手塚治虫生誕80周年を記念して、虫プロ制作の手塚治虫TVシリーズ全作品がDVD化され、そのうちの一つがどろろです。
2008年発売。10年前ですね。
一枚一枚、イラスト付きです。
どろろというタイトルですが、14話以降はどろろと百鬼丸に改題されています。
設定資料集までついています。
放送期間は1969年4月6日〜9月28日
昔のアニメにしては全26話と少なめです。
原作が4巻くらいしかないですからね。
文庫版だと3巻しかありません。
当時はあまり人気が出ず、打ち切りだそうです。
どろろ全3巻完結(文庫版) [マーケットプレイス コミックセット]
何度も出版されているので、表紙が異なる数種類の原作が存在します。
どろろはアニメ化の他にも、ゲーム化、実写映画化、小説化、人形劇化、舞台化などされています。
実写映画は百鬼丸が妻夫木聡、どろろが柴咲コウでした。
数年前に見ましたが、中々面白かったです。
ミスチルの主題歌『フェイク』は今でもたまに聞きます。
かっこいい曲です。
彼とやり直したい
占いで悩み解決☆
ゲームはPCゲームとPS2とあり、PCゲームは原作から数年後の世界という設定です。
ネタバレですが、どろろと百鬼丸は最終回でお別れします。しかしゲームでは2作品とも再会してます。何でもありですね。
1989年発売のフロッピーディスクの時代で、相当古いPCでないと出来ないのでプレイすることは難しいでしょうけど、楽しそうです。
PS2でしたらプレイできる環境の人も多いのではないでしょうか。とても面白いのでおすすめです。
声優は百鬼丸が銀魂の銀さんなどでお馴染みの杉田智和さん、どろろがポケモンのサトシのピカチュウやワンピースのチョッパーなどで知られる大谷育江さんです。
小説も2種類ありますが面白いです。実写版含めると3種類です。
コンテンツが豊富なので話が広がってしまいます。
アニメの話に戻ります。
来年1月にアニメ化しますが楽しみです。ここでも展覧会の記事をアップしましたね。
3月には人気俳優の舞台の他、人形劇があります。
アニメの話に戻ります(´ω` 三 ´ω`)
旧アニメは白黒です。
カラーの技術がなかったわけではなく、血が刺激的なので白黒になりました。パイロット版ではカラーです。
今回のDVD BOXにはパイロット版も収録されています。
声優はアラン・ドロンやねずみ男などで知られる野沢那智さんに、きんぎょ注意報!のぎょぴちゃんなどの声をあてた松島みのりさんです。
主題歌は一休さんなどで知られる藤田淑子さんが歌っています。
同じ声優さんが歌ってると思ってました。
この御三方の声、好きです。特に那智さんのお声がとても色気があって、惜しい人を亡くしたと思いました。
ベルばらのフェルゼンも務めています。
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アニメの1話で、お坊さんに食べ物を恵んでくれとどろろが言われ、そんなものない!念仏なんか唱えたって、腹は膨れない!と怒りますが結局は食べ物を侍からかっぱらってきます。
しかし、間に合わずにお坊さんは餓ししてしまいます。
どろろはそれを酷く悲しみ、怒り、せっかく取ってきたおにぎりを踏みつけます。
侍に見つかり、泣き笑いしながら怒るのですが、どろろは優しくて強い子だなと思います。
このお坊さんとどろろのシーンは、現在チャンピオンREDで連載中の『どろろと百鬼丸伝』でリメイクされています。
雑誌版だとクリアファイルがついてきますが、Kindleでも読めます。
またこれもネタバレになりますが、どろろは女の子です。
私は知らずに見てたのですが、よく見てみると睫毛パシパシだし、女の子っぽさはあります。
先ほど紹介したPCゲームでは、ふしぎなメルモに出てくる大人になる飴玉が登場し、どろろが妙齢の女性になるというサービスシーンがあるらしいです。
見てみたい。
どろろが大人になるというのはデビルマンを描いた永井豪さんが漫画にしてくれました。
その名もどろろとえん魔くん
全2巻です。ちょっと下ネタキツめですが面白かったです。
アニメは総監督を銀河鉄道の夜、タッチなどを手がけた杉井ギザブローさんが務めています。
白黒だからこそ出た味があります。
一度見てみて損はない作品です。
トレジャーボックスの記事でもDVDのエピソードについて書きました。⇒どろろトレジャーボックス
追記 2018.12.28
どろろの歌を歌った藤田淑子さんが乳がんで亡くなられました。68歳。早すぎます。
本当に素晴らしい歌声でした。これからもどろろの歌は大好きな歌です。
お悔やみ申し上げます。
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