ハリウッド映画『風と共に去りぬ』 感想ネタバレ メラニー役 オリヴィア逝去

ハリウッド映画『風と共に去りぬ』 感想ネタバレ メラニー役 オリヴィア逝去

ハリウッド映画『風と共に去りぬ』感想ネタバレ メラニー役 オリヴィア逝去 です。

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ずいぶん昔に見た時はつまらないと思った気がするのですが全く記憶にないので別の作品かもしれません。

ともあれ、本作は傑作でした。

原作は1936年刊行の小説です。

概要

1939年 アメリカで公開
1952年 日本で公開

13年も経ってやっと日本に来たんですね。1945年に終戦しているので、ある程度落ち着いた頃に公開されたのかもしれません。

1939年は第二次世界大戦が始まった年です。そのせいなのか、映画の中の戦争も生々しく感じました。

3時間半近くもある大作なのですが、面白くてあっという間でした。

カットされたバージョンを見たのか、フルでは4時間近くあるようです。

ハリウッド映画黄金期(1930年-40年代)の作品です。

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出演者

主要キャストのみ載せます。
役名 キャスト名

・主人公 スカーレット・オハラ
男好きでわがまま。美人で小悪魔でモテる。
行動力があり、家族思いでもある。

ヴィヴィアン・リー

イギリスの女優
物凄い美人です。見惚れてしまうほどでした。これがスターかと。
眉山が高くて一見すると意地悪にも見えますが、それがまた気高く見えて美しいです。

演技も力強くて素晴らしく、惹きつけられました。

・主人公の親友で恋敵
メラニー・ハミルトン
スカーレットが好きなアシュレーと結婚した天使のように慈悲深い女性。スカーレットを心から信頼し、愛している。

オリヴィア・デ・ハヴィランド

アメリカの女優
国籍はアメリカ、フランス、イギリスです。
東京に生まれて、パリで亡くなりました。

今回、映画を見るきっかけをくれた方です。
数日前の7月26日に亡くなりました
なんと104歳。しかも、病気などではなく、老衰でした。まさに大往生です。

またこの方が絶世の美女なんです。
うっとりします。90歳を超えた頃の写真も見たのですが、若々しく、非常に美しい歳の取り方をされてました。

ヴィヴィアンさんは53歳という若さで病気でこの世を去ってしまい、残念でした。お婆さんになってからも、2人で並ぶ姿を見たかったです。

こんな美しい方が東京にいたなんて、当時すれ違った人などは目を見張ったでしょうね。

メラニーは天使のような役柄なのですが、ぴったりでした。憐れみを持った表情など、こんな表情ができるなんてと、感嘆しました。

アシュレー・ウィルクス
メラニーの夫でスカーレットの想い人。
スカーレットに迫られ、はっきりした態度を示さず、メラニー亡き後、ようやくメラニーを愛しているとスカーレットに断言した。

レスリー・ハワード

イギリスの俳優
良い味出してました。スカーレットに何度迫られても、メラニーを裏切らなかったのは偉かったです。

この方も50歳という若さで、人間違いによりこの世を去ってしまいました。

レット・バトラー
スカーレットの3人目にして最後の夫。
一人娘のボニーを溺愛していたが、事故で亡くした後、スカーレットに愛想を尽かして故郷へ帰る。

クラーク・ゲーブル

アメリカの俳優
濃ゆいお顔立ちの俳優です。この方も59歳で亡くなっています。心臓発作でした。

来日もされてました。軍に入隊もしていたので、生涯が少しレットに似ています。

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マミー
スカーレットが生まれた時からのお世話役。太った黒人女性で、レディであるようにとスカーレットに注意したり、第二の母のような存在。

ハティ・マクダニエル

アメリカの女優
素晴らしい演技でした。存在感と、安心感。彼女がいたお陰で、この暗くて重い映画に一筋の光がありました。

1940年に黒人で初めて、オスカー受賞をしました。納得の演技でした。表情から泣きの演技まで。
字幕の語尾が「ですだ」など、田舎っぺぽくなってるのが気になりました。

当時の、オスカー授賞式のホテルでは黒人の出入りが禁止で、特別に出入りが許可されたのですが、
なんと、他の役者と同じテーブルにはつけず、壁際のテーブルに同伴者とエージェントと座らせられました。

その後、黒人女優がオスカーを取ったのは1990年の『ゴースト-ニューヨークの幻』ウーピー・ゴールドバーグでした。

この映画も名作ですよね。見たくなってきました。

ウーピーは天使にラブソングをで有名ですね。あの方も演技が素晴らしいです。

ハティへの扱いは許せないです。もしも当時に戻れたのなら抗議の電話してますね。

ハティも59歳で乳がんで亡くなりました。

オリヴィア以外、全員50代とは極端です。

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黒人問題

つい最近、黒人差別だとしてアメリカでの配信が停止になりました。

確かに、黒人に対する扱いは酷かったのですが、一方でマミーの愛嬌ある演技や、スカーレットが使用人の黒人に亡き父の形見を渡したり、大事にしている場面もあり、ぜんぶが酷い対応には思えなかったです。

しかし、頭の弱い若い黒人女性に、グズグズしてると売ってしまうよ!と言うシーンは酷いと思いました。

この台詞だけ見ると酷いですが事情があり、メラニーが出産をするところで、医者が必要だから呼びに行ってくれと黒人女性に頼むですが、外が戦乱なので、怖がってグズつくのです。

それで、スカーレットが発破をかけました。

言ってはいけない言葉でしたが、あの場面ではあれくらい言わないと動かなそうな女性でした。

スカーレットが頑張ったのに、出産の手柄を自分のお陰だと言ったり、前に出産に立ち会った経験があると嘘をついたりと信用できない女性でした。

さておき、一時は配信停止になりましたが、注意書きをした上で再配信するそうです。

その際に、削除や差し替えはないとのこと。良かったです!

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Amazonプライムのレビューでもあったのですが、ワンシーン、ワンシーンに無駄がありません

普通、これだけ長ければ退屈したり、ちょっとくらい見なくて良いだろうというシーンもあると思いますが、本作にはそれがなく、どのシーンも見逃すのが勿体なかったです。

ただ、映画の中だけでなく、現実でも酷い黒人差別があったのは悲しいです。

あんなに素晴らしい演技をしたハティを壁際に座らせるなんて。考えられません。それを見た当時の人たちは、何を思ったのでしょうか。

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あらすじ

前置きがかなり長くなりましたがストーリーを簡単にまとめます。

緑豊かなタラに生まれた令嬢のスカーレット。自由奔放で、その魅力で男たちを虜にしていた。

しかし一度は想いあったアシュレーが、メラニーの夫になってからも忘れられない。

やがて北軍と南軍で戦争が起こり、両親や妹、黒人の奴隷たちと離れ離れに。

戦地で看護師をしていたが逃げ出し、レット、メラニーとその子供と、使用人とでタラへ帰る。

レットは途中で軍に参加すると言って馬車を降りてしまった。

タラに着くが焼け野原になっていて、家はあったものの、母は病気で亡くなり、父は気がおかしくなってしまっていた。そして落馬し命を落とした。

妹の婚約者を奪って資金を得たり、事業をしたり、金持ちであるレット結婚して裕福になったスカーレットだったが、アシュレーがまだ気になっている。

一度、不倫の噂を広められるも、メラニーはスカーレットを信じ、責めることはなかった。

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レットとの間に娘が生まれた。名前はボニーと名付けられ、レットは溺愛し、乗馬を教えた。
しかしそれが仇となり、スカーレットの父と同じく、落馬し絶命。

葬儀をしないと塞ぎ込むレットを、マミーに頼まれて説得したメラニーは、直後に病で倒れた。

そして帰らぬ人に。

アシュレーは嘆き悲しみ、スカーレットはアシュレーの幻を愛していたこと、レットを愛していたことに気付く。

しかし時既に遅く、愛想が尽きたレットはスカーレットの必死の説得にも応じず、故郷へ帰ってしまった。

残されたスカーレットの頭の中に、タラの土地が全てだという男たちの言葉が反芻する。

どうすればスカーレットが自分の元へ帰るかは、タラに帰ってから考えようと笑うスカーレットだった。

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感想

冒頭のナレーションで、奴隷社会は素晴らしい時代だったというようなものが流れ、これは良くないと思いました。

劇中では囚人も従業員にしていて、黒人は単価が高いと言っていました。人種で単価を決めるなんてぞっとします。

華々しい衣裳と豪華なセットが見応えありました。

父と娘を同じ落馬で亡くしたスカーレットが可哀想でした。2人目も流産したようです。

妊娠しているのに、階段から転げ落ちたシーンが怖かったです。

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素直になれないスカーレットももっと素直になればいいのにと思いつつ、レットももっと素直に愛せばいいのにと思いました。

ボニーは可愛らしい子で、乗馬が上手かったのであのまま育てば勇敢で聡明な子に育ったかもしれないのにと痛ましいです。

スカーレットがタラに帰って何もかも無くしたと自覚した後、畑の生のにんじんを食べ、私はもう二度と家族を飢えさせません!盗み、騙し、人をころしてもと誓うシーンは鬼気迫っていました。

多額の税金を払うために、妹の婚約者を奪ったのは酷いと思いましたが、そのお陰で妹たちも飢えずに済んだだろうし、スカーレットは故郷と家族を守るために必死だったわけで、責める気持ちにはなりません。

彼女は誰よりも孤独だったと思います。

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金にがめついと悪者にされて、本当の愛に気付くことも出来ず。最後には親友と娘を同時期に亡くして、夫に去られ。

口が悪く気性が激しいけれど、助産師の経験もないのにメラニーの子供を取りあげたり、北の人間相手に商売をしたり、力強く、土壇場で人を見捨てることはない優しい女性です。

レットを罵りながらも、レットに抱かれた翌朝はご機嫌なのが可愛かったです。
その様子に気付かず、離婚しようなどと言うレットは酷いです。

ボニーさえ生きていれば、鎹になっていたでしょうに。

自分より身分の低い老女たちに頭を下げ、子育ての教えを乞うレットは賢かったです。

スカーレットにはない社交性を持っていて、彼女の人付き合いの下手さを補っていました。

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メラニーは天使のように出来た人でありながら、強盗が家に入ってきた際にサーベルを持ってきて、ピストルで撃ったスカーレットに「よくやったわ」という強さもあり、素敵な女性でした。

さらには、何か金目のものがないか、ポケットを探ろうとまで言います。

子供を産んでいるだけあって、母は強しとも言えそうです。

最後までスカーレットの味方でした。メラニーがいれば、レットがスカーレットの下を去ることもなかったかもしれません。

彼らが生きて、幸せになった未来が見たいです。

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おわりに

もっと早く観ればよかったと思うほどの名作でした。
でも、今見たからこそ分かる感情もあると思います。

戦火で負傷した男性が麻酔なしで足を切断されるシーンが怖かったですし、スカーレットは逃げ出してしまったのでさらに手術が困難になったのかと思うと背筋が凍ります。

戦争は絶対にやってはいけません。

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母を亡くした時のスカーレットの悲鳴と、気丈に振る舞っていた彼女が「お母様、お母様」と呼び求める姿に涙が込み上げました。

母が大事にしていたカーテンをドレスにしてまで生き抜こうとした彼女の強さに感服します。

パリで流行したという、首元でリボン結びにする紐のついた帽子が可愛くて、憧れました。

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ハリウッド黄金期の、最後の一人であったメラニー役のオリヴィアさん。一度お会いしてみたかったです。

黒人奴隷の問題はあれど、作品として名作であることは間違いなく、後世まで語り継がれるに相応しい作品でした。

何年経とうと人が求めるもの、大事にしたいもの、しなければならないことは変わらないと思いました。

天国で往年のスターたちと昔話に花を咲かせていたらいいなと思います。

感動をありがとうございました。


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