映画『下妻物語』 深田恭子×土屋アンナ 感想ネタバレです。
ずっと見たいと思ってた下妻物語を見ました。なんでもっと早く観なかったのだろうというくらい想像以上に面白かったです。
登場人物
主要キャストを簡単に紹介します。
竜ヶ崎桃子/深田恭子
ロリータ好きな茨城に住む17歳。
両親が離婚し、父子家庭で祖母と3人で住んでいる。
代官山まで好きなブランドの服を買いに行っている。
友達はいらないと思っている冷めた性格をしていて、刺繍が上手い。
白百合イチゴ/土屋アンナ
元々大人しくいじめられていたのを暴走族のアキミに出会い、暴走族となった17歳。
可愛い名前が嫌で最初はイチコと名乗っていた。
桃子を気に入り付き纏うようになる。
桃子の父/宮迫博之
元ヤクザ。USJ×Versaceのバッタもんを売ったことで目をつけられ、兵庫から茨城へ移り住んだ。
桃子の母/篠原涼子
桃子の父とデキ婚したが桃子を産む際に立ち会っていた医者と不倫し離婚。桃子を連れて行こうとするも桃子から断られる。
桃子の祖母/樹木希林
元レディース。
アキミ/小池栄子
レディース『ポニーテール』の番長。一角獣の龍二とデキ婚。
一角獣の龍二and産婦人科医/阿部サダヲ
アキミと結婚。イチゴの初恋の人。
磯部/岡田義徳
桃子が好きな代官山のロリータファッションの社長。
桃子の才能に惚れ込んで仕事を依頼した。
ストーリー/結末
家族以外誰とも関わらず、友達もいらないと学校でも一人で過ごしていた桃子と、仲間とつるんで原付で走り回っていたイチゴの女の友情物語。
父親を騙したお金でロリータ服を買っていた桃子だったが家に余裕がなくなり、自分で稼ごうとバッタもんの服を売りに出したところイチゴが食いつき出会う。
イチゴは桃子を気にいるが、桃子はイチゴと仲良くなりたくない、友達もいらないと思っていた。
共に過ごすうちに次第にイチゴに惹かれ、友情が芽生えていく。
暴走族として仲間と走り回っていたイチゴだったがアキミが抜けて仲間が変わってしまい、族を抜けようとしたのをケジメだとリンチされることに。
そこへ桃子が助けに来て、桃子は伝説のレディース『卑弥呼』の娘だと嘘をつき、難を逃れる。
その後、イチゴはモデルとして見出されるが性に合わないとバイク整備のバイトをする。
桃子は高校を卒業したら就職しないかとロリータブランドから声をかけられているが迷っていた。
清々しい顔で生きる二人を幼い頃の冷めていた桃子と、いじめられていた頃のイチゴが笑顔で見送った。
感想
最初から最後までノンストップで面白かったです。
冒頭の地方を茶化すのが翔んで埼玉を思い出しました。
数年前の話ですがテレビで田園地帯に住む若い女性がロリータ服を毎朝3時間かけてメイクとセットをして出かけているという話を思い出しました。
リアル竜ヶ崎桃子でした。
雰囲気と阿部サダヲでクドカンこと宮藤官九郎監督かと思ったら『告白』や『嫌われ松子の一生』などの中島哲也監督でした。
2004年なので今から15年前の映画なので古くさいかとなかなか見る気になれてなかったのですが古臭くなくて驚きました。
アニメのシーンはパンストみたいでした。時代的にパワーパフガールズかもしれません。
2005年に放送開始されたバラエティ番組『リンカーン』のOPアニメと同じ制作会社、STUDIO4℃です。
深田恭子もですが土屋アンナがすごく可愛い。当時20歳頃でした。深田恭子は22歳頃。二人とも幼いです。
土屋アンナのヤンキーのメイクをしている時と薄いメイクの時のギャップが大きく、薄いメイクだと本当にお嬢様みたいでした。
最後の方まで卑弥呼は桃子の祖母だと思っていました(笑)
岡田義徳、阿部サダヲ、小池栄子と好きな俳優が目白押しでそれも楽しめたポイントでした。
岡田義徳演じる社長が、自分は仕事のために友も捨ててきた、でも君は行ってあげなさい、行くべきだと桃子の背中を押したのが感動しました。
友情なんてのは後回しでいいというようなことを某H社長が言っていた記憶があり、一理あるかもしれないと思っていたのですが、桃子とイチゴの関係に憧れました。
友情があったからこそ二人は成長して良い方向に向かったし、一人では冴えない人生のまま終わった可能性すらあります。
ギャグな雰囲気で楽しい映画です。樹木希林さんが急にかっこよくなります(笑)
かっこいいといえば、イチゴが可愛い名前で嫌だとイチコにしてたイチゴでしたが、桃子の発音的にずっとBLEACHの一護が浮かんで、男みたいでかっこいいじゃんと思ってました。
また良かったのが主題歌をTommy heavenly6が歌ってたことです。最高でした。
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