令和アニメどろろ第17話『問答の巻』感想ネタバレです。
令和になって初アニメどろろですね。
舞台版は5月1日初日から動画配信スタートしました。
ストーリー
寿海は戦場の跡地で亡骸に義眼を入れてあげたりしていました。
しかしその義眼を盗んでいる人もいました。
そこへ妖が出てきましたが、寿海のことは何故か食べませんでした。
寿海は百鬼丸と再会し、笑えること、話せることに驚きました。
百鬼丸は樹海に足が欲しいと訴えました。
そして醍醐景光のことを話しました。
寿海は足はやれないと言います。
「鬼神を倒す度に人から遠ざかっているのではないか。殺めたのは妖だけではないのではないか。わしはお前を救えぬ。」
そう言って、義足に包丁を刺してしまいました。
百鬼丸はお前は救えぬという言葉に縫の方を思い出しました。
縫の方は「菩薩像が砕けたのは景光と鬼神との約定が解かれたからだ、百鬼丸は体を取り戻し、醍醐の国は終わる」と景光に言いましたが、景光は思い過ごしだと一蹴しました。
多宝丸は領地に出た妖を倒しに兵庫と陸奥と出向きました。
縫の方が目覚めてもすぐには会いに行きませんでした。
兵庫と陸奥は多宝丸が前とは変わったと感じていました。
多宝丸は「情で剣を鈍らせることは二度としない。国と民を守る為に」
と言いました。そして百鬼丸たちを討ちに行きました。
景光はどろろの存在を見つけ、多宝丸に討伐を命じたのでした。
寿海はさらに百鬼丸に対して「戦いを続ければお前の周りは屍だけになり、この世にお前一人だけに」と言いましたが、百鬼丸は「一人じゃない」と言います。
名を問うた百鬼丸に寿海は名乗りませんでしたが、百鬼丸は「知ってる。これが何と言うか。…おっかちゃんだ」
と言い、寿海は涙しました。
ここの一連の台詞は舞台どろろとほぼ丸々一緒でした。
百鬼丸と別れたあと、寿海は妖に噛み付かれ「今までお前たちからは生きたものと見られていなかったか。まだしぬ資格があったとはな」
と言いました。
感想
舞台版を見てたので一緒だなって思いましたが、最後の寿海の涙は感動しました。
舞台だと母上と言っています。
それと、舞台版にはなかった寿海が妖に噛み付かれるシーンを見て、この後寿海が百鬼丸に知られないまま命を落とすのかと思いました。
生きる気力もないように見えますし、妖が襲ってきたらそのまま食われるのかなと。
ですが百鬼丸が生きていることを確認したので、彼の為に生きるかもしれません。
多宝丸は冷徹な人間になることを選んだようです。
しかし情を捨てると言った声が震えているように聞こえて、冷徹になりきることは出来ないのだろうと思います。
妖を子供ごと焼き払った時、兵庫が「こんなやり方は好かない」と言った言葉への返事でしたが、これを聞いて兵庫も納得していました。
変わらざるを得ない道を選ぶということは、景光と同じだと思いました。
どろろは火袋の意志を継いでいますし、親の影響は計り知れないです。
舞台版でも親子の物語と紹介されていましたし、令和どろろは親子愛がテーマの一つとして目立っているように思います。
小説どろろの記事で前にも書きましたが、原作で手塚治虫先生が伝えたかったのは理不尽な世界で不正と戦う若者たちの姿です。
今週の妖怪は『アヤカシ木』でした。
次回第18話は『無常岬の巻』です。
前回のしらぬいがまた出てきます。そして百鬼丸と多宝丸がまた対決します。
次回もお楽しみに。
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