読み終わりました。
後半、ほぼ読み飛ばしましたが。
なんだか急に円周率とか数学的な話が出てきて退屈になっちゃって。
よく例え話を食べ物とか野球に例えるオジサンいますが、あれよく分からないですね~。
内容は途中まで面白くて、数ページだけのつもりが、読み耽ってしまいました。
言葉の表現と、人物心情が上手いと思いました。
ただ、読めない漢字多くて難しかったですが。
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☆主な登場人物
僕
主人公 東大生。ほとんど登場しない。冴えない感じ。
岡田
僕の隣人の同じく東大生。体格のしっかりした美男子。ある時からお玉に関心を抱くように。
末造
高利貸しの妻子持ち。ケチで、金を持ったのをいいことに、美人のお玉を手に入れる。
お常
末造の妻。ずんぐりむっくりで末造には贅沢をさせてもらったことがない。
お玉
末造に買われた別嬪の二十歳くらいの娘。父親に良い暮らしをさせるため、泣く泣く妾に。
一度、妻子持ちのお巡りに見初められ、知らずに結婚したつもりになってしまい、じさつ未遂した。
爺さん
お玉の父親。目に入れても痛くないほどお玉を溺愛。妻とはしべつ。
貧困で苦労したが、お玉を道連れには出来ないと生きてきた。
二十歳でとうが立つお玉を案じ、泣く泣く妾に出す。
一人になってからは寂しがっていたが、読書にハマる。
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最後がごちゃごちゃしてたんで、ほかの人の感想を読んで、内容が分かりました。
最後は、サバの味噌煮のせいで、お玉の岡田への告白が叶わなかったんだそうです。
僕がサバの味噌煮が嫌いだからと岡田を散歩に誘ったために、
お玉は岡田が一人じゃないから声をかけられず、岡田もお玉に僕がいるから声をかけず。
そして翌日、岡田は留学へ。
お玉は引きずりそうですね~。世界が狭いし。
岡田は未来が輝かしく、これからどんどん開けていくことに、期待に胸を踊らせていたでしょうけど。
お玉はやたら美しい表現をされていましたが、しょうもない高利貸しの妾となってしまっている。
疑問ですね!
爺さんが、たぁ坊(お玉)が嫁の貰い手がいないのは、自分がいるせいと言っていたけど、
そんだけ美しければ、既婚者だけじゃなく、堅気の独り者からだって、声かかると思うのだけど。
とにかく高利貸しの末造はウザかったです。妻であるお常が可哀想で可哀想で、
感情移入して泣きました。
よく分からない女に入れ知恵されて、妻は殴って欲しいのだ、と考えるシーンなんか、呆れました。馬鹿としか言い様がない。
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殴って欲しいのではなく、お玉と縁を切り、綺麗なべべを自分と子供に着せて、美味しい料亭に連れて行って欲しいのですよ、お常は!
末造殴りたい!
だってね、自分より圧倒的に美しい浮気相手を目撃し、自分より大事にされているのが分かり、
嬉しかった日傘もお玉へのプレゼントのついでに買ってよこされたものだとわかった悔しさ、悲しさの中でも、
機械的に家事や育児をこなしたんですよお常は。
それほどお家とクソ檀那に尽くしているのに、
醜いだの牛馬のようだの女らしくないだの醜いくせに団子頭に結ってとかざけたことを抜かしたのです末造は。
最終的に僕とお玉が知り合いになったという短い後日談で終了。
タイトルが雁なのは、雁に石を投げつけ、それでしんでしまったというエピソードがきてるみたいです。
お玉の気持ちの変化や心情がリアルで、お玉にも感情移入しました。
自分の運命を諦めることに慣れてしまっていて、諦めが早かったり。
親を想って苦しさを隠すことに自立を見出すところとか。
一番重なったのは、岡田を想って夢想するところ。
夢の中では何者も邪魔するものはないが、岡田の姿が末造に変わってしまい、夢が醒める。
お玉にとって岡田は一筋の光だったけれど、岡田にとってお玉は、ほんの少し気になる程度の存在だった。
鴎外も若い妻にゾッコンだったし、妾が何人かいたらしいですから、女性の心理にも男性の妻や妾に対する気持ちもよく描けたのでしょう。
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んー、なんだかなぁ!鴎外作品の素晴らしいところは、
世の無情に対する諦め
にあると専門家が言ってました。
今日は一日中動き回り、疲れました。
母が神宮のとき、浴衣を着せてくれることになりました。
浴衣に合わせる、かごバッグを買ってくれました。
浴衣は着ないつもりだったので、嬉しいです。
母は自分では着れないからと着ないみたいです。
私が出来ればいいのですが。今年こそ習いに行かないと。
ブランデー入のコーヒー。
琥珀の女王
という名のコーヒーです。
母がこのお花食べられるの?て言って、店員さんに笑われました(笑)
今日はラストボイトレです。
遅刻!もう疲れちゃって、今日もお話だけでいい気分。
短い間でしたが、ありがとうございました!
なんと先生、夏休みは福岡に行くそうです。女友達二人と!
博多も行くって。いいなぁ。
私もいつか行ってみたいです。
追記
あれから本物の無縁坂に行きました。
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