特別展 和食 in 国立科学博物館 感想口コミレポ

特別展 和食 in 国立科学博物館 感想口コミレポ

特別展 和食 in 国立科学博物館 感想口コミレポです。

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上野公園内にある国立科学博物館和食展が開催中です。

開催期間/チケット料金

2023年10月28日〜2024年2月25日

チケット代 大人、大学生 2,000円
小中高生 600円

あんみつ みはしのお箸に100円割引のクーポンついてました。お雑煮食べた時に出てきて、そこでこの展示を知りました。

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マップ


通常のとリラックマVer.があり、リラックマにしました。

学生の頃はリラックマ好きでメモ帳とか買ってました。
2023年でキャラクター誕生から20周年です。

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感想口コミレポ


面白かったので大量の写真を撮ってしまいました。ぎゅ!と詰めたので文字途切れてたりしますがご了承くださいませ。
画像は拡大して見てください〜。

世界の食、和食の基本は地質、日本の毒キノコ

都道府県ごとの水道水の平均硬度ワラビが地域によって呼び方が全く異なる、地域で異なる山菜

絵本みたいにめくる、野菜のどこを食べてる?
様々な大根

でっかいカブのような桜島大根

エビとカニ

お米が色んなものに変化する、すし 飴、コシヒカリの分岐

ハマグリは絶滅危惧種、タッチできる魚介、カニ

内臓、頭、尾 いぬごろし

ナガコンブ 長すぎて天井へ

イロロ とりのあし うしのした とも呼ばれる


しょうゆの起源は中国

うま味とは甘味、酸味、塩味、苦味に続く5番目の基本味、具留多味酸(グルタミン酸)

卑弥呼の食卓 周りの観客が口々に「今でも贅沢」と言う。

神との食事、熨斗あわび

貴族の食事には各地から税として収められたさまざまな食材、牛乳を煎る人 高級な「(そ)」という乳製品、古代の甘味料

古代の甘味料が作れるレシピがクックパッドにある、長屋王の食卓、調理法はシンプルで味付けがされてなく、食べる人が醤(ひしお)や塩、酢などの調味料で自ら味をつけて食べた

、庶民の食卓 近くで見ていた幼き少女「見て、庶民の食卓見て!」と繰り返す。お母さん「なあにコレ、塩?
説明文「精白度の低い米に、青菜の汁と塩がつく。
大きな皿に、塩。

見比べれば見比べるほど差が激しい庶民と王の食事の差

精進料理平安時代末期から、京都にある大徳寺(だいとくじ)で振る舞われる精進料理は450年前から続く献立織田信長の饗応膳(きょうおうぜん)
織田信長が徳川家康を3日間に渡ってもてなした際に、到着してすぐに出された「十五日おちつき膳」を再現。

野鳥はごちそう
白木の膳、素焼きの土器の器は一回限りの使い切り
信長の家康への気遣い

懐石料理は千利休一期一会の思想から最高のもてなしを目指した。
鶴汁(つるじる)

式庖丁(しきぼうちょう) 平安時代から続く食の儀式。
映像で流れる実際の儀式
血生臭さを感じる映像、宮司の表情がイイ

外食文化江戸時代から発達、すし、天ぷら、そばなど当時のファストフードとも言える屋台や料理屋、居酒屋などが増えていく。
江戸の食べ物屋は7600軒以上

すしの歴史 すしは日本発祥ではなく東南アジアから伝来。1820年頃、江戸の寿司職人が握り寿司を考案
江戸の郷土料理である握り寿司が全国に広まったのは第二次世界大戦後

カップルの男性が「寿司も日本発祥でないのか。醤油もだし、日本のものはないのではないか」と言っていました。握り寿司は江戸の職人が考案したので、日本発祥でいいと思います。

そば屋

すし屋
寿司がでかい。手の大きさくらいある。

天麩羅屋
蕎麦は当時16文、現在の価格にすると約300円
すしは一個8文程度、今よりもかなり大きく、3つも食べればお腹いっぱいになるもので、醤油は不要だった。

屋台の裏に回って写真撮れると看板あったけどぼっちだから撮る人いなくて撮れなかった。寿司屋になりたかった。子供は撮ってた。

中華料理大正時代に広まった。安くて作るのが簡単で栄養価が高い。
即席料理」を扱う料理屋番付江戸の高級料理屋は京都や大阪から少し遅れて18世紀半ばから広がった。
なかでも評判だったのは浅草山谷(さんや)の「八百善」。文人たちの集まる高級サロンのような場所だった。
そのネットワークを活かして酒井抱一(ほういつ)や葛飾北斎らの協力を得て出版された『江戸流行料理通』は人気の江戸土産となった。

日用倹約料理仕方角力番附(すもうばんづけ)』
豆腐百珍』『諸国名産大根料理秘伝抄』『大根一式料理秘密箱

古今名物御前菓子秘伝抄
アイヌの料理

ペリー提督の饗応膳
通常は畳に置く膳がテーブルの上に置かれ、椅子に座って食事ができるようになっている

1872年、明治天皇が公式に牛肉を食べたことに示される肉食解禁から洋食が広がってゆく。
当初は肉食に戸惑った市民も、学校教育雑誌の宣伝などを通じて徐々に浸透。

天皇の午餐会(ごさんかい)
天皇の料理番として知られた秋山徳蔵(とくぞう)、ヨーロッパ各地のメニューカードをコレクション。

宣教師として来日したガーネー・ビンフォルドの妻エリザベス日本人の主婦のために開いた料理教室でのレシピをまとめた本が1904年(明治37年)に出版された。
サンドウ井ッチ

ドオナッツ
漫画「サザエさん」に見る昭和の食
1948年(昭和23年)アメリカのゲイロード・ハウザーの『若く見え長生きするには』が日本でベストセラーになり、ハウザー食の流行でミキサーが爆売れ

1949年(昭和24年)氷で冷やす冷蔵庫が入る。氷は毎日氷屋さんが届けに来る。

1958年(昭和33年)インスタントラーメン(チキンラーメン)が発売される。

1968年(昭和43年)初の家庭向けレトルト食品となるレトルトカレーが発売される。

1971年(昭和46年)世界初のカップ入りインスタントラーメン(カップヌードル)が発売される。
東京銀座にマクドナルド1号店開店。

1974年(昭和49年)東京豊洲にコンビニ開店。

磯野家の食卓
漫画では刺身なのを焼き魚に変更されて再現された波平さんの夕食
磯野家全員に眺められて中華そばを食べる学生
すき焼き

雑煮文化圏マップ
当時はご馳走だったすき焼きを磯野家は火鉢で煮ている。
戦後の食糧難の時代に家で飼っていたニワトリをすき焼きにしている場面も。
これって和食アンケート?
和食かどうか難しかった。リアルタイムで更新されるという斬新なアンケート。

アンケートに答えて当たるオリジナルグッズ「焼きサーモンつまみ寿司」(食品サンプル)が売店で4,400円で売られていた。
都道府県別 食べたい・作りたい 人気検索ワードTOP5

47都道府県で店の名前なの千葉県だけサイゼリヤ

タイアップ店舗
いちご煮 お椀の中に沈むウニの姿が朝もやに霞む野いちごに見えることから名付けられた。

うずめ飯 質素倹約を強いられた江戸時代に贅沢をしているのを悟られないようにしたため、具材が粗末で他人に見られるのが恥ずかしかったため、など諸説ある。

石狩鍋 宇宙食 和食も文化財
2013年 和食ユネスコ無形文化遺産に登録
2021年 伝統酒造り、菓銘をもつ生菓子、京料理登録無形文化財に登録

ペルーに広がる和食、和食とペルー料理を融合させたフュージョン料理がペルー料理の一部に
世界のすし フランスの寿司、日本の寿司と変わらない見た目

おわり

非常に興味深く面白かったのでじっくり見て、疲れました。広くて展示の数も多く。
他の観客もそうだったようで、疲れた〜と言ってました。
常設展も見れましたが今回はパスしました。
予約制ではなく混んではいましたが、ぎゅうぎゅうなほどでは無く、よく見れました。

途中、途中に撮影禁止ですが映像の展示もあります。

食文化はここ100年くらいで急激に成長したことに驚きましたし、飽食の時代、食料問題、日本の食糧自給率が先進国で最下位という深刻な問題も考えさせられました。

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グッズ


どん兵衛3種セット買いました。
眺めてたらカップルの女子が「どん兵衛なんて食べなぁ〜い!」と言っていて、うるせぇ!と思って買いました(笑)

我が家の年越し蕎麦は毎年どん兵衛です!今年もよろしくお願いします!

うま味の冊子


英語と日本語ありました。

母乳にはうま味成分がある。
ちょっときm

フライヤー


気になるフライヤー貰ってきました。
横浜SOGOで開催中の『111年目の中原淳一展』です。
もうすぐ終わってしまいますね。

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国際こども図書館


ついでに見てきました。おいしい児童書展

国際子ども図書館は、前も一度だけ来たことがあると思います。
少し離れたところにあります。芸大の近くです。

中は写真撮影禁止だったので写真ないですが、こちらもとても面白かったです。
食をテーマにしており、世界の絵本が見れます。

不思議の国のアリスに登場するタルトは、昔は日本にタルトという言葉がなかったので饅頭と表現されていたそうです。

私がパッと浮かんだのはしりっぽおばけでしたが、展示はされていませんでした。ホラー絵本ですが面白いのでおすすめです。

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おわりに


食は当時の人々がどんな生活をしていたのかを感じさせる大きな文化だと思いました。建物や服を見るよりもリアルに感じられます。
会期も長いので、まだの方はぜひ行ってみてください。

野口英世

追記
この展示会は、本来は2020年に開催予定だったのを、コロナにより中止になり、ようやく開催されたそうです。

コロナ禍で学校が休校になって牛乳が余り、蘇を作るのがSNS上で流行ってました。
過酷な世の中でしたが、こうして、普通に出歩ける世の中に戻って本当によかったです。

ですが今度は地震が起きてしまいました。

写真に撮っていなかったのですが、塩浜(砂に海水を広げて干して釜で煮詰めて作る塩)を使っていた、石川県に一軒だけ存続し、国指定重要無形民族文化財となった角花家という家は、どうなってしまったのだろうと思います。

一軒だけというのと、苗字が珍しくて印象的でした。
能登の揚浜と呼ばれています。無事でいて欲しいです。
→調べてみましたところ、ご家族全員ご無事とのことです!よかったです!

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