エディ・マーフィ主演映画『星の王子 ニューヨークへ行く』感想ネタバレ 続編が2020年全米公開予定です。
概要
1988年公開のハリウッド映画(パラマウント)です。
続編が2020年8月7日全米公開予定でしたが、12月18日に変更になりました。
原題は『Coming 2 America』で、実に32年ぶりの続編です。
公開 1988年6月29日
日本 1988年12月17日
製作 アメリカ
監督 ジョン・ランディス
登場人物
主演 アキーム王子
エディ・マーフィ
セミ アキームのお付き
アーセニオ・ホール
リサ アキームが恋する女性
シャーリー・ヘドリー
ダリル リサの彼氏
エリク・ラ・サル
国王 アキームの父
ジェームズ・アール・ジョーンズ
女王 アキームの母
マッジ・シンクレア
シンクレアさん、とても好きな演技でしたが、1995年に白血病で亡くなられてました。残念です。
あらすじ
21歳になったザムンダ国のアキーム王子が国王の決めた婚約者ではなく自分で花嫁を探すために、お付きのセミとニューヨークへ旅立つ。
そこで、講演をしたハンバーガーショップの女性、リサに一目惚れした。会うためにショップへ行き、留学生として働く。
女性にはダリルという彼氏がいるが、アキームがした多額の寄付を自分だと偽ったり、ゴミを投げつけたり良い彼氏ではない。
父親のためにダリルと交際していたリサだったが、ダリルの自分勝手さに嫌気がさし、やがてアキームと交際する。
そこへ国からアキームの両親がアメリカへやってきた。
国王が反対し、リサはアキームを振ってしまう。
結婚式当日、浮かない顔で花嫁を待つアキームの元に、花嫁衣裳を着たリサが現れた。
ふたりはめでたく結婚した。
感想
エディは特殊メイクで1人4役を演じています。
Amazonプライムでは『ナッティ・プロフェッサー』の原点と書かれていました。
あの映画は強烈だった記憶があります。
主人公のアキーム王子は朝の目覚めから見守られ、トイレのおしりふき係、お風呂はもちろん、うがいすら喉に手を当てて促す係がいる。
朝食ではテーブルが長いので、両親との会話は遠隔装置。
道を歩くのは花びらがないとダメ。それを父親に文句を言うと、花びらを撒いたものは厳罰!と極端。
マリーアントワネットを思い出しました。
アキームは、生まれた時からしつけられた妃を国王からあてがわれます。
イヌを飼うんじゃない。愛とは尊敬することだ。とアキームはセミに言います。
私も結婚相手というものは、尊敬しあえる関係が理想だと考えているので響きました。
好きな音楽、好きな食べ物、すべて殿下の好きなもの。命令されれば、犬やオランウータンの真似もする。
これは嫌になって当然と思いました。好きな食べ物の話もできないとは。
唯一、お付きのセミとは親友のような関係なのが救いだと思いました。
質素な暮らしがしたいと事故物件に住むのは笑いました(笑)
その度にセミが嫌そうな顔をするのがまた面白いです。
名前を明かさずに50万円のイヤリングを渡したのがかっこいいです。
お金持ちのダリルに靡かずに、貧しい(と思い込んでいる)アキームに優しいリサも素敵です。
リサの妹、パトリスはセミを王子だと思ったらアキームをあっさりと振る。正反対です。
君も30年も働けばこんな家に住めるよとリサの父親に言われ、アキームは自分の方が豪邸に住んでいるのに、僕の夢ですと言うのが複雑な気持ちになりました。
バーガーショップの先輩が、初めは俺も掃除係だった、今はレタス洗い、と言うのも。
王族と知って大喜びしていたリサの父親が、娘を馬鹿にされたことで国王にブチ切れるシーンが良かったです。
花より男子の、つくしが道明寺の母親に馬鹿にされて、母親に塩を頭からかけたつくしの母親を思います。
女王は謝りなさい、とまともなところも好きです。
息子の恋を応援するのも最高です。
地下鉄での痴話喧嘩を乗客が見守ってるシーンも好きです(笑)
普通の女性なら王子とわかったら飛びつくだろうに、断るところがリサの魅力ですね。
そして最後に、たくさんの人に祝われ、これを捨てる気だったの?とリサが言い、アキームが今捨ててもいいよと言うと、捨てないでと言うところも可愛いです。
シンデレラストーリーですね。
元々婚約していた妃が可哀想ですが、彼女にも幸せになって欲しいです。
お姉ちゃんばっかりずるい!と言ったパトリスが、ちゃっかりダリルを捕まえたのは強かでした。
2のあらすじ
続編ではエディ演じるアキーム王子が王様になり、存在を知らなかった後継者となる息子を探すために再びアメリカへ、という内容だそうです。もう既にあらすじだけで面白そうです!
おわりに
恐らく20年以上ぶりに見ましたが、色々と覚えてるものだなと思いました。
今回見るきっかけになったのが、昨日急にぼやっと記憶が脳裏を過ったからです。
冠を被ったアキーム王子の姿だと思います。
そういえばそんな映画あったなと。
昨日思い出すまで、すっかり忘れていて、調べたら続編が今夏(変更されて今冬)とあったのでびっくりしました。
全く何の関係もない時に急に思い出したので、虫の知らせみたいでした。
日本に来る予定は今のところないようですが、1は日本でも大ヒットしたので2もぜひ来て欲しいです。
格闘シーンもかっこよくて見応えありでした。若い頃のエディ・マーフィ、最高にかっこいいです。
吹替は山寺宏一さんのイメージがありますが、下條アトムさんや、谷口節さんも演じてました。
ちなみに山寺さんは日テレ、下條さんはフジ、谷口さんはソフト版です。
昔見たときは金曜ロードショーかなにかで、山寺さんの吹替で見たのじゃないかなと思います。
調べてみたところ、1999年3月5日に、金曜ロードショーでは初回放送してました。
その前は、1991年10月12日にゴールデン洋画劇場で放送されています。
ゴールデン洋画劇場、懐かしい響きです。終わってしまったのが惜しいです。
昔より洋画が放送されるのが少なくなった気がします。
ハリウッド映画などは派手で楽しく、子供が見ても記憶に残って楽しめるので、たくさん放送して欲しいですね。
山寺さんの吹替版をまた見たいので、金曜ロードショーで放送して欲しいです。
続編が日本に来ることが決定すれば、公開前に放送されるかもしれません。
ぜひお願いします日テレさん!
小ネタで、劇中に登場するホームレスが同監督の作品『大逆転』に登場する兄弟だということで、大逆転の方も見たくなりました。
ちなみにエディの1人4役は分かりませんでした(汗)
これから初めて見る方はぜひ探してみてください。
冒頭シーンだけでもかなり面白いおすすめのコメディラブストーリーです。
Amazonで配信もされてます。
星の王子ニューヨークへ行く (字幕版)
コメントを書く