こんばんは。みよくです(⌒∇⌒)
先に見る前に思いついた小ネタがふたつあります。
特にアニメに関係なく、読まなくて問題ない内容なので目次から飛ばせます。
小ネタ
ドラゴンボールとどろろ
トレジャーボックスの記事で登場キャラの名前が一部、食べ物になっている、そしてそれはドラゴンボールに似ているとお話しました。
それで最近気づいたのですが、多宝丸の髪型って蟹みたいなんですよ。食べ物繋がりかなって思いました。何となく髪型も悟空に似てるような。
カニといえば、カニを生で食べようとしてましたね百鬼丸。
魚も生で食べようとしていましたし、お腹が丈夫なんでしょうか。
摘ままれて可愛かったです。


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北島三郎の歌『風雪ながれ旅』
サブちゃんこと北島三郎の歌『風雪ながれ旅』の歌詞が若き頃の琵琶法師と百鬼丸を足したような歌だなと勝手に思いました。
氷川きよしがカバーしたのを聞いて、気に入ったのですが歌詞もいい。
よされ、よされが世を去れと言っているという説があり、知恵袋で解説している人の回答を見て二人のようだと思いました。
この回答者の表現が素晴らしくて、降りしきる雪が少年にとって「お前など生きていても仕方がない」という悪魔の誘いのようだと言っていて、魔神と百鬼丸みたいだなと。
歌詞の主人公が16歳の少年という(説もある)ところとか。
今回のアニメの百鬼丸も16歳です。
津軽三味線の名手である高橋竹山という人がモデルとなっていて、この人は幼い頃に麻疹で半盲になり、三味線の流しとして生きていました。ここが琵琶法師っほいですね。
琵琶法師一人の歌で、こういった辛さを味わってきたからこそ、百鬼丸に説教が出来るとも考えられます。
ラストの女の髪の匂いも懐かしいという歌詞が百鬼丸とみおのようだと思いましたが、百鬼丸は匂いをかげませんからね。
琵琶法師は若い頃にはいい人もいただろうと思います。


もしかしたら妻子を置いて旅に出た可能性も。
歌詞の意味を知らずに聞いていても胸に迫ってきたので聞いたことない方はぜひ、どろろのことは抜きにしても聞いてみて頂きたいです。
きよし版はこのアルバムに収録されています。
寿海の巻 感想・ネタバレへ
ではお待たせしました。アニメどろろ 第3話 寿海の巻 感想 ネタバレに入ります。


今回はタイトルにあるように、百鬼丸の父、寿海が登場します。
前回予想した寿海の助手か息子か、という予想は助手で合ってました。
名前は『カナメ』。
正確には寿海が拾った元孤児(みなしご)です。
寿海のことを師匠と呼んでいます。弟子のようですね。
鳥海版の小説では寿海には作蔵という助手がいますが、寿海は独身です。
寿海は百鬼丸の身体を作ってくれた恩人であり、育ての親でもあります。
ブラックジャックと本間先生のようですね。
魔神に体を奪わせる醍醐景光よりよっぽど父親らしいです。
今回のアニメの寿海の声もブラックジャック感ありました。
ディオーネ

それと手足をつけているところを見ると鋼の錬金術師を思い出します。
そうか?て思われそうですが、たまに曲も聞いてるとハガレンを思い出します。


エンディングを見たところ、やはり寿海の声優はブラックジャックの大塚明夫さんでした。
キャラ的にどちらかというと本間先生って感じですけどね。
寿海とカナメ
寿海はいいお医者さんだと思われていましたが、実は昔、シバリョウ?という武将のところで仕えていて、人をあやめることに加担していました。
そしてその中にはカナメの父もいました。
十字架にはりつけにしたり、耳をそぎ落としたり、指を切り落としたりとだいぶ酷い仕打ちです。
寿海は罪悪感に耐え兼ね、崖から海へ身を投げましたが、船に拾われ生き残り、大陸(海外)へ渡りました。
大陸で義足などの技術を身に着けました。
海外に渡るという設定も鳥海版小説に似てます。
鳥海版小説ではかなり深く寿海のことを掘り下げていますので、寿海の巻を作るにあたって参考にしたと思われます。
何年も前に読んだきりなので最近、読み直してますが、細かすぎて寿海のところはほぼ飛ばしててよく理解してません。
興味のある方はこちら。
全3巻です。
さて弟子のカナメですが、寿海から片足に義足をつけてもらい、尊敬していましたが村人から寿海の昔の噂を聞いてしまい、寿海を手にかけようとします。
しかし昔、足を治してもらったことを思い出してやめます。
それでも怨みは消えず、義足を外して出て行ってしまいました。
「つぐなえる筈がない。貴方は俺を救えない。」
重い言葉です。外された義足を見て涙した寿海があまりに可哀想でしたが、確かにやってしまった罪は消えません。
他の誰かを救えても、カナメの心だけは救えない。
寿海と百鬼丸
その後、川で百鬼丸を拾った寿海は、自身の指を吸う百鬼丸を見てまた涙します。
このときの百鬼丸が可愛い。目や鼻がなくとも、紛れもなく赤ん坊です。
6年後、6歳になった百鬼丸は寿海につけて貰った手足で元気に育っていました。
名前もつけて貰え、教えて貰えます。
しかし妖怪が集まって来るので、寿海は剣術を教えます。
その一方で、百鬼丸の弟、多宝丸が豪邸で上等な服を着て、家臣から剣術を受けていました。
父や母に愛され。
この対比がつらかったです。ですが母はいつも浮かない顔。
それを幼い多宝丸も感じ取っているようでした。それが可哀想で。どちらも可哀想です。
父親の勝手のせいで、妻も子供たちも不幸になっています。
それでも懸命に生きる百鬼丸。
幼い子供から成長する後ろ姿がかっこよかったです。
最初に襲ってきた妖怪
最初に襲ってきたのは鎌鼬(かまいたち)でした。
ここはどろろ梵の設定からかなと思いました。どろろ梵ではどろろが鎌鼬になっています。
どろろ梵の記事はこちら。
百鬼丸が見えている光の種類
百鬼丸は人間の命が白に、妖怪は赤に、そして草花やモノに関しては緑に見えているようです。
白は良い光のようなので、醍醐景光のことはどう見えるのだろうと興味があります。


右足が本物に
妖怪をたくさん倒しますが、すべてが体を奪った妖怪ではなく、その中の一匹が右足を持っていました。
そして生身の脚を取り返しました。
2話での戦いで痛覚を取り戻したため、焚火を踏んで熱がっていました。
最初は熱さに足を引いたのに、自分から踏みに行っていたのは不思議に思いました。
感覚を試してみたかったのかもしれません。

どろろが何で妖怪は体を奪うのだ、目玉ひとつ食ったところで腹の足しにならねーだろと言いますが、琵琶法師が「心の足しにはなるのかもね」と言います。
この言葉がなんだか沁みました。
妖怪たちも、自分たちにないものを手に入れたい、渇望しているのかなと思って。
目や口というそのものではなく、人間の生命の輝きそのものをというか。
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寿海との別れ
寿海と百鬼丸が別れることになりました。
寿海は自分がついていっても足手まといになると言います。
百鬼丸は幼い頃から異常に強く、特別な力が備わっているように見えました。
別れを惜しむように寿海の顔に触れる百鬼丸のシーンで涙が溢れました。

この時代では16歳ともなれば大人と言えなくもないですが、それでもまだ少年。
親元にいてもおかしくありません。
まして普通の旅ではなく、命がけの旅。
きっと本当の息子のように思っていた寿海にとって、別れるのは本当につらかったと思います。
どろろや寿海に対する百鬼丸の様子から、百鬼丸の優しさが伝わってきます。


さて次回は『妖刀の巻』!あの人が登場します。
原作を読んだ人なら分かると思いますが、あの人もだいぶ可哀想な境遇です。
次回もお楽しみに☆
追記
最後に寿海が病んで徘徊してましたが、百鬼丸と再会ルートがあるかもと思いました。
小説では再会してます。
琵琶法師が一緒にいることも、これまた小説に通ずるものがあります。
あっちの方の寿海はもっとドライでした。
また小説の方は感想をまとめたら記事にアップします。
どろろはAmazonプライムで毎週月曜23時から何度でも視聴できます。

★第2話はこちら!
★第4話はこちら!