こんばんは、みよくです。
今夜もお越しいただきありがとうございます。
今週は前回からの続きのお話です。
平成アニメどろろ第15話『地獄変の巻』感想ネタバレです。
ストーリー
鯖目にいつまででも居ればいいと言われたどろろたち。
百鬼丸は鯖目を見張り、どろろは村の下見に行きました。
村の人は鯖目に感謝していました。しかし何やら隠しているようです。
どろろは林の中で米蔵を見つけました。
そして地下部屋を見ていたところを村人に突き落とされてしまいます。
そこには前回襲ってきた白い芋虫がいました。おんぶ妖怪もいて、どろろを助けてくれました。
その妖怪は鯖目にころされた子供達の霊が集まった妖怪でした。
鯖目は尼が育てていた子供達をマイマイオンバの餌にする為、寺を焼き払ったのでした。
それを村人たちも手伝っていました。
鯖目は妖も民であり、守ると百鬼丸に宣言しました。
戦争で飢えが深刻な中、妖に声をかけられた鯖目は取引をし、妖を妻にしていたのでした。
百鬼丸と妖怪が戦い、村に火がつきました。
百鬼丸とどろろは湖でマイマイオンバと戦いました。そして百鬼丸の背骨が元に戻りました。
どろろたちが村に戻ると村は焼け野原になっていて、鯖目も村人から逆恨みをされたのか亡くなっていました。
その様子を見たどろろは「アニキは鬼神を倒せればそれでいいのか。こんなの間違ってる」と涙しましたが、百鬼丸は「関係ない」と言います。
どろろが百鬼丸が話を聞いてくれないと落ち込んで一人で歩いていると、通りかかったイタチが「背中のもう半分の地図を見せろ」と声をかけてきました。
ここで今週は終わり。
多宝丸は片目を失った状態で、兵庫と陸奥と剣の稽古をしていました。
感想
百鬼丸の背骨が今回は最も衝撃でした。
あんな細い糸だけで繋いだ、カラカラと音を立てるような軽い素材で作っていたとは驚きました。
背骨があんなでは下半身不随どころか、首から下が動かなくなってもおかしくありません。
やはり百鬼丸には特別な力があります。
百鬼丸が自己中に行動するところは舞台と同じです。
前にもお話しした通り、大体の流れは舞台版と同じ流れを辿っています。
舞台版にはイタチや兵庫や陸奥は出てきていませんし、キャラクターの心情も細かくは異なります。
本当に大雑把な流れだけです。
百鬼丸にとってはもともとの自分の体を取り戻したいだけであり、その為に鬼神を倒すのは当たり前に思えます。
それをパートナーであるどろろにまで非難されてしまうのは可哀想でした。
ですがどろろの村人たちを思う気持ちも理解できます。
百鬼丸は鬼神を倒さなければ一生、あの偽物の体のままです。
世の可哀想な人達のために、あんな脆い背骨でしぬまで生きろなんて言われても納得できないですよね。
可哀想と言っても、ハプニングが起こるとすぐに周りを罵り、手を上げるような人たちです。
村人たちは村人たちで、充分自己中なのです。
百鬼丸が鬼神を倒そうとも、協力しあって頑張ればいいことを争って自滅しています。
舞台版では百鬼丸自己中だなと思っていましたが、アニメでは自分の道を突き進めばいいんじゃないかと思いました。
平成アニメどろろでは、人間が妖怪を妖怪だと認識した上で共存しているというパターンでお話を組んでいるようです。
舞台版と流れが似ているので本当にラストもそのまま同じなのかなとも考えています。
舞台版は7月の円盤発売から一足早く、dTVで5月1日から配信スタートします。
今週の妖怪は『マイマイオンバ』でした。
次回第16話は『しらぬいの巻』です。
どろろはイタチに攫われたようです。次回もお楽しみに。
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