1991年放送 織田裕二×鈴木保奈美 ドラマ『東京ラブストーリー』 感想ネタバレです。
2020年、リメイク版が作られたことで、Amazonプライムで配信が開始されました。
2020年版はまだ見ていないのですが、1991年版がもう楽しかったので記事を書きました。
原作は柴門ふみ(さいもん ふみ)さんの漫画です。ドラマの脚本は坂元裕二さんです。
今も第一線で活躍されている織田裕二さんや江口洋介さんらの若き頃が見れます。
平成初期の東京の様子も楽しめます。
リアタイ世代は、今の50代〜60代の人だと思います。
携帯電話がなくて、固定電話を使っていたり、電話番号を教えるのも家の電話番号で、外からの電話は公衆電話。
それで待ち合わせをするにもすれ違いが起こって、それがドラマティックです。
花より男子で道明寺が雪の中、つくしを待っていたり、YAWARA!で柔ちゃんと耕作が待ち合わせですれ違ったりとか、昔ならではのドラマって魅力的です。
携帯電話らしきでっかい電話は出てきてましたが、トランシーバーかと思いました(笑)
織田裕二さんと鈴木保奈美さんは、今はドラマ『SUITS(スーツ)』で共演されているようですね。
気になります。
登場人物/キャスト
矢印の先が2020年版キャストです。
永尾完治 ながお かんじ
織田裕二→伊藤健太郎
スポーツメーカーの社員。
同級生のさとみに片想い。
赤名リカ あかな りか
鈴木保奈美→石橋静河
完治の同僚で、完治のことをカンチと呼ぶ。
完治に片想い。
海外に住んでいた。
三上健一 みかみ けんいち
江口洋介→清原翔
完治とさとみの同級生。
さとみに恋している。医学生。
関口さとみ せきぐち さとみ
有森也実→石井杏奈
完治と三上の同級生。
三上に恋している。保育士。
長崎尚子 ながさき なおこ
千堂あきほ→高田里穂
三上の医大の同級生。
最初は三上を嫌っていたが後に恋する。
和賀部長 わがぶちょう
西岡德馬→眞島秀和
完治とリカの上司。リカと元不倫関係。
あらすじ
愛媛から東京に出てきた完治は赤名リカと出会う。
リカは完治のことをすぐに好きになったが、完治は高校時代から好きだったさとみのことをまだ好きでいた。
さとみは三上のことが好きで、実は三上もさとみのことが好きで両想いだった。
三上とさとみがキスしているのを見てしまった完治は傷つき、流されるまま、自分を好きなリカと付き合う。
精一杯の愛情を完治に注ぎ、一時は心から愛し合う完治とリカだったが、三上とさとみが別れたことにより、関係が壊れ始める。
三上はさとみを好きだったが、同時に尚子のことも好きだった。しかし尚子には親の決めた婚約者がいた。
リカの想いも虚しく、完治はさとみを選び、リカはLAの支社へ。
尚子は結婚をするも夫を捨て、三上の元へ行き、三上と再婚。
LAの会社を半年で退社し、行方不明になっていたリカと完治は東京で再会。
近況を話し合ったあと、二人は付き合う前の頃のように背中合わせでそれぞれの道を歩み始めた。
感想
完治とリカがとにかく可愛いです。
ずっと2人のラブラブなシーンを見てたいと思いました。
実写のカップルでこんなイチャイチャ眺めてたいと思ったの初めてです。
最後に別れてしまったのが残念でした。
織田裕二さんの優男感が素晴らしくて。
鈴木保奈美さんの天真爛漫さと可愛さ。
見た目はすごく大人なんですが、中身が少年、少女のようで、純粋で、可愛かったです。
バックで流れてる曲も懐かしい曲が流れててノスタルジーになりました。
1話から大盛り上がりのストーリーで、5話までの、完治とリカがラブラブなところまでが特に好きです。
1話のラストで、リカが完治に告白するシーンがあるのですが、そのシーンがまた大好きで。
別れ難い二人が、同時でさよならしようと後ろを向くのですが、完治が振り返ったらリカが完治の方を向いていて、完治が「ずっりーな!」と笑うんです。
その「ずっりーな」からのリカの花が咲いたような笑顔、流れるinstrumental、そして完治に抱きついて告白して、キスする流れが最高で、何回もリピートしました(笑)
あの完治のあどけなさとかっこよさ、頼りないようで包容力もあって、という雰囲気は織田裕二さんにしか出せないと思います。
流れてるinstrumentalは主題歌の小田和正さんのラブ・ストーリーは突然にのアレンジだと思うのですが素敵です。
そのさよならするシーンを最終回に持ってくるのがまた切なさを呼びます。
あと二人でコタツでみかん食べてるシーン、お誕生日ケーキに火をつけてるシーンとか大好きです。
当時はリカのか〜んち!が流行ったらしいですが、これは流行りますね。真似したくなる可愛さです。
至近距離で電話をかけるフリをしてふざけあうところも好きです。
リカ「ピポパ」
完治「ピ・ピ・ピ」
リカ「何で話し中なのよっ!」
このやり取りが可愛いー!!と絶叫したくなる可愛さです(笑)
リカと付き合っている時の織田裕二さんがめちゃくちゃかっこいいんですよねー。
さとみとよりリカといる時の方がかっこよく見えました。
さとみの前だとおどおどしてたけど、リカの前だと悪ガキっぽいというか等身大なのが良いのかもしれません。
三上を演じる江口洋介さんはモテる男〜!という感じで、近くにいたら危険な匂いがする雰囲気が出てました。
さとみは地味だなという印象だったのですが、髪を下ろして電話をしている姿が可愛いと思いました。
当時はアンチがいたほど嫌われていたみたいです。確かにリカから完治を略奪したので、嫌われるのも仕方ないかなぁと思いますが、
最終回まで見ると、結局はさとみを選んだのは完治なわけだし、さとみを責めるのも違うし、さとみはさとみでか弱い女性から強い女性になったので好きでした。
尚子は大胆な行動に出たなーと思いました。入籍前に三上のところへ行っていたら、まだ元夫にもダメージ少なかったのにと思いますが、何もかも捨てて三上のところへ行く勇気はかっこいいです。
中山秀征さん演じる同僚キャラも面白くて良かったです。最初はリカの悪口を流したりとうざキャラでしたが、後から可愛く思えました。
おわりに
原作漫画を読みたくなりました。
恋愛ドラマでこんなにきゅんきゅんしたの初めてかもしれません。悶絶する可愛さです。
また5話までの好きなシーン見返します。
ラブラブシーン以外で特に好きなシーンは、さとみが完治の告白に無理してOKしようとするシーンです。
高校時代にいじめられていたのを助けてくれたのがずっと完治だと思っていたら、実は三上だったというのを完治から聞いて、泣き笑いするんです。
そのシーンが何とも言えない気持ちになります。OKしようとするのも三上に断るなよと言われたからで。
さとみの気持ちが痛いほど伝わってきました。
オープニング映像も好きで毎回飛ばさず見ました。
完治にとってリカは生涯、忘れられない女になっただろうなと思います。
自分の地元巡りもしちゃってますからね。
リカが完治の部屋で勝手に電話に出ちゃってそれが母親で、完治が「結婚するかと思われるだろ」と怒るシーンがつらかったです。
もう結婚しちゃえよ!と思いましたね。
こんなリアタイじゃないのに感情移入して、当時見てた人たちはそれは熱狂しただろうと思います。
私だったら毎週、東ラブ見た!?て友達に聞いちゃいますね。
そう、このドラマ、東ラブと略されることもあるらしく、とうらぶじゃないか!と思いました。
元祖とうらぶですね。
繋がりといえば、リカが最終回のラストにいる屋上が日本青年館なのですが、いま上演中の科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶の8月の公演はまさにその日本青年館で行われます。
私の中では完治とリカは結婚しました。雪景色の中で抱きしめ合う二人が見えます。
夢の中で、完治が目の前に来たらダンスの曲が止まってしまったと不安がるリカは、別れることを予感してたんですね。
幸せな二人を思い描きます。最高の胸キュントレンディドラマでした。
ファッションもパリッとしてお洒落でかっこよく、みんな髪もツヤツヤで清潔感があって素敵でした。
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