藤原竜也主演 映画『カイジ ファイナルゲーム』公開初日 感想ネタバレ【日本版ジョーカー!?】

藤原竜也主演 映画『カイジ ファイナルゲーム』公開初日 感想ネタバレ【日本版ジョーカー!?】

藤原竜也主演 映画『カイジ ファイナルゲーム』公開初日 感想ネタバレ【日本版ジョーカー!?】

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映画カイジを公開初日に見てきました。

シリーズ作品ですが単体で楽しめます。

ファイナルですがあえて呼ぶならカイジ3とも言えます。

これまでのシリーズ


カイジ1
シリーズ第1作目 2009年

カイジ 人生逆転ゲーム



カイジ2
シリーズ第2作目 2011年

カイジ2~人生奪回ゲーム~

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本作のあらすじ

オリンピック後に大不況に陥り、ハイパーインフレになった日本。缶ビールは1本1000円で売られていて、貧富の差も激しく、失業率は40%にも上った。

主人公のカイジ(藤原竜也)は派遣で工事現場で働いていたが給料はとても安く、同僚の女性も体調を崩していたため、社長の黒崎(吉田鋼太郎)に食ってかかるが派遣は従業員ではない。能無しに仕事を与えているのだから、感謝されることはあっても恨まれる筋合いはないと一蹴する。

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怒るカイジ。大槻(松尾スズキ)に勧められて挑戦したゲームで勝ち、富豪の老人東郷(伊武雅刀)から、政府の策略を阻止してくれと頼まれる。

その策略とは預金口座の封鎖と新通貨の発行

国民の金で国の借金を相殺し、自分たちだけ勝ち逃げしようとしていた。

もう一人、大阪でゲームに勝ったラッキーガール桐野(関水渚)と共に政府の要人たちを買収するため、ゲーム人間秤に挑戦することになった。

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人間秤で黒崎と東郷、どちらが資金を集められるかを対決。
勝った方は巨額の富を手にし、負けた方は全てを失う

それぞれ家族や友人を集め、戦いに挑むが黒崎の汚い手口によりカイジたちは追い詰められていく。

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感想

藤原竜也はいいですねやっぱり。前作も映画館で見たと思いますがあれからもう9年ですか。信じられません。

タイトルに入れましたがこれは日本版ジョーカーなのではと思いました。

映画『ジョーカー』の感想ネタバレ

それは今の政治への痛烈な批判が含まれているからです。

最初にオリンピック後の大不況と言われた時に、まさに今危惧している事態であり、ゾッとしました。

預金口座の封鎖に関しても、現実で貯蓄税の噂がありましたよね。

預金1000万以上の口座に年2%の税金をかけるというものです。

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1000万って多いように思えて、普通のサラリーマンやOLでも持っている人は多くいる額ですよね。

それに税金をかけるということは、苦労して貯金したとしても預金しているだけなのに減っていくということです。

例えば3000万円の家を買おうとして頑張って貯金していても、1000万を超えると税金で取られます。

これでは、一生懸命働こうという気も削がれるでしょう。

現時点で実現はしないだろうと言われてはいますが、噂が出ること自体が問題だと思います。

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自分たちだけが大金を手にしようとしていた政治家たちを手助けしていた高倉(福士蒼汰)がカイジにあいつら(政治家)を助けようとしていたわけじゃない!日本のためなんだ!と叫び、カイジが諭した場面が感動しました。

借金を相殺できるのはすごいことですが、自分たちは痛みを伴わず、国民が必死に稼いだお金を巻き上げるというのは頂けません。

最初の方で、消費税を30%に上げ、福祉を廃止するなどを案に挙げていたのもリアルでした。

現実の日本は10%に引き上げられたばかりですが既に将来的に30%まで上がるだろうと専門家が発言しています。

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カイジはお金にがめついですが人情に溢れています

ラスト、そこは怒っても良いんだよってところで怒らないで笑顔でビール飲んで「悪魔的だー!!」と叫んでたのは最高でした。

この場面を最後に持ってくるのは分かってるなと思いました。

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始まる前に藤原竜也出演のCMを見れたのも嬉しかったです。

ゲームの仕組みとストーリーに関しては予測できることが多かったりしましたが楽しめました。

予告編でも好きだったようこそ、底辺の生活へ!!も見れて良かったです(笑)

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ジョーカーに関しても本作に対してもただのエンタメと受け取る人と風刺と受け取る人も分かれますが、私はエンタメ映画であり、風刺映画でもあると受け取りました。

古くは歌舞伎などで世相を表したり風刺を利かせたりしていたわけですが、ここまで映画で分かりやすく直球で批判したことは感嘆しました。

黒崎が黙って従ってればいいんだという台詞もジョーカーと重なります。

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1と2はさっぱり覚えてないなと思ったのですが予告を見てみたらこんな場面あったな!と思いました。香川照之さんの演技最高です。YUIの主題歌が懐かしい。

「勝たなきゃゴミだ!!」「金は、命より重いんだ。」

言ってること最低なんですが香川さんが言うと名言に聞こえます(笑)

この頃の藤原竜也、かなり幼く見えます。

吉高由里子が出てますね。この頃は全然興味がなかったんですがタラレバ娘で好きになりました。

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おわりに

黒崎という名前でおっさんずラブ黒澤部長が浮かんでしまいました(笑)

ムカつく気持ちにはなったんですが憎みきれないですね。だお。

色々と政治的な重苦しい話をしましたが、藤原竜也を楽しむ気持ちで見に行ってください。

私は藤原竜也の叫びを見れただけで大満足でした(*^ω^*)

あと新田真剣佑くん初めて見ましたが可愛かったです。
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