目黒駅 西口徒歩2分程度の場所にある目黒シネマにてAKIRAが上映されました。
入口からAKIRAまみれです。
目黒シネマは地下にあり、最終上映だと900円になります。
チケットはとても小さく、気をつけないと失くしてしまいそうです。
金田の赤いバイクまでありました。canonやcitizenなどのステッカーが貼ってあるのが面白いです。
この日は同時上映で幻魔大戦も。
幻魔大戦の方が見たかったのですが、時間が間に合わず見れませんでした。
AKIRAはアニメと原作両方見たことがあり、先に原作を読んでからアニメを見ました。
原作の金田が好きになれず、アニメも初見は作画がすごいと思いつつもストーリーを理解できず楽しめませんでした。
今回目黒シネマで大画面で見てみて、原作を忘れているせいもあってか楽しめました。
アニメの金田の方が好きです。
2019未来到達 あなたはAKIRAとなにを見る?
同日上映は期間によってスチームボーイやスプリガンなどがありました。
アニメはストーリー内に合わせてか1988年に公開されていますが、原作は世界大戦が始まった年が異なります。
原作とアニメはその他でも内容が異なります。
人気のある割烹着おばさんですがアニメには一切出てきません。チラシを配られて出てくるかと思いきや。
今回アキラを見てみて初見より理解できたので解釈を載せます。
ここは考察サイトではなく、ただの解釈に過ぎないので詳しい解説などが知りたい人は他を当たってください(笑)
ネタバレありです。
上映が始まった時、映像も音も汚くて驚きましたが慣れました。
よく古い映画を表現するのにある、縦に線が入ったりゴミが入ったりして、音も雑音が入っていました。
AKIRAは何なのかというと、その正体は超能力を使える子供でした。大人たちから実験台にされた子供が数人いて、その中で最も力が強いのがアキラでした。
力が強すぎるため、細胞化されて冷凍保存されていました。
タイトルを見て知らない人は金田がアキラだと思いますよね。
でもそれは本当にそうなのかもしれないと思いました。
その理由はアキラの見た目が金田に似ているというのと、金田の下の名前を敢えて明かしていないからです。または、そういう風に思わせようとしているのだろうと。
ちなみに漫画の方だとちゃんと下の名前もあります。
最後の「もう始まっている。私たちもいつかは」というキヨコの言葉はすべての人が宇宙の一部になることかなと思いました。
鉄雄は金田に負けたくないと無茶をして、超能力を手に入れた後もそれを悪い方向へ使ってしまいます。
そして金田と直接対決。
しかし力を制御できない鉄雄は化け物になってしまい、ガールフレンドのカオリも自分の体に飲み込んで潰してしまいます。
ここのシーンはぐろテスクでとても嫌でした。
カオリの痛みが伝わってくるという鉄雄の台詞も嫌でしたねー。
金田と鉄雄は養護施設にいた頃からの幼馴染で、虐められていた鉄雄を金田が助け、いつも兄貴分のような立場にいました。
それを鉄雄は気に喰わず、反発しました。
けれど結局、化け物になった時に金田に助けを求めていて情けないなと思いました。
いつも上から物を言ってとキレる鉄雄に謝るでもなく、金田!と呼んだ鉄雄に名台詞「さんをつけろよデコ助野郎!!」と言い放つところが金田も大人気ないなと思ったのと、子供同士の喧嘩だなと思いました。
でもそれが今までの金田と鉄雄の腐れ縁や友情を表しているようで好きでもあります。
金田がバイクを走らせながら「バカヤロー!!」と涙するところは切なかったです。
好きなシーンは警察に尋問を受けているところ。
いい子ぶるために金田が七三分けしています。ケイの写真を覗き見てにやりと厭らしく笑う顔も好きです。
あとは「聞くは一時の恥って言うでしょ!?・・・言わない?」の台詞。
大佐の「復興の喜びも忘れ、欲に溺れた者たち」も考えさせられました。
東京オリンピックが2020年に開催されるという設定になっていて、現実に2020年に開催が決定したので話題になりました。
これって結構すごいことですよね。
鉄雄の恰好をしたディスプレイと誰かのサインがありました。
鉄雄は最後に光の粒となって消えました。
金田が仲間に鉄雄はしんだのかと聞かれて「いや、きっと・・・」と言ったのはキヨコやタカシ、マサルと一緒に宇宙の一部になったのだと思ったからだと思います。
小さな粒になった鉄雄を愛しそうに手の中に収める金田を見て、心から鉄雄を大事に思っていた事が伝わりました。
金田と鉄雄は兄と弟のように見えます。
以前紹介したAwesome City Clubの『ネオンチェイサー』。
「ネオンを追う者」という意味ですが歌詞がとても好きです。
ネオンはAKIRAの中でも出てきますね。上海の夜のような雰囲気が綺麗です。
あとバイクが走った後のランプの残像。
帰りにこの歌を聞いていたら、歌詞が金田から見た鉄雄のように思えました。
「わずかな命を燃やして 光りたくて」
のところが大佐からラボに戻れと言われたときに「あそこで薬貰ってガキと遊んでろって言うのかよ!」と言った鉄雄を思い浮かべました。
冒頭の方でタカシがラボから脱走していたのだと思いますが、閉じ込められた子供部屋で年老いて生きていくのはつらいだろうと思いました。
仲間だからこそ自らが方をつけなければならないのだという金田の男気に惚れました。
ラストは生き残った金田、ケイ、甲斐がバイクで走り去っていきます。
甲斐結構好きなキャラなので生き残ってくれて良かったですが、山形もバーの店主も好きだったので亡くなったのは残念です。
みよくのように1回見てみてイマイチだった人はもう一度見てみるのも手かもしれません。
上映は明日までです。ご都合のつく方はぜひ。
それではまた。
窪塚洋介出演の名作映画『ピンポン』と松本大洋原作の『鉄コン筋クリート』は明後日23日から上映開始です。
ピンポンも友情が熱いです。アニメも好きでした。
35mm上映と書いてありました。今はデジタル化が進んでいます。
映画館スタッフが描いたと思われるイラスト。上手いです。
ナナズグリーンティーの白玉桜ラテ。白玉好きです。入っていると嬉しいです。
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