おにいさまへ… アニメ 感想
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泣いた泣いた!泣かせに来てますよ。
マリ子の心の寂しさが胸に来ました。
プライドが高くて男性不信で素直じゃなくて。
最終的にメンヘラから抜け出せたのは奈々子のお陰なのかなと思います。
百合(女性の同性愛)に喫えん、近しんそうかん、心じゅう、自さつ、ドラッぐ、愛人、不倫、離婚、乳がん。
内容が重すぎて、これ本当にNHKで放送したの?と思ったら、通常の放送とちょっと違ったみたいです。
パリでは放送禁止に。これはなるよなーと思う内容でした。
薫の君、サンジュスト様がとてもかっこよく、女の子キャラでこんなにかっこいいと思ったのは初めてでした。
どっちもかっこいいけど、サンジュストに特にときめき。
なのに…最後の方にあんなことになるとは。ああいう結末にはしてほしくなかったです。
ネタバレしてもいい方はこちらを反転(選択して調べる等)してください↓
サンジュストは「電車に飛び込んで自さつしました。」
アニメは原作とだいぶ異なるらしく、時代さえ違うみたいです。
原作が二巻くらいしかないと知って、何でこんなアニメ長いのだろうと思ったけど、設定がそもそも違うのね。
薫の君は、きっと向こうで力尽きるのだろうなぁと。
何の違和感もなく、女の子が女の子を好きということを主人公も友人の智子も受け入れていて、女子高とはこういうもの?と不思議な世界観でした。
智子が唯一まともでしたねぇ。
奈々子と智子が喧嘩した時、ああ、智子いなくなっちゃうのか~と思ったけど、最後まで出てくれてよかった。
よくヌルヌル動くアニメで、力の入れ具合が素晴らしかったです。
最後の髪が伸びた奈々子がとても綺麗でした。
泣き虫で、毎回毎回、「おにいさま、涙が止まりません…」だったのに、シャンと背筋を伸ばして、強くなった奈々子がいてグッと来ました。
元々とても強い子なんだとは思っていたのですが、さらに。
サンジュストが奈々子にお花をあげて、「これをあげる。だから、もう私には構わないで…」と言うシーンが好きです。
薫の君→アンドレ
蕗子(ふきこ)→アントワネット
辺見武彦→フェルゼン
イメージが似てるなぁと思いました。
おにいさまこと辺見がここまでキーになる人物とは思わず驚愕。
そしてモテすぎです。
学校のソロリティ(アメリカの大学には必ずあるという女子の社交クラブ。入会するには試験が必要で入会費や会費も必要。奈々子たちは高校生です。)でもめてて、それが終息したら終わりかと思ったのに、サンジュストが飛んでしまって薫の君が闇に落ちて。
ドロッドロでしたねぇ。
本当の姉妹で百合のような関係になっていた蕗子とサンジュストだけど、お互いがお互いを、本当の姉妹だと知らない筈だと思ったまま。
奈々子は蕗子にサンジュストは本当は本当の姉妹だと知っていたと何故、言わなかったのか。
そこは言ってもいいでしょ!と思ってしまった。何、浸ってんだ奈々子め、って(笑)
主題歌がとても気に入りました。幻想的です。
『黄金の器 銀の器』
原作読みたいです。
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繰り返しになりますが、ラストは髪の伸びた奈々子がおにいさまから自立し、前を向いて強く生きていくという描写で終わります。
このラストシーン、大好きです。ここで初めて奈々子が好きになりました。
おにいさまへの感想《序章》
おにいさまへとウテナの記事
原作漫画と結末の比較
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