私の少年 第9巻 最終巻 完結 感想ネタバレ 最終回 聡子と真修 2人の結末です。
あらすじ
聡子と真修のデートで、聡子は自分のことをお母さんと思ったことはあるかと尋ねる。
聡子は真修の父に、2度も母親を奪うことになって恨まれているかもしれないと言われ、気にかかっていた。
真修はあると言った。聡子の手が母親に似ているとも。映画のチラシを見ながら、2人がどんな関係性であっても幸せだと話す。
真修の家では、亡くなった母の誕生日を祝っていた。その準備をする中で、さらりと父に聡子から保護されたことがあると告白した真修。
家での居場所がないと感じたり、父親としての役目に悩む父。
真修は手を貸して欲しい時は自分から頼むと父に告げる。
奈緒は真修との会話で自分の気持ちに決着をつけた。
聡子は海外にいる真友子と会話し、親孝行はしたい時だけすればいいと話す。
過去の自分の頑張りを認め、弱い自分でも良いと思った聡子。
聡子は真修に、真修の瞳に映る自分が一番好き、いつか海や色んなところに行こう、私を見ててと告げた。
お祭りの日、真修は家族と、聡子は会社の人と一緒に来ていた。メッセージのやりとりをしながら、それぞれの場所で打ち上げ花火を見上げた。
感想
聡子と真修は最終的に、恋人や夫婦という明確な関係は選ばなかったようです。
最後に花火を見て、やっとここまで来れた、眩しい朝が来たみたいという台詞がありますが、2人の関係が落ち着くところに落ち着いたんだと受け止めました。
みよくとしてはもっとはっきり恋人関係になって欲しかったですが、聡子の家庭環境で成された心を考えると仕方ないのかなとも思います。
でも今の時点でのふたりの気持ちであって、将来的には結婚するかもしれませんね。
おわりに
私も菜緒と同じく、白黒はっきりさせたいタイプなんだろうと思いました。
でも世の中には籍を入れずに交際するだけだったり、男女の友情があったりと、白黒はっきりしない関係もあるのだと改めて感じました。
お祭りを楽しんでいる人々の様子など、人物描写がリアルで、よく人間観察をされていると思いました。
本書は鬼滅の刃の最終巻発売日と被っていて、レジが激混みだったので買うのが遅くなりました。
鬼滅の刃の記事で書いていた別のコミックスとは本書のことでした。
1巻から最終巻まで、真修が眩しい作品でした。ありがとうございました。
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