劇場版『おっさんずラブ LOVE or DEAD』
公開初日 舞台挨拶 全国生中継の感想です。
日比谷で行われた舞台挨拶が全国131館でライブビューイングされました。
私は夜の回に行きました。
登壇者
左が役名で右が役者名です。
春田創一(はるたん)/田中圭
牧凌太/林遣都
黒沢武蔵/吉田鋼太郎
武川政宗/眞島秀和
荒井ちず/内田理央
荒井鉄平/児嶋一哉
西園寺蝶子/大塚寧々
栗林歌麻呂/金子大地
瀬川舞香/伊藤修子(昼の回のみ)
狸穴(まみあな)迅/沢村一樹
山田正義(ジャスティス)/志尊淳
監督 瑠東東一郎
トーク感想ルポ
伊藤さんはお昼にしかいなかったようで残念です。
見たことはないのですが、田中圭さんはドラマ『あなたの番です』で手塚翔太役として出演し、『会いたいよ』という歌も出しているそうで、林遣都くんと武川政宗さんとカラオケで歌ったそうです。
その際に林くんと田中さんの採点が同点の82点だったとか。
彼氏にしたいなら誰か。男性陣のみで挙手することに。
田中さんと林さんは志尊くんでした。
鋼太郎さんは児嶋さんでした。
児嶋さんは裏では全く話さないそうです。
田中さんはこれでみんなで集まるのは最後だから寂しいと言っていました。
キャストの仲が良さそうで楽しかったです。
これで最後と言っていましたがもし大ヒットすれば大ヒット御礼登壇があるかも?
約30分間の中継でした。
押してしまったのか、最後のアナウンサーの挨拶がぶつ切りで本編に入りました。
アナウンサーも民だと話していたので少し残念です。
ストーリー感想
感想です。ネタバレがあるので見てない人は注意してください。
泣いた
もうぼろっぼろ泣きました。
自分だけこんなに泣いてるのかと思ったら両隣の人も周りも泣いていました。
本編の8割くらい泣いてたと思います(笑)
登場人物の言ってることに共感することや感心する場面が多くて。
器用に両立できる人には分からないかもしれませんが、仕事や何かに一生懸命な時って他のことに気を取られたくないんですね。
特に恋愛関係は人との関わりなので気を遣います。
牧が自分の夢と仕事を優先したくて春田から離れた気持ちがよく分かりました。
しかもあんな黒焦げの唐揚げを作っておいて一生懸命作ったと言い張り、後片付けもなし。
これは出て行きますね。
まだ20代半ばくらいなのに8歳も年上の男にこんな甘えられては疲れてしまいますね。
熱血漢
でもその後の春田が牧に言った、「一生一人で抱えてろ!」という言葉や、部長が言った「かっこ悪いところを見せてこそ本当の愛なんじゃないか」という言葉も響きました。
春田と部長は昭和的な熱血タイプで、真正面からぶつかってこそ人間関係だと思っているところがある。
対して牧は平成的と言っていいのか分かりませんが、相手に迷惑をかけないことが愛だと思っている節がある。
春田と牧は正反対で両極端だからすれ違う。
それがバランスにもなっていて、お互いが行き過ぎないようなストッパーの役割にもなっているから心地よく惹かれ合うのかもしれないと思います。
ジャスティスが最後に「春田さんを見て仕事に恋に欲張らなくちゃと思った」という言葉も前向きでいいなと思いました。
春田は中身が子供すぎてうざったいところもあるけれど人の気持ちを動かすことのできる人。
そういうところが周りに好かれる要素になっていて、誘拐事件の時にも営業所のみんなが必死で助けに行ったし、初めて会った乱暴なご令嬢も春田の身を案じていました。
人間愛
春田が乗り込まなければ麻薬取引の温床になっていたという台詞があったように、踏み出したから得られたことなんだと思います。
そんな春田でも牧に対して一歩を踏み出せず、ジャスティスに発破をかけられてました。
春田は狸穴の背中を押し、武蔵は蝶子と麻呂の背中を押し、蝶子は武蔵と麻呂に背中を押され、武蔵は政宗に新たな道を開いてもらう。
それぞれが誰かを応援してそれが力になって、応援した人も他の誰かに支えてもらって。
一人一人が大事な存在なんだということがよく伝わってきました。
本物の愛
牧と春田のラブストーリーが主になるのかと思っていたのですがそうではなくて人間愛や人生についての物語に思えました。
牧と春田が炎の中で話した会話で春田が「俺は子供すげー好きだし、そういうこと考えたり」ていう言葉も深く考えさせられました。
男同士で自分たちの子供は作れません。子供が好きな春田にとって自分の子供を諦めるというのはつらいことだと思います。
それでも「牧と一緒にいたい、牧じゃなきゃ嫌だ」と抱きしめた春田の深い愛情に泣きました。
同性同士だけではなくて男女でも不妊で子供を持てない人もいます。
子供というのは大きな存在なのでそれで離婚したり別れる選択を選ぶ人のことを非難はできませんが、その障害を乗り越えても一生を共にしたいと思えるのは本物の愛なんだと思います。
武蔵が元夫なのに父親のような立場になってたのも別の意味で愛ですね(笑)
別れ
最後に牧と春田が道を別れたのも、相手を心から信頼できたからであって、あそこで二人でまた暮らしていこうという展開よりも分かりやすく明確な絆の強さを表していました。
友人関係でもそうですね。
毎日毎月会わなくても年に1回会うだけでも信頼している関係だとか。
二人で名前を呼び会うところがとても萌えました。
まだ呼んでなかったの!?と思いましたが、もしかしたら特別な時は呼んでいたけれど、外でも堂々と呼び合おうという心境の変化かもと思いました。
笑った
しんみりした話が長くなりましたが何度も笑えるシーンがありました。
特にサウナシーンは爆笑必至です(笑)
あんなに白熱してたのにアナウンスで冷静になるところとか(笑)
部長がもう同性愛者であるということを隠さなくなってましたね。
狸穴はあんなに怪しかったのに異性愛者だったとは。
ジャスティスに関しても、そんな都合よく同性愛者が集まるか!?と思ったので納得です。
おわりに
田中圭さんの上半身とても好きです。
すごく綺麗に筋肉がついてます。
あとライビュで結構なドアップだったのですがお肌ピチピチでした。
でも見た目は部長が好きで中身は牧が好きです(笑)
三位一体すれば私的最強かも?
沢村さんが舞台挨拶で「一人二役なんですよ。ゆいPっって出てくるんですけど、あれ僕なんです」て大嘘ついてたの面白かったです。
田中圭さんが「それ言うんですか?どうしても言いたいならどうぞ」と嫌そうにしていたのでネタバレなのかと信じてしまったのですが単にホラでした。
児嶋さんが「クソジジィ」と言ってたのも笑いました(笑)
本名の耕蔵の方がジジィ感ありますね。まるちゃんみたいな。
沢村一樹さんと田中圭さんは誕生日が一緒で同じ納豆の日です。
今作だと林遣都さんの演技が素晴らしいなと思ったのですが、沢村さんの演技もとても良かったです。
ラストの狸蕎麦を注文したところ。狸穴にかけてるんですかね?
今作は人間愛や恋愛だけでなくて、仕事に対する姿勢も感動しました。
やりたいことがなくて安定してそこそこ働ければいいという人も多いかと思いますが、春田たちのように小さな営業所でも夢とやりがいを持って働いているのが眩しかったです。
本社のリーダーを断ったのは、そこは行こうよ!と思いましたが春田ならいずれまた大きな仕事を任されるんじゃないかと思います。
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芸能界で活躍する人たちもやりたいことを追い求めて俳優や女優になった人が殆どだと思うので熱のある姿に説得力がありました。
いつくになっても夢を諦めるなというメッセージも大事に受け取りました。
必ずしも夢を仕事にしなければならないわけではないですからね。趣味でも何でも良いと思います。
彼氏と別れたちずが、バリバリ働いて40歳までには起業したいと夢を持っていたのも良かったです。
ドラマは好きで見てましたが予想を超えた傑作でした。
また見たいと思います。ありがとうございました☆
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田中圭さんの最新ドラマも。
原作の単発ドラマと外伝はまだ見てないので今度見てみます。
9/1まで六本木で開催されている展覧会も気になります。
田中圭さんのしゃべくり出演回記事
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