ミュージカル刀剣乱舞『歌合乱舞狂乱』東京大千穐楽 ライビュ 感想ネタバレ 刀ミュです。
ついに歌合が閉幕しました。
これまで歌合はネタバレ厳禁としていましたので、当サイトでもネタバレなしで記事をアップしてましたが解禁されたのでネタバレ含む感想を書きます。
前説
物吉貞宗、堀川国広、篭手切江の3人が出てきて、注意事項などを説明してくれました。
光る棒は消すときは消してねという説明の時に、消さなかったらどうなるの?という質問に堀川国広が切腹してもらいます。と言ったのが恐怖でした!
しかも怖い!と言う二人に大丈夫ですよ、介錯は手伝いますと笑顔で言ってました。
ライビュ会場だから見えないと思いつつ、堀川国広ならライビュ会場までやってきていつの間にか背後にいそうと思いました。
みよくはいつもペンラ、光る棒を消すのもたもたするので冷や汗ものです。
ストーリー
刀剣男士たちが新しい刀剣男士を迎え入れるための儀式をしています。
その間に特定の男士の物語が語られます。
石切丸が石の音を懐かしむ。
蜻蛉切が金平糖を守る。
にっかり青江が怪談を語る。
小狐丸がもう1人の小狐丸を受け入れる。
和泉守兼定が髪に願掛けをする。
明石国行が梅の木の作り話をする。
サツマイモを掘る。
徳川家が鯛を仕掛ける敵と戦う。
というお話がありました。
全体の流れやお話の各タイトルはこちらのサイト様で書かれています。
そして最後には新しい刀剣男士が顕現されます。
今作の一番の見せ場です。
さいスパで見たときは桑名江が顕現されたのですが、大千穐楽では松井江でしたので驚きました。
後半から松井江に変わりました。
どちらのパターンも見れたのでラッキーでした。
桑名江の顕現されたときの立ち姿が好きです。
足を開いて大地を踏み締めて立っている姿。
桑名江は刀剣男士たちが歌って踊っている姿を笑顔で眺めていました。松井江は神妙な面持ちで見ていました。
おはなし感想
それぞれのパートの感想を簡単に書きます。順不同です。
石切丸
囲碁を片付けるときの音を石切丸が懐かしみ、他の刀剣男士たちも懐かしみ、何の音だったかと各々が考えます。
石切丸が思っていたのは、参拝者が神社の砂利を踏む音でした。
あの音って癒されますよね。好きな音です。その後にみんなでお地蔵様の周りを回ってお祈りをしているのですが、神様が祈る姿というのが可愛くて。
蜻蛉切
ギャグパートです。金平糖を欲しがる刀剣男士たちがまた可愛い。
青木光悦堂 金平糖 進物箱入 【8色虹セット】(菜の花、さくら草、もみじ、ふじ、忘れな草、すずらん、天然、酒粕)
ゲームの中だと確か金平糖は経験値を上げる食べ物でした。漢字は根兵糖です。強そうな名前ですね。
名前のあとに『白』とついているので、いつか他の色が登場する?のかもしれません。
新しい刀剣男士が来た際にはガシガシ食べさせているので重宝しています。ここの本丸であれば桑名江と松井江の口にたくさん突っ込んでますね。おはぎみたいに。
小さいお菓子だけにすぐになくなってしまうので、蜻蛉切が貴重なのだから!と言うのも分かります。
みよくも生まれたての刀剣男士に早く大きくなぁれ大きくなぁれと食べさせていると、気付いたらあと少しとなるのでほどほどでやめます。
さておき。金平糖をあんまりみんなが欲しがるので蜻蛉切が夢にまで見てしまうのですが、その夢がとても面白かったです。なかでも好きなのは堀川国広の「疲労こんぺいとう」です。
にっかり青江
どろろの人形劇を思い出しました。あれは傑作でした。
青江の周りを青い魂が飛ぶところですね。好きなシーンです。
青江が語る怪談もストーリー性が高く聞き入りました。一人で語っているのですが表情や語り方まで素晴らしかったです。
小狐丸
狐のお面が立体的でかっこいいです。もう一人の小狐丸役は以前に代役を務めた岩崎大輔さんでした。普段はアンサンブルで活躍されています。
阿津賀志山異聞2018巴里 東京公演の1部でのことです。
岩崎さんの小狐丸は声が低く、渋くてかっこよく、一目で気に入りました。もちろん北園さんの小狐丸も好きです。
「あぶらげが食べたい」の時とても可愛いです。
もう一人の小狐丸を受け入れるというのが現実とリンクしているようで感動的です。
和泉守兼定
さいスパではサブステージが近かったので眼福でした。
髪の長い3人組が髪の手入れはどうしている?という会話をしていて、その中で青江が村正から椿油を貰った、無事に帰ってくるように願掛けをするのだと話します。
馬に乗れば、髪もすぐ乾くんだけどなと語る兼さんに風邪引くよ!と思いましたが、軽装で馬に乗って髪が靡く様を見てみたいとなと想像しました。
ギターの音が流れてきたと思ったら、堀川国広が弾いてました。最初見た時びっくりしました。しかも、メインステージからなので遠いところからなんです。
お互いを認識しているのか何なのか、不思議な空間が出来上がってました。
不思議でしたが、髪が乾くまでという歌詞の歌を歌うのですが、その歌がしっとりとした良い曲なのでもう一度聞きたくなります。おかしな状況なのに泣きそうになりました。
さいスパでは兼さんが札が燃えた後に遠くを見つめていたのですが、少し微笑んでいるようで、瞳がきらきらとしていて、なんて綺麗な眼をしているのだろうと胸がいっぱいになりました。
明石国行
このお話もギャグでした。梅の木を折ったのは明石なのに、今剣と小狐丸に濡れ衣を着せるという作り話です。
小狐丸がやってしまったと思い込んで「私はなんてことを」と嘆いているのが笑えました。
サツマイモ
畑に大きな葉っぱがあるのを見つけた巴形薙刀はその作物を抜こうとしますが抜けません。
そこへ大和守安定、陸奥守吉行、大倶利伽羅がやってきてみんなで抜いて、大きなサツマイモが掘れました。
サツマイモに詳しい大倶利伽羅に感心しました。楽しいお話です。
徳川家
これも楽しいお話でした。鯛の天ぷらで亡くなってしまったという徳川家康を鯛を床に置いて誘惑する敵から守るため、息子たちが奮闘します。
永見貞愛がその子の親だ!と鯛の親として名乗り出たシーンは爆笑ものでした。
鯛と分かれば所かまわず拾って天ぷらにしようとするあほの家康が可愛かったです。
ライブ感想
合間合間にライブが挟まれていて、ペンライトをつけたり消したりと忙しかったですが、それもまた楽しかったです。
みんなかっこいいです。兼さんはまさに獣のような激しさで興奮しました。
篭手切江は今回もアイドルそのものでした。ハートを手で作ってぱかーっとしたり。
最近、お気に入りの御手杵も最高でした。刀ミュは見れば見る程みんな好きになるのでペンライトの色を迷います。箱推しです。
ライビュでは横からでしたが、さいスパでは正面で陸奥守吉行のキメポーズが見れてとってもかっこよかったです。
今剣のジャンプもかっこよかったです。
大千穐楽とあってか、さいスパの時より明らかに熱気が高まって思えました。石切丸が口で手袋を脱いだり。
ライビュだからしっかり見れたのですが生で見た時はあちこちどこを、誰を見るか忙しくて細かいところまでは見れなかったのでライビュ最高でした。
特にさいスパでの席はサブステージが近かったので、せっかく近くで一生懸命歌って踊っている刀剣男士がいるのに、遠くを見るのもと考えたりして大変でした。
陸奥守吉行役の田村心さんが客席はよく見えていると言っていたので余計に焦ります。
あと気にしすぎだと思いますが、うちわを特定の刀剣男士にしていて他の刀剣男士が近くに来ると申し訳ない気持ちになったりします。考えすぎですね。
うちわといえば、ライビュで大和守安定が映っている時に客席で大和守安定のうちわを持っている人が映っていて、良い画だなと思って見てました。こういうのを見ると、特定って良いなと思います。
ライビュ会場でもタオル回しました。拍手や歓声も上がってました。終わった時には汗かいてました(笑)
兼さんが牛乳を飲むシーンでは応援してました。
何よりライビュの良い所は、カメラに向かってファンサをしてもらえること!ですね。様々な刀剣男士たちがファンサくれました。
カーテンコール
カーテンコールでは一人一人の挨拶がありました。その中で御手杵がうっかりさんで自分の番を忘れてしまいました!隣にいた刀剣男士に、貴方の番ですよと教えられて「あっ、俺?」となっていました。
にこにこ微笑んで前に挨拶した刀剣男士を眺める御手杵が暫くスクリーンに映っていて可愛かったです。
兼さんはここで一句をして、主も一緒に言いました。歌合に掛けてました。一緒に句が読めて幸せでした。
カーテンコールでは桑名江も出てきました。次の出陣には出ないので、畑仕事をして備えているよと話してました。
松井江は早速、次の新作公演に出ます。
松井江役の笹森さん、とってもお顔が小さくてお綺麗なので驚いたのですが小柄に見えて身長178cmもありました。
新作公演も楽しみです。
ライビュ限定映像
みんなテンション高かったです。
大倶利伽羅役の牧島輝さんが上手く話せず、鶴丸役の岡宮来夢さんが上手く話せてたので、上手!と言われてました。
和泉守役の有澤樟太郎さんが気を付けて帰ってくださいねと言って終わりました。
兼さんもカテコの後に気を付けて帰れよ!と言ってくれました。
おわりに
最後の刀剣男士が顕現するシーンは本当に驚きと感動でした。
ゲームでも鍛刀して誰が来るかはその瞬間まで分からないので、そんな驚きを現実の世界で2回も体験でき、構成した方に感謝の気持ちでいっぱいです。
鶴丸国永の「人生には驚きが必要なのさ。予想しうる出来事だけじゃ、心が先にしんでゆく。」という言葉を今、ここで使う時ですね!
鶴丸が先導している儀式でしたし、彼が驚きを運んでくれたようでさらに嬉しいです。
これからも、行ける限り、新作はすべて観に行きます。
前に刀ステの記事で三日月宗近役の鈴木拡樹さんの言葉から思った、応援する人がいなければ作品は途絶えるという話をしましたが、今作でも改めてそれを思いました。
新しい刀剣男士が来れたのは、脈々と繋いできたこれまでのキャスト、スタッフと、支えてきた審神者がいたからです。
推しが出ないなら見ないという人も中にはいるのではないかなと思いますが、出ない作品を観ることは推しが出るかもしれない次の土台を作ることだと思います。
だから役者の方々はいつもカテコで次に繋げられるようにとおっしゃいますよね。
国民的アイドルグループ、嵐でさえ、初めて来たファンに「あなたのことをずっと待っていました」と言いました。
嫌々だったり、無理する必要はないですけどね。ただ心の片隅にでも無関係ではないんだと思っていることって大事かなと思います。
新作公演も新刀剣男士が目白押しで今からわくわくします♪
追記
ぷくぷくぷ〜が可愛かったです。
兼さんの肺に空気を吸い込めば〜のところ、神聖で綺麗な空気が体に入るような感覚がしました。
嵐20周年ツアーファイナルのライビュ記事
歌合さいスパ初日の記事
刀ステ大千穐楽ライビュ記事
コメントを書く