昨日、上野の桜を見に行って何か展覧会でも観るかという気分になったので、広告の絵に惹かれて東京藝術大学で保管されている作品を公開した『藝大コレクション展 2019』に決めました。
他にも『奇想の系譜展』や『おめでとう!の春色展』も気になりましたがこの後は朝倉彫塑館へ移動する予定があったので一つだけにしました。
この絵の正体はラファエル・コランの 『田園恋愛詩』でした。
牧歌(ぼっか)のダフニスとクロエを基にしています。
ちなみに三島由紀夫の『潮騒』はこの物語から着想を得ています。
『ダフニスとクロエ』
Kindle Unlimitedで無料だったので読んでみました。
クロエのダフニスへの恋心の語りが面白かったです。
ダフニスが沐浴(ゆあみ)をするのを見て恋に落ちるのですが
「ダフニスばっかり綺麗にして、意地悪な水だこと!私が水を浴びても何にもなりはしないのに」
などと言っています。気持ちがとても分かって笑えました。
花も牧笛(シュリンクス)の音色もうぐいすの鳴き声も、クロエにとってはダフニスの美しさに敵いません。
一方、ダフニスの方もそれまでクロエを意識していなかったのに口づけされたことにより、突然クロエの美しさが目に入るようになります。
「今までずっと盲いて(めしいて)いま初めて視力を授けられた人かとも思われる」という表現が好きでした。
恋は盲目と言いますがダフニスの場合は眼を開かれました。他にも
「クロエはぼくに口づける前に魔法の薬でもなめたんだろうか」
など恋心の表現が何ともメルヘンで楽しかったです。
高橋由一 『鮭』
鮭(さけ)は明治10年頃に描かれた日本最初期の油彩画で、重要文化財です。
教科書にも載っている有名な絵画ですね。しょっぱそうで美味しそうに見えます。
たまたま藝大の入学式に遭遇しました。
晴れた良き日に入学式となって良かったですね。
上島珈琲も桜満開。
桜の花びらがそこかしこで舞っていて綺麗でした。
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