ミュージカル映画『WICKED ふたりの魔女』ウィキッド 公開初日 〜吹替版〜 感想ネタバレ 舞台版との違い グッズ 入場特典

ミュージカル映画『WICKED ふたりの魔女』ウィキッド 公開初日 〜吹替版〜 感想ネタバレ 舞台版との違い グッズ 入場特典

ミュージカル映画『WICKED ふたりの魔女』ウィキッド 公開初日 〜吹替版〜 感想ネタバレ 舞台版との違い グッズ 入場特典です。

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舞台作品ウィキッドの映画版が、本日3/7から上映開始となりました。

オズの魔法使いという有名な児童向け小説から派生した作品で、原作は小説です。ブロードウェイミュージカルが最も有名かと思います。本作は大人向けの作品になっています。ただ、子供にこそ見て欲しいとも思います。
その後、日本にも上陸し、劇団四季で上演されています。

当サイトに記事を起こしてはいませんが、私は劇団四季版を見たことがあります。観るまで知らなかったのですが、本作はPART1でした。恐らく前後編かと思います。舞台のように、第一幕、第二幕と分けているのかと思われます。3時間近い上映時間なので、単発で収めるかと思ってました。

はっきりとは書きませんが、結末の行方に関して示唆するネタバレ感想を書きますので、初見の方はご注意ください。


舞台を見た際に購入したピンズ。このイラスト、初めて見た時に一目惚れしました。それから何年も見れてなかったのですが。かっこいいです。
CMだとエルファバの髪が靡いていたりグリンダの瞳が光ったりして、さらにかっこいいのですよね。心惹かれたのでよく覚えています。

ウィキッドの意味邪悪な魔女です。

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登場人物/キャスト

下の段は吹替版声優です。

エルファバ/シンシア・エリヴォ
高畑充希

全身緑色の肌をした魔女

グリンダ(ガリンダ)/アリアナ・グランデ
清水美依紗

みんなから好かれる美女

フィエロ/ジョナサン・ベイリー
海宝直人

プレイボーイのイケメン転校生

マダム・モリブル/ミシェル・ヨー
塩田朋子

シズ大学の学長

オズの魔法使い/ジェフ・ゴールドブラム
大塚芳忠

オズの国の一番偉い人

ネッサローズ/マリッサ・ボーディ
田村芽実

生まれながらに足が悪く、車椅子に乗っている

ボック/イーサン・スレイター
入野自由

グリンダのことが好きでありながら、グリンダに唆されてネッサローズと付き合っている

ファニー/ボーウェン・ヤン
kemio

グリンダの友人でオネェっぽい男性

シェンシェン/ブロンウィン・ジェームズ
ゆりやんレトリィバァ

グリンダの友人でぽっちゃりの女性

ディラモンド教授役/ピーター・ディンクレイジ
山寺宏一

言葉を話すヤギ

語り手
武内駿輔

他、劇団四季のキャスト
岡村美南
谷原志音

恐らくあの舞台の場面かなと思います。

監督:ジョン・M・チュウ

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あらすじと結末


善い魔女グリンダが、悪い緑の魔女が亡くなったと知らせ、喜ぶ村の人々。そして、悪い魔女、エルファバとの過去を語り始める。

母が不倫の際に飲んだ怪しい薬により、緑の肌で生まれたエルファバ。生まれた時から疎まれ、育ての親は熊だった。

その後、妹のネッサローズが生まれるが、足が不自由で生まれ、車椅子生活。
その理由は、父がまた緑の子供が生まれるのではないかと心配し、母にたくさんの白粉花を食べさせたため。そして、母も亡くなった。

ネッサローズが魔法を学ぶ大学、シズ大学へ進学することとなった。付き添いだけのつもりだったエルファバだったが、学長のマダム・モリブルに身染められ、入学して個人指導を受けることとなった。

入学の際に居合わせていた、誰もから好かれ、華やかな女性、ガリンダと同室になることに。
ガリンダとエルファバは正反対の性格をしており、馬が合わない。

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エルファバは緑の肌をしているため、友達もできなかった。ある日、転校生でプレイボーイのフィエロがやってきて、禁止されている夜のパーティーへガリンダが行くことになった。

ガリンダは、祖母から貰ったイけてない黒い魔女のとんがり帽子をプレゼントだとエルファバへ渡し、一緒にパーティーへ行かないかと誘った。
先にパーティーへ行っていたガリンダの元へマダムがやってきて、魔法の杖を渡し、セミナーに来ないかと誘った。

マダムに憧れていたガリンダは喜ぶが、「あなたの為ではない、エルファバに頼まれた」と言われる。

そしてそこへ、とんがり帽子を被ったエルファバがやってきた。その姿に周りの者みんなが嘲笑した。
帽子を床に置き、奇妙なダンスを始めたエルファバ。その様子を見て、さらに笑う学生たち。

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それを見たフィエロは、「動じてない。まるで森の中の大木のようだ」と言うが、ガリンダは「そんなことない。気にしてないフリをしているだけ」と、罪悪感に苦しむ。

そして、エルファバの目の前で、同じダンスをし始めた。友人たちは何でそんなことをするんだと止めるが、ガリンダはやめない。

涙を流したエルファバの頬に手を当てて涙を拭い、「大丈夫」と言うガリンダ。周りの者たちも同じダンスを始めた。その夜から、ふたりは親友になった。

ある日、ヤギの先生、ディラモンド教授が捕えられてしまった。動物は檻の中へ入れることになったと。

納得のいかないエルファバは、オズの魔法使いに助けを求めることにした。招待状が来て、魔法使いがいるエメラルドシティへと向かったエルファバとグリンダ。ガリンダは、ディラモンド教授が「ガ」を上手く発音できなかったことから、グリンダに改名した。

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オズの魔法使いと出会え、喜ぶエルファバだったが、魔法使いが魔法を使えないだけでなく、動物を迫害した張本人であることを知り、拒絶。

グリンダと共に逃げ出そうとするも、グリンダは拒否。
グリンダが兵隊に捕えられたため、自分だけを悪者にし、箒に乗って飛び去っていった

追記
村と書きましたが、冒頭のシーンはマンチキン国でした。

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感想


滂沱しました。もう舞台版を超えたと思いました。実は間違って吹替版のチケットを購入してしまったのです。ちょうどいい時間帯で購入したら間違えてしまいました。しかしこれが大正解。声優陣の歌の素晴らしさ。特に主演のふたり、最高でした。

高畑充希岡田将生の奥さんという情報しか知らず、噂には聞いていましたが、本当に歌上手いですね。感動しました。
台詞だけで、歌は歌手が当てている作品もあるので、それかと思ったくらいです。岡田将生、見る目がある。

インタビュー見たのですが、ミュージカルオタクだそうで、ウィキッドはブロードウェイ版も観ていて、大ファンでオーディションを受けたそうです。
ウィキッドの大ファンでエルファバを演じられるなんて、もうとんでもない喜びですよね。

清水美依紗さんは存じ上げなかったですが、とても上手かったです。清水さんも、アリアナの大ファンだそうです。良かったですね。

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吹替版買った時は、うわやらかした!!と思って落ち込みましたが。新作の洋画は絶対字幕って決めてるのに!!と。

それで、あ、海宝さんいるんだ、入野自由や山寺宏一もいる、劇団四季のキャストも。と知って、それならいいかなとか思ってました(何様)

劇団四季を先に見てたので、それもあって、歌の耳馴染みが良かったのもあると思います。むしろ字幕版の方が違和感を感じるかも。でも明日字幕版観るんですけどね(笑)

アリアナ好きですから。何曲か好きな曲があるってくらいで詳しいわけではないのですが。安室ちゃんみたいな雰囲気で、日本人が好きなヴィジュアルをしていると思います。

シンシアさんの方は知らなかったですが、演技が素晴らしい。あの飛び立つ前のマントを翻すところ、超かっこよかったです。歌もAppleで何曲か聴いてみましたがいいですね。

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本作は曲や歌の素晴らしさもですが、まず舌を巻いたのは衣裳、セット、小道具、背景美術の凝り具合と美しさですね。画が美しいのなんの。冒頭の村人が窓から顔を出すシーンは美女と野獣のボンジュールを思わせました。
→アップ後に知ったのですが、第97回アカデミー賞®衣装デザイン賞、美術賞の2部門で最優秀賞を受賞したとのことです。受けた感動は間違ってなかったと分かって嬉しいです。

CG技術が進んだ現代だからこそ実現できた作品だと思いますが、違和感が全くなく、世界観に没入できました。
→CGではない部分も多々あるそうです。すごいですね。

一番泣いたのは、エルファバとグリンダのダンスシーンですね。もう涙が滝のように。嗚咽出ちゃいましたよちょっと。終わってから出てきたお客さんも同じところで泣いたと言ってました。あそこは名シーンですよね。

強いわけじゃない、気にしてないフリをしているだけなんだというところも、グリンダがそれを分かっているというところも泣けますね。

本当に舞台版の時より涙が出て。表現を膨らませることのできる映画の良さだなぁと思いました。
そうでありながら、舞台版をまた観たくなりました。劇団四季の第一幕最後のエルファバの力強い歌声、胸打たれ、震えました。生歌は舞台ならではですよね。

映画の日本語版の音源が欲しいのですが、英語版しか配信されていないようで残念です。エルファバの圧巻の歌のほか、最初の方の、あなたなんか嫌い!という歌も好きです。


What Is This Feeling?(日本の曲名は「大嫌い!」)ですね。

舞台版でも第一幕で物凄く感動して、ウィキッドってこんな素晴らしい作品だったのだと思ったのですが、第二幕で展開が暗くなっていって、落ち込んで、第一幕だけまた観たいと思いました(笑)もうここで終わって!と。

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あのメリバ(メリーバッドエンド)だからこその名作だとは理解できるのですが、どうしてもエルファバの心の優しさ、正義感の強さ、勇気を全人類に知ってほしいと思ってしまいます。
映画の後編は11月上映予定(日本での公開日は未定)だそうで、見たいような見たくないような(笑)ですが、見届けたいですね。また見たら感想も変わるかも。

コメディな部分では、グリンダがエルファバを変身させようとした際に、メガネを取ってみたけど「違うか」となったところと、ヒールを引き伸ばしたら長くなったところですね(笑)
メガネを取ったら美少女パターンじゃなかったやつ(笑)あの伸びるヒール欲しくなりました。気分によって高さを変えられるのいいですね。

グリンダが大袈裟に髪の毛バサァするところも好きです。途中まですごくムカつくキャラクターなのですが、エルファバと仲良くなってからは可愛くなりますね。

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エルファバの毛先まで編み込まれた三つ編み好きでした(個性的な眼鏡な形も好き)。私もたま〜に遊びでやったりします。
今日行った美容院で美容師さんがその髪型をしていて、さらに全身黒だったので、エルファバ!と思いました。対して私がピンク系だったからウィキッド空間でしたね。

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突然何?と思われた方へ。大丈夫です。ただのノルマ消化です。

ディラモンド教授に「動物は喋るな!」の黒板が出てきたところ、舞台版よりもズシンと胸に来て、苦しくなりました。

誰がやったんだ?誰がやったと聞いているんだ。そうか。今日の授業はこれで終わりだ。」のところ、苦しすぎます。本当に誰がやったんだよ。

声を上げるたびに痛めつけられれば、いつしか言葉を失くしてしまう
ここの台詞は現実で起きている言論統制とかけているのかと思います。政治的なことでなくても、小さな世界でも同調圧力などで起きうることですね。

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エルファバがフィエロに捲し立てた、「私だってもっと生きやすい性格だったらって思ってる!」という言葉は共感します。

エルファバは誰かにどう思われるか、どう見られるかよりも自分の信念を貫くキャラクターではあるけれど、ダンスシーンでグリンダが言った通り、傷付かない強さがあるわけではない。それでありながら、それでも前へ出て行動する彼女の強さに感動します。

誰もがグリンダのように要領よく生きられるわけではありませんからね。彼女は小学生時代の友人にそっくりで、思い出してしまいました。
ピンクが好きなところも、みんなに可愛いと思われているところも、ナルシストで、時には人の悪口を言ったり、私が仲良くしてあげる!という態度もそっくりです。そして、ユーモアがあって優しいところも。

エルファバとグリンダはそれぞれ良さがあって、どちらか一方がどちらかより優れているわけではなく、お互いを支え、補い合う関係なのが素敵です。

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何もかも手に入れていたグリンダが、フィエロの心だけは手に入れられないのもドラマですね。私としては、ボックをネッサローズに行くよう嗾けた報いもあるのかなと思ったり。ですがたとえけしかけたとしても、その選択をしたのはボックですからね。しかもその後、嘘を重ねてしまっている。問題ですねぇ。

図書室でフィエロが高齢の女性の先生をメロメロにさせていたのが、本物のプレイボーイだと思いました。
あの図書館で中の装置が回転しているシーンすごいです。

追記
オネェがフィエロに壁ドンされて「どいてくれる?」と聞かれて、「もちろん。すごく残念だけど」と言うシーンも好きです(笑)

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舞台版との違い

ほぼ違いはなかったです。ごくごく細かいところが、あれここちょっと違ったような?というところはありましたが、一度しか見てないので記憶違いかもしれません。他の方の感想を見たところ、小説寄りに作られているそうです。

大筋の流れ、歌は一緒だったと思います。コメディ部分も含めて、舞台版を忠実に再現していました。

追記
書いていませんでしたが、やはり熊が乳母だったというエピソードは舞台版にはなかったで合っていました。他にも何かありましたね。舞台版を補完した完成系のもののようです。

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入場特典


ステッカー貰えました。可愛い♡

グッズ

もうめっっちゃくっちゃ可愛いグッズ盛りだくさんでした。

このクリスタルボールペンは可愛すぎて一目惚れでしたね。ギャルも可愛いー!と叫んでました。
ピンクと黄緑って何でこんな可愛いのかしらと思ったら、桜の花びらと葉っぱと同じ色だからかもしれません。三色団子も可愛くて好き。

チュリトス

トーホーのチュリトス甘くて好きです。

エンベロープケース。これ見た瞬間即決でお買い上げでした。ちょうどこのくらいのサイズの硬めのクリアファイル欲しくて。

しかも封筒型になってるから閉じられる!エンベロープ型って好きです。

以前に購入したツイステポムフィオーレのグッズもお気に入りで愛用してます。


もう大丈夫だ。

チケットファイル。結構大きいです。行った劇場で朝早くに観たのに帰りはもう在庫切れで、別の映画館に行ったらたくさんありましたので購入しました。

劇中で可愛いと思ったグリンダのピンクのショルダーが売ってて、需要分かってるなぁと笑いました。

今日から渋谷モディで始まっている期間限定のウィキッドのポップアップストアには、別の形のショルダーがあって、そっちが気になってます。そっちには黒もあります。

ウィキッドのグッズまじで可愛すぎです。ミラーも迷いましたね。ミラーはそんなに使わないのですが、付属の巾着が可愛くて。

USJのトートバッグもめっちゃ可愛いです。大阪までは行けないので、通販ないかなぁ。USJってこういうコラボたくさんあっていいですよね。関西人めっちゃ羨ましいです。

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おわりに


とにかく吹替版めっちゃ良かったので、洋画は字幕っしょ!と思っている方も、ぜひ観てみてください♪それではまた。

追記
字がない分隠れないし、目で追わないので画をしっかり見れるのもいいところだと思いました。

さらに追記で。喜びで草原を走って歌ったエルファバのシーン、拍手したくなりました。本当に素晴らしかったです。やはり3時間くらいの映画は名作が多いと改めて思いました。

最後の追記
字幕版行ってしましたので、比較記事書きました!
吹替版と字幕版、どっちがおすすめ?
オタクじゃないのでフラットに書けたと思います。


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