ボヘミアン・ラプソディ
QUEENのフレディ・マーキュリーの命日だということで見てきました。享年45歳でした。
入場特典でポストカード貰えました。
最初よく分からず長いから折っちゃおうかなって仕舞ったらよく見たらちゃんと
切り取りできました。
裏側にフレディの言葉がありました。とても優しい言葉ですね。
映画の感想に入ります。
映画は事実とは大きく異なるようなので、完全に“映画内の感想”として書きます。
ネタバレありです。
私はQUEENの曲は好きでしたが詳しくは知りませんでした。CMやドラマでよく使われていましたね。
ドラマではキムタク主演の『プライド』(I was born to love you)やCMは車のCMかな。キラークイーンが使われていて明るいCMで好きでした。
アイスホッケーのドラマでリアルタイムで見てました。ビデオの時代だったのかー。そんな古い気がしない。
数年後、本場のアメリカでアイスホッケーを生で見てこれかぁとしみじみしました。
インド人だったんですねフレディは。マーキュリーって珍しい苗字だと思ってましたが改名してたんですね。
パキスタン出身なのを馬鹿にするためパキ野郎と言われてましたが、何でそんなに出身で馬鹿にされなければならないのか不明でした。
出っ歯なのはさんまさんとかもネタにされてるけど。でもフレディを見て出っ歯って思ったことないんですよね。
俳優さんは口元が強調されているように思いました。
あと実物より細い俳優さんでした。でもみんな似てると思います。
ラストのライヴエイドの実際の映像を見てみましたが再現はよくされていました。
でも私はラストのライブよりも途中のメアリーとフレディの話し合いの方が泣けてしまいました。
フレディが可哀想で可哀想で。メンバーにエイズを告白するシーンも涙が止まりませんでした。
メンバーが涙ぐんでいるのも。
フレディは同情されたくないと言っていたけれど。同情のつもりはないんですが悲しい気持ちになってしまいました。
ポールはもちろんひどいけど(マッカートニーじゃないよ!マッカートニーのポールもライヴエイドに出てたんだね。なんて豪華)
メアリーも結構ひどいなって思いました。
フレディは何度もメアリーに「君は運命の人」「僕には君が必要だ」って伝えてたのに、ゲイだからと捨ててしまう。
メアリーはフレディが「バイセクシャルなんだ」とカミングアウトした際、あなたはゲイよって言っていたけれど私はバイでしょと思いました。
だってメアリーと肉体関係はあったんだろうし、メアリーに対する愛情だって確かだったと思います。
フレディに対して寂しい、家に帰ってきてって言ったのに妊娠した?しかも結婚してたんだからフレディが「何てこと」って言ってしまう反応なんて当たり前なのにそれに対してキレるし。何で?フレディが傷つくの分かるよね?とイライラしました。
しかもフレディは「妊娠おめでとう」って。いい人すぎ。
メアリーが恋人を紹介した時、フレディが「指輪は?」って聞いたのも意味不明なんだけど、それに対してメアリーが「失くすといけないから」って言うのも意味不明!
恋人ができたなら完全にフレディはフラれたってことだし、他の男からの指輪なんてするわけない。メアリーもメアリーで、恋人がいるからってハッキリ言えばいいのに。
下にスクロールすると、読者様からのコメントがあります。
フレディは何てこと、ではなくメアリーは妊娠できたの?という意味を言ったようです。
これは、激怒して当然ですね。
クビになったリードも可哀想だった。ポールにそそのかされただけなのに。何であそこでポールから言われたと言わなかったのか。
フレディが可哀想に思ったのは、実物よりも細くて若く、か弱く見えるからかもしれません。
寂しさからメアリーに部屋のランプを点灯し、離れた窓から見せ合っていたのですがメアリーは乗り気じゃなく。切な過ぎました。
メアリーさえ傍にいればあんなことにはならなかったんじゃないかな。あるいはふたりの間に子供がいたなら。
バンドは家族だとメンバーと共に語っていたフレディも、メンバーには妻子がいて、自分にはいないことで孤独を感じていました。恋人もいなく。最後にはジム・ハットンが傍にいてくれて本当に良かった。
現実の話になりますが、実際のジムとフレディの写真でフレディはとても穏やかで幸せそうな表情をしていてまた泣きそうになりました。
ロジャー・テイラー役のベン・ハーディーの顔がタイプでした(笑)ロン毛がすごく似合う。本人と比較してる画像があったんですがそっくりでした。
ずっと見ていたかったなー。
QUEENの曲は聞いていても、歌詞の意味は知らなかったので、曲よりも歌詞に感動しました。
ママ・・・て歌うこの映画のタイトルにもなっている『ボヘミアン・ラプソディ』という曲。あれ本当に「お母さん」と歌っていたんですね。
切なくて好きな曲です。
Killer Queenは娼婦という意味だったんですね。フレディがゲイなことは知っていたので、QUEENというバンド名ってゲイっぽいなぁと何となく思ってました。
※実際はバイセクシャルだそうです。
QUEEN(フレディ)は親日で、日本語の歌も歌ってました。『teo torriatte』(手を取り合って。“r”が多くないか?と思ったのですが、wikiによるとフレディの希望だそうです)と『La Japonaise』があります。
『La Japonaise』は世界的ソプラノオペラ歌手であるモンセラ(モンセラート)・カバリエさん(享年85歳)が共演した歌です。
すごく好きな歌でフレディが歌う中で一番好きかもしれません。映画の中でもオペラを取り入れるんだと言っていましたが本当にオペラが好きだったんですね。
モンセラさんの歌が素晴らしくて。
ヘビロテしてます。
フレディ日本語上手い!聞いていて心地いいです。オペラを生で見たことはないと思うのでいつか見てみたいです。
映画の話に戻ります。
フレディの両親はゾロアスター教で善行を大事にしていました。なのでフレディに善行をしろと言いました。両親というより父がですね。
若い頃のフレディは「それをして何かいいことあった?」と言うのですが、最後のライヴエイドはチャリティーコンサートだったので、父の教えと願いを実行しました。
日本にもこういった類のコンサートはありますが、海外の規模の大きさには胸を打たれます。
台詞の中で世界にテレビ放送される、衛生中継の話がありましたが、オリンピックは3基、LIVE AIDは13基だと言っていました。
日本でも放送され、DVDも出てます。結果は、募金は集まりましたが、今でもあるように届けても政府が横領をしてしまったりしたそうです。
本当に苦しんでいる国民のため、アーティストたちが無償で参加し、世界の人が募金したのに。
送り届ける側が、最後まで見届けるところまでを募金として含んだ方が良いように思います。莫大な費用がかかったとしても。
届かないのでは意味がないので。
実際のライヴエイドのセトリには『We Will Rock You』が入っていたのですが映画ではありませんでした。別のシーンであります。
最後に持ってきて欲しかったな。セトリは知らなかったのですが、きっとこの曲をやるだろうと思っていて、なかったのであれ!?となりました。
でも現実ではあったと知れたので良かったです。
Apple Musicではオリジナルサウンドトラックが取れます。
これまた全く関係ないのですが好きなブロガーさんがセルゲイ・ポルーニンの映画の話をしていたので気になって彼のインタビューを見てみました。
とても良いことを言っていました。苦労されたのですがまだ29歳。若くて驚きました。
熊川哲也さんを偉大だと言っていました。熊川哲也さんが芸術監督を務めた『ロミオとジュリエット』が来年1月、期間限定で上映されるので見たいです。
映画館で舞台やライブを見るの好きです。迫力がある。
ボヘミアン・ラプソディの感想まとめに入ります。
あとベン・ハーディーのロジャー本当に可愛かった。特に田舎でのケンカの時。
見れて良かった(*^ω^*)
追記
ハッチポッチステーションでのグッチさんのパロが人気出てましたね(笑)
QueenじゃなくてGueenで犬のおまわりさんの替歌で面白かったです。
放送当時、こんな高度なことをやっているとは気付いていませんでした。なんでもあーるよ、楽しい駅、楽しい仲間!の歌しか覚えてません(笑)
メアリーが、フレディに妊娠を告白して、フレディが「なんてこと?」と言ったことに対して、メアリーが怒ったことについて。
おそらく日本語訳が語弊を招いています。
フレディは、メアリーに対して「could you?」と、答えています。
これは、なんてこと?という意味だけではなく、メアリーは妊娠できたの?と言ってしまっています。
フレディが、自分達に子供ができなかった理由をメアリーのせいにしてしまい、そのことに対して、メアリーは怒ってしまったのでしょう。
一緒に見てた人も勘違いしてたので、多くの方が勘違いしていそうです。
そうだったんですね。
なんてこと?というのと妊娠できたの?だとだいぶ印象が違いますね。
なんてこと?だとフレディがショックを受けて言ったように思ったので、メアリーが激昂する理由が分かりませんでした。
確かに子供が出来なかったのを自分のせいにされたら、怒りますよねー。
大きな解釈違いが起こるので、翻訳は正確にして欲しかったです。
ですが短い台詞を日本語に訳すとなると、ぴったりというわけにも行かないのかもしれませんね。
目から鱗でした。貴重な情報、ありがとうございました( ^ω^ )