世界のトップ俳優になって世界を手に入れたよなと思いました。

ローズがデッサンされているところで初めて涙が出ました。

ローズは裸を見せ、絵を描かせること、ジャックは情熱を注ぎ、命の糧でもある絵を描くことで、お互いの愛情表現の最大限を持って相手に接したのだと思いました。

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タイタニックが傾き、落ちていく人を見るローズと髭のおじさんの気持ちや、撃たれた友の救命具を取る気持ちを考えてしまいました。

人間の本能的に生きたいという気持ちと、助けられない気持ちと。

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ボートの上で成金のおばさんが、助けに行かないなんてそれでも人間なの!?と怒ると、船員がそれ以上言うと、もう1人分空くことになるぞとキレて、おばさんが座る有名なシーンがあります。

あのシーンで、おばさんも人なのだとか、実際にされたら迷惑だとか、船員が正しいだとかいう意見が多く、私も戻ったらきっとみんな助からないよねと、当時から心苦しい想いで見ていましたが、今回で見方が変わりました

やはりおばさんの行動は正しかったと思います。

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そう思ったきっかけはローズの言葉です。
戻ったボートはたった一隻だった。助かったのは、た私を入れてたった6人だった。6人。

戻ると決断したあのボートがローズと残りの5人を救ったのは事実です。

もしかしたらあのおばさんたちが乗っていたボートも、他のボートも、戻れば誰か救えたかもしれない。でも他のボートは誰も戻らなかった。

確かにすぐに戻れば生き残っている人が多く、しがみつかれて転覆したりしたかもしれません。
ですが時間が経ってからでも、探しに行ってもよかったのではと。

少なくとも、ああいった極限状態の中でも人を労る気持ちの人はいたわけで、そういった気持ちを忘れてはならないし、人を助けない選択をしたことを正当化する気持ちを持つのは悲しいと思います。

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ジャックが食事会に参加するのを「蛇の巣へ入るのよ」と忠告して正装させたり、ローズに手紙を渡すのに協力したり、本当にいい人でした。

自分が成金として蔑まれているのを知りながら、暖炉にお金を隠したら旦那が帰ってきて火をつけちゃったのよ!と面白い話をしたりして好きです。

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食事会、私だったら胃が痛くなりそうだし嫌な気持ちになって顔に出てしまいそうです。

ジャックはお金のない自分の幸せを語り、堂々としていたのが素敵でした。
参加前に紳士の仕草の真似をしていたのが可愛かったです(笑)

キャルドンは最終的に自害し、他の女性と結婚しましたが、その女性が色んな意味でかわいそうです。

その女性もモラハラに遭ったのか、それとも愛し愛されていたのに夫が自害して悲しみに暮れているのか、豪華な生活から転落して貧乏になってしまった悲惨さなど。

今回初めてそこに着眼点が行きました。

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ジャックには貧しくとも生き抜く強さや、人生を楽しむ余裕がありました。
人生は贈り物、配られたカードで、今を大切にと。

キャルドンとジャックの大きな違いはそこにあり、キャルドンが選ばれずにジャックが選ばれた理由でもあると思います。

ですがキャルが絵を破れないでまた見るところ、大好きです。

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タイタニックは、この世の不変の男女の関係性、役割、価値観、愛憎を描いています。

これはきっとあと何年経っても、根本的な関係性や価値観はそう大きくは変わらないだろうと感じました。

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おわりに

タイタニックは不朽の名作であり、今も昔もラブストーリー洋画のナンバーワンだと思います。

船の上の出来事しか映していないのにこの壮大さ。
ジャックが子供の頃、氷の張った湖に落ちたことがあるという経験からの行動力の説得性、旅先で絵を描いてきたエピソード、ローズが見た自由の女神ラストシーンのローズの写真で世界が広がります。

ラストシーンといえば、「今夜、ロマンス劇場で」という邦画で、あの亡くなった人たちに迎えられるローズ視点のシーンがオマージュされてました。タイタニックのあのカメラの回し方は天才です。

タイタニックの劇中では、何度も時計のある階段のシーンが出てきますが、あの場所へ行ってみたくなります。

いまアメリカ・ミズーリ州にあるタイタニックミュージアムあの場所が再現されてるので、めっちゃくちゃ行きたいです。

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タイタニックのケイト・ウィンスレットがほんっっとうに美しくてため息が出ます。
帽子から映って、その後に美しい顔が出てくる初登場シーンが大好きです。

彼女の普段の地毛はブロンドのようですが、役のために赤毛(ジンジャーヘア)&巻毛に。

ローズという名前と、彼女の燃えるハートにぴったりでした。

水気があるシーンが多かったり、編み込んだりとヘアメイク担当がかなり苦労したそうです。

撮影後、元の髪に戻すのに2年かかったとか。

レオ様とは親友で、彼女の子供は懐いてるそうです。なんて素敵な関係。
生涯続く特別な友情を得たとインタビューでも語っています。ある意味、恋愛関係よりも尊いかもしれません。

男女の友情は信じないタイプですが、この2人は信じます!(笑)
ケイトもレオ様もずっと応援します♪


再掲 主題歌 My Heart Will Go On Live ver.

追記
今回見て琴線に触れたシーン
・老婆になったローズが鏡を見て映る顔は変わったと言うところ、蝶の簪を嬉しそうに見るところ、若い頃にその蝶の簪を取って豊かな髪が広がるところ

ネックレスよりあの髪飾りが欲しいですが、売ってないみたいです。

・キャルのちゃぶ台返しでローズが泣きながら片付けをするところで一緒に泣いてしまいました(涙)
気持ちがシンクロしてしまい。

・地下の車でドライバーごっこ
恋人たちの甘いひととき、楽しいひとときで楽しい気持ちになり、キュンキュンしました。

・車の中で「怖くないかい?」とジャックが聞くところ。
手を合わせて見つめ合い、何も言わずともふたりの空気でこれから結ばれるとお互いに分かっているのが好きです。

午前十時の映画祭感想記事
タイタニックのブルーダイヤネックレス「碧洋のハート」


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